ガソリン車からEV、電気自動車にシフトしようというのが世界的な流れと言われていますが
実際にEV車が日本で普及するのかといえば現状のままではNOと言えます。
- 電力不足
- インフラが足りない
- 充電に時間がかかる。
- 走行距離が短い
これらをクリアできない限り自動車の主流になる事はありません。
電力不足
単純に電気が足らない、日本は原発を止めて火力発電がメインになっていますが
火力発電の発電量ではEV車が主流になった時に全く足りない。
太陽光発電や風力発電など再エネと言われる発電方法では間に合わない。
日本でEVが主流になるとしたら原発を再稼働させるか革命的な発電システムを発明するかのどちらか
それを無視してEV車を主力として走らせるのは無謀と言えます。
火力発電のままEVを走らせる事もできますがco2の排出量は絶対に増えます。
つまり、co2の排出量を減らすという目的と合致しない。
インフラが足りない
充電スタンドが全く足りない
少なくとも充電スタンドがガソリンスタンドのように普及しないと使い物にならない。
街を走っていてすぐに見つかるくらい充電スタンドがないと話にならない。
とは言え、発電量が足りてない現状で充電スタンドを増やしても仕方ない。
充電に時間がかかる
EV車の充電時間をGoogleで検索すると
走行距離80km:約15分の充電が必要
走行距離160km:約30分の充電が必要
一般的に5分間の充電で40km走れるともいわれています。
ガソリン車の場合、給油の速度は毎分30~35リッター。
つまり乗用車であれば1〜2分で給油できる。
EV車も同じレベルを目指さないと話にならない。
今の状態でEV車が主流になったら充電スタンドの前に長蛇の列ができてしまいます。
家で充電するしかないというのは使いにくいですね。
日本と欧米では事情が違う
欧米ではEV車が普及しているようですがそれは原発による安定した電力供給があるからです。
日本で同じ事が出来るかと言えば難しいと言わざるおえない
というのも日本では東日本大震災の時に起こった原発事故のせいで一部の人たちが脱原発を主張していたりするからですね。
原発を再稼働させるには時間がかかりそうです。
それならHV車やガソリン車、ディーゼル車の性能を上げた方が効率が良い気がしますね。
コストの問題
EV車の普及において、コストの問題は無視できません。
以下に、その詳細を掘り下げてみましょう。
1. 購入価格
EV車の初期購入価格は、一般的にガソリン車よりも高額です。
例えば、同クラスのガソリン車と比較して、EV車は10%〜30%程度高くなることが多いです。
この価格差は、バッテリーやモーターなどの技術的要素に起因しており、特に高性能なバッテリーはコストが高いです。
2. バッテリー交換費用
バッテリーの寿命は通常、「8年または走行距離16万km」程度と言われています。
バッテリー交換には数十万円かかる場合があり、この費用はEV車を選ぶ際の大きな障害となります。
バッテリーの劣化は走行距離にも影響を与えるため、購入時にこの将来的なコストを考慮しなければなりません。
3. 充電コスト
充電にかかるコストも無視できません。自宅で充電する場合、電気代がかかりますし、急速充電器を使用する際はさらに高い料金が設定されることもあります。
充電コストは地域や電力会社によって異なるため、ユーザーによって大きな差が生まれます。
また、長距離移動時に充電を行う場合、予想以上にコストがかかることもあります。
4. 補助金制度
日本政府や自治体は、EV車の購入を促進するために補助金を提供しています。
これにより初期コストを軽減できる可能性がありますが、補助金の額や条件は年々変わるため、常に最新情報を確認する必要があります。
また、補助金を利用するには、特定のモデルや条件に合致する必要があるため、利用できるかどうかは事前に調べることが重要です。
5. 将来的なコストの見通し
技術の進化により、EV車のコストは将来的に下がる可能性があります。
バッテリー技術の革新や生産効率の向上により、バッテリーの価格が大幅に下がることが期待されています。
これにより、EV車そのものの価格も低下し、より多くの消費者が手に取りやすくなるでしょう。
走行距離が短い
走行距離はガソリン車と比べて短いのが現状です。
EV車オーナーさんが言うにはガソリン車の三分の一程度の走行距離で充電時間はガソリン車を給油した時の何倍もかかる。
最近ではガソリン車と変わらない距離を走れる車もありますがバッテリーは使えば使うほど使える距離が短くなる
なので1〜2年後にそのカタログスペックが保てるのかは不明。
消耗が少ないバッテリーが開発されれば変わるだろうけど。
この欠点をクリアしないと普及しない。
ガソリンは無くならない
石油を輸入して精製しているわけですが
EV車が主流になった時にガソリンはどうなるのでしょうか?
ガソリンだけを精製しないという事もできない。
工場用のガソリンなどもあるが軽油やナフサなどを精製する過程で作られてしまう。
外国に輸出すればいいのでは?と思うかもしれないけどガソリンの輸出って結構、危ないと思う。
取り扱いが難しい上に基本的に自動車がある国なら石油からガソリンを作れるだろうし
石油から重油や軽油を作る事はやめられない
そう考えるとEV車が車の主流になった時にガソリンをどうするかって問題は残りそう。
全てをEVにする必要はない
EV車はこれから発展していく分野だと思います。
しかし、全ての車がEVになるとは思えない。
というのも一つのエネルギーに頼りきりな世の中というのは不安定だからです。
ガソリンやディーゼル車、そしてEVに水素エンジンなど複数の動力機関があった方が何か起こった時に融通が効く。
例えば石油が止められた時にガソリン車は動かないけど水素エンジンの車は動くとかそういった非常時に使えるシステムがあった方がいい。
いろんな機械があった方が社会が頑丈になる気がします。
EV車よりもHV車の方がどう考えても優れていると思ってしまうのは筆者だけでしょうか?
技術革新をしていろいろな動力の車が増えていくと面白いですね。
ではでは(^ω^)ノシ
この記事もおすすめ
手持ち無沙汰な時にぴったりのデスクトイ【ハンドスピナー】口コミレビュー⇒楽しいとか楽しくないとかの次元じゃない。