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【元ネタは?】アダマンタイトとオリハルコン・ミスリル・ヒヒイロカネなどファンタジー金属を調べてみた。

ゲームで見かけるアダマンタイト、オリハルコン、ミスリル、ヒヒイロカネなど

ファンタジー小説や漫画でよくあるファンタジー金属。

 

これらの元ネタを探っていこうと思う。

イマイチ互換性がないというかどういうものなのか分からなくてモヤモヤするだろうし。

 

 

アダマンタイト

アダマンタイトとはアダマントなどと呼ばれる事もあり

ダイヤモンドやその他の宝石、ある種の金属など

とんでもなく硬い物質を示す言葉らしい。

 

 

要は昔の人がとにかく硬い物質にアダマンタイトと名付けたようなもの

アダマントもダイヤモンドと同じ意味「征服されない」を意味するギリシア語

ちなみに日本語では金剛と訳される。

 

 

ギリシア神話ではティターンのクロノスが父であるウーラノスをアダマント製の鎌で去勢していたりする。

ギリシア神話由来のファンタジー金属。

 

中世ではアダマントは磁力を持つ磁石という意味も持つ。

 

 

 

 

オリハルコン

古代ギリシア語で単数対格形 ὀρείχαλκον (oreichalkon) に由来する。orihalcon, orichalcon などと綴られることもあるけど、これは日本のゲームから逆輸入されているだけ

語源は、オロス(ὄρος, oros;山)のカルコス(χαλκός, khalkos;銅)

 

古代ギリシア神話の大英雄ヘラクレスの盾にも使われている超金属。

古代ギリシアの哲学者プラントは『ティマイオス』と『クリティアス』という対話篇でアトランティス伝説とオリハルコン(オレイカルコス)の存在を綴っている。

 

 

プラトンによるとオリハルコンは武器に使われてはおらず、硬さや丈夫さよりも希少な金属として扱われていたそうです。

オリハルコンが一体なんなのかは議論があり

 

  • 真鍮(黄銅)・青銅・赤銅などの銅系合金
  • 黄銅鉱や青銅鉱などの天然の鉱石、あるいは銅そのもの
  • 琥珀
  • 石英
  • ダイヤモンド
  • 白金
  • フレスコ画用の顔料
  • アルミニウム

など議論が分かれている。

まあ、アトランティス島のものじゃしょうがない。

 

 

 

ミスリル

ミスリルという言葉が初めて登場したのは【指輪物語】J・R・R・トールキンの作品世界、中つ国に登場する金属

銀よりも輝いて鋼よりも硬い金属として登場している。

指輪物語は初版が1954年とつい最近の話です。

 

 

指輪物語では「ミスリルの産地はモリアのみ」と書かれているが別の作品『終わらざりし物語』では「ヌーメノールでも算出」とアップグレードされていた。

日本ではミスリルというとエルフが使うイメージだけど、これは指輪物語が源流だったのかドワーフとエルフが仲が悪いという設定もJ・R・R・トールキンの作品世界が原点。

 

 

ミスリルは指輪物語に登場するシンダール語(架空の言語)で

  • 灰色→ミス
  • 輝き→リル

 

灰色の輝きという意味らしい。

 

 

ヒヒイロカネ

ヒヒイロカネは日本産のファンタジー金属。

緋緋色金、日緋色金とも表記し、火廣金(ヒヒロカネ)、ヒヒイロガネ、ヒヒイロノカネとも呼称し、青生生魂(アポイタカラ)はヒヒイロカネを指すといわれる。

 

 

原料や加工技術は失われたが神武天皇以前、現在の皇室ができる前のウガヤ王朝では鉄や銅と同じように使われていた金属

古史古伝に登場する金属。

 

古史古伝とは古事記や日本書紀とは違った歴史を語る書物のこと

古事記や日本書紀は大和朝廷の都合で書かれているが古史古伝は大和朝廷以外の視点で描かれているものを言う。

 

 

 

近代だと古事記や日本書紀以前の物語を描いた竹内文書(たけうちもんじょ)

 

竹内文書は偽書なのだが、偽書と言われると嘘しか書いていない本に聞こえるけど

実際は製作者や制作時期の由来を偽っている書物。

 

 

天津教という神道系宗教団体が作った聖典に書かれている。

 

 

 

ヒヒイロカネが使われた物で有名なのは三種の神器。

特徴としては

 

  • 比重は金よりも軽い
  • ダイヤモンドよりも硬い
  • 永久不変に錆びない
  • 常温で驚異的な熱伝導率(木の葉数枚を燃料にしてお湯が沸く)
  • 太陽のように赤い金属、輝く金属
  • 触ると冷たい
  • 表面が揺らいで見える
  • 磁気を拒絶する。

 

なんじゃこりゃーと叫ぶほどチート金属。

 

 

ヒヒイロカネは現代で言うところのニッケルクロム系の金属、ステンレス鋼ではないかと言われている。

 

まとめ

ファンタジー金属の元ネタをたどると

 

  • アダマンタイト→ギリシア神話
  • オリハルコン→プラトンの『ティマイオス』と『クリティアス』という対話篇
  • ミスリル→指輪物語の架空金属
  • ヒヒイロカネ→日本の古史古伝に書かれている金属

 

オリハルコンとヒヒイロカネを同一視したりするけど、全く別の金属だと思う。

プラトンの話だと希少価値があるだけの金属っぽいし

 

アダマンタイトとはダイヤモンドでいいんじゃないか?と思うくらい特徴がない

ミスリルの元ネタは小説なので思った以上に安っぽいな

 

 

逆にヒヒイロカネだけは日本のファンタジー金属だけあって情報量がやばい

三種の神器に使われているという話もあってなかなかソソられる。

竹内文書は偽書だから確証もないしな~

 

古刀の類を調べたら混じっていそうな金属なのがすごくロマン

 

ヒヒイロカネの存在が書かれている竹内文書がマジで胡散臭くてオウム真理教が絡んでいたりして胡散臭さ100倍なのがマイナスポイント。

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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