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斧と鉞の違いとは?薪を割るだけなら片手で使えればどちらでも構わないけれど

日本では斧と鉞(まさかり)という区別が存在する。

どちらも英語だとアックスになるんだけど

実は使い方なども微妙に違う。

 

 

斧と鉞はごっちゃになりがちですが別の用途に使われる道具だったりします。

 

見た目の違いで言えば

 

  • 刃の幅が狭いのが斧
  • 刃の幅が広いのが鉞

 

という風に区別がつきます。

具体的にどう違うのかを解説していきましょう。

 

 

 

 

斧とは?

 

 

 

斧は木を切ったり薪を割るのに使われる道具です。

主に木材を切断するために使われる。

 

斧は柄の先に厚くて重い刃物が装着され、樹木の伐採や薪割りなどが主な役割。

片手で扱えるものから両手で操る大型の斧まで様々。

 

 

キャンプなんかで薪を割ったりするのに大活躍する道具ですね。

木を切るための斧の他に薪を割るための小さな手斧などがある。

 

 

人類が道具を使い始めた頃から使われて石器の斧とかは割りとゲームでも見かける。

特徴としては刃の形が真っすぐというか横から見ると長方形の形をしている。

 

 

 

 

動画を見ると振りかぶった時や振り下ろす時の手の位置など意外とテクニックがいるみたいです。

振り上げる時は右手をヘッドの部分に近づけ、振り下ろす時は左手に近づけるようにすると力をあまり使わずに操れるようです。

 

 

 

 

 


 

鉞(まさかり)

 

鉞も斧の一種といえる形状をしています。

 

鉞(まさかり)は斧と違って刃の形が幅広になっている。

鉞で木を切断したりする事もできるけど

斧の方が効率はいい。

 

「鉞」「刃広」「たつき」などと呼ばれる。

 

 

 

 

キャンプ道具として持っていくなら鉞でも斧でもどちらでも構わない

薪を割るくらいなら問題ないが木を切断したりするとなると効率の悪い形になっている。

 

 

斧と違って幅が広い刃のせいで柄から刃が外れやすい。

強い衝撃が加わると柄から刃が抜けるような方向で力が加わるため

 

鉞は木を切断するというよりも【はつり】に使われる

 

はつりとは削るなどの意味がある。

 

木を切断するというよりも木を丸太から側面を削って角材にするために使われる道具になる。

 

 

宮大工さんが木材を加工する時にも使う。

切断するよりも削るのが得意な工具であるらしい

 

 

 

 

 

 

斧と鉞の使い方を比較すると明らかに使い方が違う事が分かります。

斧は木を真っ二つにする事に特化しているのに対して鉞は木を削る事に適した形になっているようです。

斧と比較すると鉞は刃が薄く鋭い

 

 

斧とナタの違いとは?

キャンプで薪を割る道具といえば斧の他にナタがあります。

ナタは薪を割ったりはもちろん、刃渡りが長くヤブを払ったりするのにも使われたり

狩った動物の解体などにも使われる大きなナイフです。

 

 

剣の形をした剣鉈や長方形の形をしたもの

刃が薪を割る台にぶつからないようにストッパーがついているものもある。

 

 

 

まさかり担いだ金太郎のイメージに引っ張られがち

まさかりと言えば絵本の金太郎が担いでいるイメージだけど

あの鉞はどちらかと言えば戦斧です。

 

大鉞と言って鎌倉時代くらいから使われている武器になります。

鉞には大きな斧という俗称があり

 

デカい斧を鉞と読んだりするなので昔の浮世絵には

 

 

とにかくデカい斧を鉞と呼んだりするのでごっちゃになりますね

現代のホームセンターなどで販売している鉞は工具としての鉞だけになります。

戦斧は販売していても舞台用の偽物になりますね。

 

 

まとめ

 

斧と鉞の違い

 

  • 斧・・・・大きな木を真っ二つにしたり木を切り倒すのに使う、薪を割ったりもする
  • 鉞・・・・大工道具として使う、薪も割れるがどちらかと言えば木材を削る方が得意
  • 金太郎が担いでいる鉞・・・戦斧の事、大きな斧を鉞と呼んだりするのでややこしい

 

斧と鉞は全く別の用途に使うもの

キャンプで薪割りをするくらいなら気にならない違いかもしれませんが

本格的に木を切ったりする場合は不便だったりするから要注意。

 

 

金太郎が担いでいる鉞は戦斧で大きな斧を大鉞と呼んだりする。

 

この辺を知らないと勘違いが加速する。

浮世絵を見れば分かると思うけど明らかに形が違う。

 

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

 

 


 

 


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