ニワトリは首を前後に振りながら歩いていますが
あれってなんのためでしょうか?
実はあれには理由があって頭が動かないようにしているそうです。
まずはYou Tube動画を見てほしい
お兄さんとお姉さんがニワトリを持って体を動かすけど首が動いて頭を固定しています。
左右に振っても上下に揺らしても頭の位置を変えないようにしています。
なぜ、そんな事をするのか?
首を動かすのは頭を固定するため?
動画を見て分かる通り首を動かすのは頭を動かないようにするためです。
なぜ、そのように進化したのかと言うと周りをよく見るためです。
ニワトリの目は眼球運動ができないためよく見るためには首を動かして頭を固定する事が必要になります。
ニワトリは足がそこまで速くないし、飛べないわけだからいち早く危険を察知する必要がある
また、脳が小さいため頭も良くないだから危険を素早く察知するために
頭を常に固定し広い視界を確保する必要があるというわけです。
ニワトリの目は視野が広い
ニワトリの視野は広い頭の側面についているため
人間と比較するとかなり視界は広い
敵を警戒する必要がある哺乳類は目が側面についています。
左右で別々のものを見ているわけです。
鳥の首の動きは?
ニワトリに限らず鳩なんかも首を振りながら歩くけど
細かく分析するとこういう動きになります。
- 首を伸ばして頭を静止。
- 頭の位置を固定した状態で首を縮め、体を引き寄せるように前へ進める。
- 首を伸ばして頭を静止。
- 頭の位置を固定して体を前へ進める。
この1~4の動きを繰り返しているわけです。
首振りというのは頭部の固定と突き出しの繰返しからなる運動
あれは眼球運動の代わりです。
人間は周囲の景色を見る時、眼球を動かせば周囲が見えます
しかし、鳥は頭蓋骨に対して目が大きくて人間のような眼球運動ができません。
だから頭を固定するために首を動かし周囲の景色を安定した映像として網膜に送る事ができます。
例えば自転車の買い物カゴへ鶏(にわとり)を入れて走るとニワトリは首を振り始めます。
これは首を振る事で周囲の景色をしっかり見て警戒しているのです
つまり首を前後に振るのは頭を固定して周囲をしっかり確認しながら前に進んでいたからというわけです。
自分が立ち止まっている時でも自転車などに乗っていれば周囲を警戒するために首を動かして周りを見ているというわけです。
首を振る鳥の共通点
ニワトリ以外にもキジ、セキレイ、ハトなどは首を振りながら歩く
共通点はどの鳥も歩きながら足下に落ちている食べものを見つけて食べる習性の鳥である。
ユリカモメは餌を探す時だけ首を振って歩く習性がある。
実は首を振りながら歩いているのは餌を探しているのだ。
首を振りながら周囲をよく見て餌を探しているから独特の歩き方になる。
人間で言えば眼球をキョロキョロ動かして食べ物があったら採取というのを
ニワトリなどの鳥は首を動かしながら頭を固定する事で同じ事をしているというわけです。
飛んでいる時は首を振らない事から近くのもを見るために首を動かしているのではないでしょうか?
ニワトリの首振りを参考にした車がある。
メルセデス・ベンツがオンエアを始めたテレビCM
新型のSクラスに搭載されたサスペンションシステムをアピールしているそうです。
サスペンションシステム「Magic Body Control」はニワトリの首振りを参考にして車が路面から得る衝撃を吸収して安定した走りができるんだとか
なかなかユニークなCMですね。
まとめ
ニワトリが首を動かしているのは頭を固定して視界を安定させるため
ニワトリの目は眼球運動ができないから首が眼球運動の代わりに動くというわけです。
ニワトリ以外にも鳩、キジ、セキレイ、などは首を動かす
歩きながら首を動かすのは餌を探しているからです。
割りと近くのもを見るために首を動かしているのかもしれません
ではでは(^ω^)ノシ
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