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アメ車の車体が跳ねる改造、名前はローライダーってマジ?

アメ車の改造で車体が跳ねるようなものがある。

跳ねるというか車体が持ち上がるような改造の事ですね

 

 

アメリカの映画とかでも出てくるし都会ならそういう改造をしている人もいるみたいでたまに見かけます

 

最近の話で言えば2023年10月7日にローライダーの改造をした車が渋谷の交差点を車体を持ち上げて左折したところ

喫煙所に突っ込むという事故を起こしています。

 

 

片輪を持ち上げてるから細かい操作が出来なくてそうなったんだろうけどバカすぎる

幸い死傷者はいない

 

そんなアメ車のローライダーについて解説していこう。

 

 

 

 

ローライダーとはどういう意味ですか?

ロー(Low)という名前の通り、車高を低くするもしくは低く見せるカスタマイズをする方法

ローライダーという改造が流行ったのは1940年~1950年頃のアメリカ西海岸

 

ロサンゼルスやコンプトン、サウスセントラルやカリフォルニアなどの地域で広まりました。

当時、メキシコ移民が増え、ギャング組織が増えていた時期です。

 

安く購入できた中古車を豪華に見せるようにしたのが始まり

 

 

ローライダーの特徴

カスタムのベースになる車種はシボレーやキャデラック、ダッジといったマッスルカーが中心。

アメリカン・クラシックな車が選ばれます。

 

 

見た目で分かる改造としてド派手なカラーリングです。

ラメやフレーク、キャンデイ塗装でギラギラにしています。

 

 

車高が低いというのもローライダーの特徴

ローライダーの足回りにはハイドロと呼ばれるエアサスの一種が装着されています。

 

 

バッテリー電源の油圧ポンプをラゲッジ(カバンなどの収納スペース)に搭載してシリンダー内の油を抜いたり注入したりして車高を操作している。

バッテリーを増やすと片輪を浮かせたりできるようになる、仕組みとしては

 

 

油圧ポンプをフロント/リアで独立あるいは4輪独立で装着、バッテリーを増やすとフロントを下げてリアを上げた前のめりな格好をしたり

1ヶ所だけ車高が高くなるような歪なポーズも取れるようになる。

 

 

油圧シリンダーに装着されたバッテリーの影響でそれだけシリンダーが早く動くようになる。

油圧シリンダーが止まるとタイヤが浮いて跳ねているように見える

 

 

これを【ホッピング】と言います。

 

 

他にもフレームを低くするために切ったりホッピングに耐えられるように補強したり

 

チョップトップと呼ばれる改造では車の屋根を切って再度溶接してくっつけて車高が低く見える改造をしています。

 

 

 

 

ローライダーのホッピングとはどういう意味ですか?

ハイドロサスペンションを使って車体を大きくジャンプさせるパフォーマンスの事を言います。


タイヤのサスペンションを操作して車体が跳ねるパフォーマンスです。

派手で見ている方は楽しいですが車検には合格しなさそう。

 

 

ホットロッドとローライダーの違いは何ですか?

アメ車の改造と言えばホットロッドとローライダー

 

ローライダーはメキシコ系移民(チカーノ)が車を見せびらかすために改造したのが始まりですが

ホットロッドは白人の高所得者たちがより速い車にすべく改造したものをいう

 

ホットロッドは狭い意味では1930年代の車両をベースにして速くなるようにカスタムした車の事です。

全くの別物なのでごっちゃにならないように紹介しました。

 

 

日本での安全性と規制

日本でのローライダーやホッピングに関しては、アメリカと比べて厳しい法的規制車検基準があります。

特に、ローライダーのように車高を大幅に改造する場合や、ホッピングで車体を跳ねさせるようなカスタムは、日本の法律では多くの場合、違法改造とみなされることが多いです。

 

 

1. 車高に関する規制

日本の道路運送車両法では、車両の最低地上高が定められています。具体的には、9センチメートル未満の地上高では車検に通らない可能性が高く、低すぎる車高は道路運送法に違反することになります。

ローライダーのカスタムでは車高を極端に低く設定することが多いので、これが日本では大きな問題です。

 

 

さらに、車体をホッピングさせる仕組みであるハイドロサスペンションも、車検で厳しくチェックされるポイントの一つです。

車検に通るかどうかは、改造の内容やその後の対応次第ではありますが、多くの場合はそのままでは車検に通りません。

 

 

2. ホッピングと公道での規制

ホッピングは、車体を意図的に跳ねさせる動作であり、公道でこれを行うと道路交通法違反になる可能性があります。

特に、交通量の多い場所や狭い道路でホッピングを行うと、他の車両や歩行者に危険を及ぼすことがあるため、警察から指導や罰則を受けることがあります。

 

ホッピング自体が危険な行為と見なされるため、日本国内でこのようなパフォーマンスを公道で行うのは、実質的に禁止されていると言っても過言ではありません。

実際、2023年に渋谷で発生したローライダーの事故は、こうした危険な改造車が公道で問題を引き起こす例の一つです。

 

 

3. 車検の適合性

日本の車検では、保安基準を満たしているかどうかが厳格に審査されます。

ローライダーの改造が車検に通るかどうかは、その車両が以下のポイントに適合しているかどうかに依存します:

 

  • サスペンションの状態:改造後でも、安全に運転できるか、サスペンションや車体に過剰な負荷がかかっていないかが見られます。
  • 最低地上高:先述した通り、9センチメートル未満だと車検に通りません。
  • 電気系統やバッテリー:ハイドロポンプに使用されるバッテリーが過剰に設置されている場合、車両の安全性が疑問視されることがあります。

多くの場合、改造車は車検に適合するための一時的な修正が必要であり、これを怠ると公道を走行できなくなるリスクがあります。

4. イベントや展示会での利用

日本でもローライダー文化は根強いファンが多く、各地でローライダーショー展示会が開催されています。

これらのイベントでは、ホッピングなどのパフォーマンスも許可されているため、法律の範囲内で楽しむことができます。

 

 

まとめ

ローライダーやホッピングの改造は、日本では厳しい規制に直面します。車高や改造内容によっては、車検に通らない、もしくは道路交通法違反に問われる可能性があります。

しかし、イベントや展示会などでは合法的に楽しむことができるため、カスタムを行う場合は、こうした場での使用を考慮するのが良い選択です。

 

 

まとめ

ローライダーとは車の車高を低くして車体をギラギラになるように塗装をして

ハイドロサスペンションで車高をコントロールしたり車を跳ねさせたりできる改造の事

 

1940年~1950年代頃にアメリカの西海岸でメキシコ系移民が流行らせたカスタマイズ

車を見せびらかすという改造であり1930年代の車を速く改造したホットロッドとは別物

 

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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