かなり衝撃的だったのですが、ダイヤモンドよりも硬い物質があるという話を聞いて驚愕しました。
まだまだ、世界には未知の物質があるって事ですね。
ダイヤモンドはモース硬度10で最も硬い鉱物でした。
モース硬度は修正されて現在ではダイヤモンドがモース硬度15
現在では理論上、ダイヤモンドを上回る物質が存在するそうです。
ロンズデーライト
ロンズデーライトは隕石が地球に衝突した際の巨大な熱と圧力によって
隕石中のグラファイト(黒鉛・石墨)の構造が変化し生成される
六方晶系の結晶構造をもつ炭素の同素体
その結晶構造から六方晶ダイヤモンドとも呼ばれる。
六方晶のダイヤモンドといった感じ。
自然界で見つかるロンズデーライトはモース硬度7〜8なんだけどそれは不純物が入ってるからで純度100%のロンズデーライトはダイヤモンドの58%も硬い。
人工的にロンズデーライトを作るのは難しいみたいです。
グラファイトに高温、高圧をかけても人工ダイヤモンドになる確率が高いだろうし
一応、オーストラリア国立大学でナノサイズのロンズデーライト結晶を作る事に成功したそうです。
ナノサイズだから8000℃の高温が必要なところ400℃で済んだ。
実用化されたりはまだしていない。
ウルツァイト窒化ホウ素
ロンズデーライトよりも硬いのがウルツァイト窒化ホウ素です。
ウルツァイト窒化ホウ素は窒素とホウ素に高温、高圧をかける事で生まれる結晶。
結晶構造は六方晶でロンズデーライトと同じ。
ウルツ鉱型の窒化ホウ素とも呼ばれています。
ちなみにウルツァイト窒化ホウ素が硬いのは圧力が加わった時に原子間の結合が一部だけど90度回転して緊張を逃すようになっています。
ロンズデーライトと違ってこちらは工作機械のバイト(切削工具)として使われている。
ウルツァイト窒化ホウ素を粉末にした物や成形したものが使われる。
ファインセラミックスとして使われています。
というか材料はかなりありふれている感じ。窒素とホウ素を使って作れるから
量産しやすい。
現在地球上で一番硬く、実用化されている中で一番、硬い
カルビン(コンピューターのシュミレーション)
シュミレーションながら一番硬い物質だと言われているのがカルビン。
ウルツァイト窒化ホウ素よりも硬いと言われているのがカルビン。
2013年10月9日に”地球上で最も硬い物質”が決定しました。
米Rice大学の物理学者Boris Yakobson氏らのチームは9日(現地時間)、「カルビン」という物質がこの世で最も固いものであるということを発見したと発表した。
カルビンは、炭素原子を鎖状に繋げたもので、厚みが原子1個分ということで、同じく炭素原子で構成されるシート状のグラフェン、チューブ状のナノチューブと違い、“1次元的物質”とYakobson氏は表現している。
なんとダイヤモンドの3倍の硬さがあるとか。
19世紀から理論的に存在すると考えられ、圧縮したグラファイトや惑星間のチリに少量含まれていた。
実験の結果、この世で一番硬い物質ではないかと言われている。
90度に撚ると磁性半導体になったりエネルギーを蓄え、常温で安定するという都合の良い物質。
カルビンはまだ量産できる技術がない
核パスタ(コンピューターのシュミレーション)
理論上あるかもしれないと言われている物質が核パスタ
天文学者が「自らの重力で崩壊した星が小さくて密な中性子星の中で物質がパスタ料理のように絡んでいるかもしれない」という考えがあったとのこと。
人類が知っている中性子星の状態をコンピューターに入力してシュミレーションした結果
この世で一番、硬い物質であるという結論になった。
馬鹿げた硬さで「核パスタ」を粉砕するには、鉄粉を粉砕するのに必要な力の約100億倍が必要という結果も出ました。
まとめ
人類が手に入れられる中で一番、硬い物質はダイヤモンドではなく
ウルツァイト窒化ホウ素です。
カルビンや核パスタなどの存在も気になるところだけど
まだ、シュミレーションの段階で不確か。
核パスタに関しては空想の産物で人類が手にしたわけじゃない。
となるとまだ、空想の段階とも言える。
ただ、10年後~50年後になるともう分からない。
今の所は核パスタなんかは小説のネタにしかならない。
ウルツァイト窒化ホウ素は地球上で手に入りやすい窒素とホウ素を高温・高圧を加えて作るため
技術があれば必ず作れる量産しやすい物質なのがすごいところ。。
なろう系小説とかのチートネタに使えそうな雑学でした。
ではでは(^ω^)ノシ
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