日本では秋の味覚として有名な松茸ですが海外ではあまり人気のある食べ物ではありません。
中国などでは普通の食用キノコと言った感じです
日本では「香り松茸、味しめじ」なんて言葉があるくらい愛されているキノコです。
日本人が好んで食べている松茸ですが実際はどうなのでしょうか?
松茸がとれる国はどこ
松茸が取れる国は日本の他に
- 中国
- 北朝鮮
- 大韓民国
- カナダ
- アメリカ合衆国
- トルコ
- メキシコ
- モロッコ
- ブータン
- ウクライナ
- タイ
- スウェーデン
- フィンランド
結構、いろいろな国で取れるキノコのようです。
日本人だけが松茸が好きなのは面白い
ヨーロッパだとトリュフが珍重されますが日本だと松茸が人気
逆に日本ではトリュフは取れるけど、日本人の好みに合わなかったから和食などで使われない。
まあ、文化の違いでしょうか?
ブータンなどから松茸が輸入されているそうです。
海外では食べられていない
松茸は海外では食べられていないそうです。
香りが嫌われる要因なんだとか
食べられていないというか日本ほど愛されてはいない
食べる国もあれば食べない国もある、良くも悪くもどこにでもある食用キノコって扱い。
油で炒めたりすると香りが飛びやすいから筋張ったキノコが残るだけと言われたらそれまでなのですが
松茸は日本人が好きな大豆の香りに似ているそうです。
その香りが海外では苦手というか嫌われる原因なんだとか
香り成分の正体
松茸の香りは
- マツタケオール
- ケイ皮酸メチル
2つの成分が日本人の好きな松茸独特の香りを出している
しかし、海外では
- 革靴にこもった臭気
- 軍人の靴下の臭い
- 数ヶ月間風呂に入っていない不潔な人の臭い
めちゃくちゃ臭いというキノコという扱い
学名のTricholoma nauseosumはラテン語で「吐き気 (nausea)」という意味にキシメジ(きのこの一種)という単語をくっつけたものになっています。
嫌われる原因はプルースト現象では?
「プルースト現象」の影響かもしれませんね
プルースト現象というのは特定の香りがそれに関係する記憶を呼び起こす現象の事です。
香りを嗅いだ時に記憶の中で似た香りと紐づいてしまうという現象
そう考えると日本人は松茸の香りを大豆や醤油の香りと似ていると感じていたのに対して
外国人は軍人の靴下という風に別のものと紐づいた結果
好き嫌いが分かれたという事でしょう。
外国人でも醤油が好きな人は松茸の香りも好きになるかもしれませんね
まとめ
海外では松茸が食べられてこなかった。
理由としては松茸の香りが嫌いだったから
日本人の場合、大豆の香りに似ているため好まれた
現代では醤油や和食も広く普及したから昔よりも松茸が苦手という人は減ったと思う
プルースト現象の影響で醤油の香りと軍人の靴下に分かれるのは面白い
嗅覚というのは歴史というか文化によって変わるというか好きな香りと嫌いな香りが分かれるのは面白い
ちなみにトリュフはニンニクと香りが似ているようです。
伝統的な和食にニンニクは使われないからトリュフも使われない
こう考えると食文化と嗅覚は密接な関係があって面白いかも
ではでは(^ω^)ノシ
この記事もおすすめ
サンタクロース、 名前の由来とは?聖ニコラスがなんでそうなった?