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昔の自転車は前輪が大きいのはなぜ?

昔の自転車といえば前輪が異様に大きくて後輪が小さいタイプ

このタイプの自転車をペニー・ファージングと言います。

 

 

なぜこのような形をしているのでしょうか?

 

 

 

ギアとチェーンがないからこの形になった

ペニー・ファージングにはギアもチェーンもなく

前輪にペダルがついています。

だから前輪の大きさが速さや安定性に直結するというわけです。

 

 

一般的に車輪が大きい方がトルクは大きくなる。

つまりペダルを漕ぐのに大きな力が必要になる。

 

逆に車輪が小さいとトルクは小さくなるが車輪を早く回す必要がある。

 

ペニー・ファージングは前輪を大きくした方が快適に走れると考え作られた。

速さを出すために他をかなぐり捨てる設計なため低速だと不安定になり

高速で走っていると少しの段差でバランスを崩しやすい

 

また足の長さ以上の車輪は作れないためスピードに限界もあった

 

1870年~1890年に流行ったけど1990年代には廃れてしまった。

 

 

労働者階級からは邪魔者扱いされていた。

ペニー・ファージングは中流階級の人々には受け入れられたが労働者階級の人々にとっては交通の邪魔になる乗り物だった

危険性を考えればそういう感想になるのもおかしくない

 

デカいし小回りは効かないだろうから自転車の方が避けてくれる事もなさそう(個人の感想)

事故も多そうなデザインだし働いている人からすれば邪魔だよな。

 

 

 


日本ではだるま車と言われた

日本に自転車が伝わったのが江戸末期の慶応年間であったといわれ

その形から【だるま車】と呼ばれた

日本の鍛冶屋さんがこれを模倣して複製したりもしている。

 

 

1890年に宮田栄助が制作した国産第1号はダイヤモンドフレームの安全型自転車であった

だるま車よりも安全型自転車の方が普及したというわけです。

宮田栄助が勤めたいたのは宮田製作所(現:モリタ宮田工業)です。

 

 

ペニー・ファージングが廃れた理由

ペニー・ファージングが廃れた理由は簡単で

イギリスの「スターレー・アンド・サットン社(Starley & Sutton Co)」が開発したローバー安全型自転車(Rover Safety Bicycle)が登場したからだ

1885年に発売したローバー安全型自転車は我々がよく知る自転車の形をしていました。

 

 

ペダルでチェーンとギアを回して後輪が回る仕組みになっているあの自転車です。

安全型自転車と対比してペニー・ファージングはordinary(「オーディナリー型」自転車)とも呼ばれました。

 

 

 

まとめ

前輪が大きいタイプの自転車はペニー・ファージングと呼ばれ

前輪に直接、ペダルがついているため車輪を大きくしてスピードを確保していた

不安定で危険な乗り物であったため

 

次世代の自転車には安全型自転車なんて名前がついている。

日本では、だるま車と呼ばれました。

明治23年には安全型自転車を日本でも生産できるようになっていましたから

 

日本ではペニー・ファージングの普及はあまりされなかった。

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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