サイゼリヤなどにあるガラスのような見た目のグラス
プラスチックで作られているのは分かりますが
一体、どんな材質で作られているのか?
結論から言ってしまえばトライタンというプラスチックで作られたグラスを使っています。
トライタンは飲食店のグラスなどに最適なプラスチックと言えます。
トライタンとは?
トライタンは医療器具を製造しているイーストマン社が開発した合成樹脂
最新の合成樹脂「コポリエステル樹脂」の事を言います。
耐久性、耐熱性耐冷性に優れており、3Dプリンター用のフィラメントとしても注目されている。
トライタンのメリット
特徴として透明度や光沢がガラスのような見た目をしています。
耐久性にも優れており、落としても割れない
熱にも強いので食洗機で洗う事が可能です。
ビスフェノールA(BPA)やダイオキシンなどの環境ホルモン、化学物質が入っていないため、人体への影響がないので哺乳瓶や医療器具などに使われている。
ポリカーボネートやポリ塩化ビニールなどの添加物として使われるBPAが使われていないのが大きな特徴です。
落としても割れない軽いという特徴は飲食店のグラスとしてはかなり優秀ですね。
トライタンの特徴5つ
トライタンには5つの特徴があります。
- 衝撃に強く、耐久性が高い
- 人体に無害、アルコールや薬品にも使える
- ガラスのような透明度
- 優れた耐熱性耐冷性
- 軽い
1、衝撃に強く、耐久性が高い
「車で踏んでもバットで打っても割れない」という動画もあり
ポリエチレンやアクリルは金属バットで叩いたら割れてしまうけれどトライタンは柔らかいため殆どキズがつかない
2、人体に無害でアルコールや薬品に強い
殆どのプラスチックは石油から作られています。
薬品やアルコールに触れるとプラスチックは溶けてしまう。
だからプラスチックのグラスは基本的にアルコールや薬品は使用禁止。
環境ホルモンを含む化学物質を使っていないため安心ですね。
昔の学校給食ではお皿にポリカーボネート製でお皿が溶けて給食に混ざっていたのではという話がありました。
詳しく調査された結果、ポリカーボネートから溶け出す化学物質は食品衛生法の基準を大幅に下回ってたので安心してください。
3、ガラスのような透明度
透明なプラスチックというのは安っぽくなりがち
ガラスと変わらない透明度を持つトライタンならカジュアルでもフォーマルでも使えます。
安っぽく見えないからファミレスとかで使われているという訳です
4,優れた耐熱性耐冷性
トライタンは耐熱100℃耐冷-15℃なので
ホットドリンクも冷たいドリンクにも使える。
今までのプラスチックは熱に弱かったりするのが普通
だからトライタンの耐熱性は非常に便利ですね。
5,ガラスよりも軽い
ガラスのコップと比較すると半分くらいの軽さになるそうです。
飲食店だと何個もグラスを重ねたり片手で持ったトレーの上に食器を重ねたりするので
この軽さはありがたい
軽くなる事で疲れにくくなり、後片付けが楽になります。
デメリットは?
ガラスのような見た目のトライタンですがデメリットはガラス製品の良さは感じられない
いくらガラスのグラスっぽい見た目であってもガラスのグラスではない
どうしても樹脂っぽさ、安っぽさを感じてしまう事がある。
口当たりの触感も切りっぱなしというか少し気になる。
また、少し樹脂の臭いがする。
ワインなどの飲み物を入れていれば気にならない程度の臭いだけど気になる人は気になるらしい
まとめ
サイゼリヤで使われるガラスみたいなグラスはトライタン
BPAなどが使われていない安全なプラスチック素材で食器や医療器具、哺乳瓶などに使われています。
特徴は
- 衝撃に強く、耐久性が高い
- 人体に無害、アルコールや薬品にも使える
- ガラスのような透明度
- 優れた耐熱性耐冷性
- 軽い
デメリットはやはりガラスではないから少し安っぽい
飲み口が厚いなどのデメリットがあります。
耐久性が凄まじいから落としても割れないグラスとしてファミレスとかラーメン屋みたいな
飲食店では需要がありそうです。
また、キャンプやBBQなどのアウトドアに持っていく事も出来ます。
値段もそんなに高くないし小さなお子様がいるご家庭などにもぴったりですね。
ではでは(^ω^)ノシ
この記事もおすすめ
コップとカップ、グラス、ジョッキの違いって?当たり前すぎて聞けない話