世界三大発明と言われるのは
- 活版印刷
- 羅針盤
- 火薬
この3つです。
この3つが発明された事で世界が大きく変わったと言われています。
世界三大発明というのは15~16世紀のヨーロッパが基準です。
起源は中国
この3つが開発されたのは中華文明です。
中国というと少しニュアンスが違うので中華文明と書きます。
活版印刷は紀元前3世紀頃の秦(しん)の時代、日本だと弥生時代に生み出されています。
木版印刷が主流だったのですが銅版を使用して高品質な文字を印刷できる事から広まったそうです。
羅針盤は11世紀の宋で開発されました。
アラビア人がヨーロッパに持ち込んだ事で発展し大航海時代のきっかけになりました。
最後に火薬です
火薬の原型は中国の秦の始皇帝が全土を統一した際に万里の長城で狼煙を上げる時に
硝石を使ったのが始まりとされています。
発明された当時は爆竹などにしか使用されていなかった。
兵器に使用されたのがモンゴル軍が使用したという記録があります。
日本の元寇でも【てつはう】という武器の存在がありました。
ヨーロッパで更に発展した結果
中華文明では取るに足らない発明だったのですが
ヨーロッパで発展した結果、世界の覇権を取るのに必要不可欠な発明になりました
活版印刷
活版印刷はドイツの金属加工職人、ヨハネス・グーテンベルク.という人物が1450年頃に活版印刷を開発しました。
中華文明では活版印刷は廃れてしまい木版印刷が主流の時期です。
中華文明で活版印刷が廃れたのは単純に漢字の文字数が多く管理しきれなかったからでしょう。
鉛と錫、アンチモンを混ぜた合金でハンコを作り文章を作れるようにしました。
活版印刷により情報の伝達が早くなった。
同じ文章を大量に量産する事で知識層に情報が素早く伝達できたからです。
新聞などにも活版印刷は使われ大量の紙を使って情報伝達を行っていた。
羅針盤
羅針盤の技術を伝えたのは諸説あり
マルコポーロと言われる説
アラブ人が伝えたという説があります。
羅針盤は中華文明からヨーロッパに伝わり
12世紀の終りころには地中海で羅針盤が使用され
ピボット(回転軸)で磁針を支える乾式羅針盤が発明された
更に32の方位を書き込んだ羅針盤が開発され大航海時代の始まりとなりました。
火薬により銃が生まれる
火薬の発展は戦争を大きく変えたと言っても過言ではない
12~13世紀、アラビアの薬学書や化学書が錬金術師によってラテン語に翻訳され
火薬の知識がヨーロッパに伝わった。
14世紀ごろから火砲の開発に乗り出す
マッチロック式(火縄式)が作られたのは諸説あり
1375年頃、ベルギーのリエージュで開発された説と
15世紀ごろにドイツで開発されたという説がある
ドイツ説が有力です。
世界三大発明で何が変わったのか?
主に変わったのが
- 活版印刷による情報伝達
- 羅針盤による正確な方位を知る事によって航海技術が発達
- 火薬と銃が生まれた事で戦争の形態も変わる
ヨーロッパが世界に植民地を増やしたのは世界三大発明があったからと言っても過言ではない
情報伝達と移動範囲、武力が向上したからヨーロッパは発達したと言ってもいい
世界四大発明は活版印刷、羅針盤、火薬、紙
世界四大発明というのもある活版印刷、羅針盤、火薬に加えて
紙
紙が人類を発展させる大発明だとされています。
実際、紙の耐用年数は長くて今のHDDとかUSBなどよりも長く保存が出来る
洋紙で100~200年の保存が可能で更に和紙は1000年、保存が可能です。
まとめ
活版印刷、羅針盤、火薬などは中華文明で開発されましたが
廃れヨーロッパで発展した事でヨーロッパは世界の覇権を取った
世界に植民地を増やしたのはこの3つの発明があったからですね
15~16世紀の世界を一変させた発明だから世界三大発明と言われているというわけです。
現代の世界三大発明はどんなものでしょうか?
19~21世紀の世界三大発明なら
- インターネット
- 石油
- 宇宙ロケット
こんな感じでしょうか?
ではでは(^ω^)ノシ
この記事もおすすめ