唐辛子と言えば辛い調味料として有名ですが
実は鳥と唐辛子は面白い関係にあるのをご存知ですか?
唐辛子はカプサイシンという辛味成分が豊富で食べると辛いため
野菜というよりは調味料、スパイスとして重宝されています。
唐辛子を食べるもの好きは人間と鳥くらいなものです。
唐辛子はなぜ辛い?
唐辛子がなぜカプサイシンをたっぷり含んでいるのかと言えば主に
- 防虫のため
- カビが繁殖しないため
という2点がある。
虫に食われたりカビが繁殖しないようにカプサイシンを蓄えて辛くしていた
カプサイシンの受容体を持つのは哺乳類や昆虫。
哺乳類も実を食べなくなってしまったが種を守る事には成功している感じ
特定の生物にだけ食べてもらう事で数を増やそうと考えました。
それが鳥です。
鳥はカプサイシンを感じていない?
鳥は平気で唐辛子を食べます
鳥の受容体はカプサイシンに反応しないため
唐辛子を平気で食べる事ができる
もちろんあまり感じないだけで個体によっては唐辛子を食べない鳥もいるとか
食べ物を噛み砕かずに食べる鳥類だけに食べさせるというのが唐辛子の生存戦略というわけです。
カラスや鳩は人間よりも味覚が3倍くらい鋭いと言われているのでカプサイシンを感じるそうです。
とは言え普通に激辛料理の残飯を食べている動画とかもYouTubeにあるので一概には言えません
鳥はカプサイシンを感じないから唐辛子はカプサイシンを蓄えたのかカプサイシンを含んだものがたまたま生き残ったのかは分かりませんが
奇跡的にそういう関係になったのなら面白いですね。
なぜ唐辛子は鳥に実を食べさせるのか?
哺乳類は実をよく噛んで飲み込むため種も消化してしまいます
鳥は基本、丸呑みで実を食べるため種が消化されずに残る可能性が高い
更に鳥は飛行能力があるので遠くまで種を運んでくれる可能性がある
だから鳥だけに実を食べさせるという戦略を唐辛子は選んだというわけです。
まとめ
鳥はカプサイシンを感じる受容体がない
そのため平気で辛いものを食べられるそうです。
唐辛子は種を消化してしまう哺乳類を避け、鳥類に食べさせる事で広範囲に種を撒く事に成功したというわけです。
誤算だったのは人間とかいう毒というか辛味を好む変態生物に目をつけられた事ですね
ではでは(^ω^)ノシ
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