サラダ油は何から出来ているかというと、首をかしげる人は結構いるかもしれません。
というのもごま油や紅花油、オリーブオイルや椿油など
原材料がそのまま名前になっている事が多い
それに比べてサラダ油って? サラダにかけるからサラダ油なのか?
サラダってなんのなのさ!
と気になりだしたらきりがないような事が気になるお年頃の@kesuikemayakuです。
サラダ油の正体とは?
サラダ油という名称の油は日本独自のもので低温状態で固まらないように精製された油。
日本農業規格(JAS)によって定められています。JASが決めた原材料とJASが認めた工場でしか作ることが出来ない
サラダ油の基準は
- 低温の条件下で一定時間放置しても凝固したり白濁しない油であること(0℃の温度で5.5時間清澄であること)
なおかつ2種類以上の油がブレンドされた混合油を言います。
動物性の油、牛脂やラードを思い浮かべてもらえば分かると思いますが
油は冷えると固まります。
これではドレッシングに使う油としては失格。
もちろん、牛脂とかラードみたいな固まり方はしないけど
ザラザラした感触が舌に残るようになってしまう。
そうならないように油を精製しブレンドしたものがサラダ油
サラダのドレッシングやマヨネーズを作る原材料としても優秀。
つまりサラダ油は2種類以上の油を混ぜて冷えても結晶が出来てザラザラしないように精製した混合油になります。
サラダ油に使われる油
サラダ油に使われる油は主に
- 油菜(あぶらな)、菜種とも呼ぶ
- 綿実(めんじつ)
- 大豆
- ごま
- サンフラワー(紅花)
- ひまわり
- とうもろこし
- 米(米ぬか)
- ブドウ
大豆なたね油とか大豆コーン油とかサラダ油にはいろいろなブレンドがあるけど
味は大体同じ、大豆油とかなたね油単品よりも癖がない。
この中からブレンドしていれば3種類目はこの中のものじゃなくてもいいみたいです。
オリーブオイルとかも混ぜられている事があるけど、精製されているから味は変わらんと思う。
JASの規格をクリアしていれば後はどんなアレンジをしてもいいみたいでいろいろなバリエーションがある。
特徴
サラダ油とはとにかく徹底的に精製するため風味やクセなんかも無くなっている。
例えば、ごま油なんかは強い香りと味が特徴だと思いますが
サラダ油はそういったクセや香りを徹底的に除去してあり
悪く言えば個性がない、良く言えば使いやすい油になります。
どんな料理にも使える万能選手と言った感じ。
大量生産が前提
大量生産が前提なので安い、大豆や菜種なんかを使って作ります。
ブレンドするから大量に収穫できる作物から絞ったほうが効率的。
なのでたくさん収穫できる、大豆や菜種、綿実なんかは重宝される。
オリーブオイルとか高級品、普通の作物は種から油を絞るんだけど
オリーブオイルは実がついた状態で絞っても油が取れる。
優秀な油なんだけど日本では高級品だからサラダ油には使われない。
とにかく安い材料でいっぱい作るのをコンセプトにした油だよな~
まとめ
サラダ油は2種類以上の油を混合した油です。
油菜、大豆、ごま、綿実、紅花、ひまわり、とうもろこし、米、ブドウなど
種を砕いて油を絞り、ブレンドして精製します。
その過程で風味や香りは吹っ飛んでしまう。
冷蔵庫で冷やしても固まらない白濁しないように作った油。
現在では油を絞ったり精製する機械も性能がよくなっているので
ごま油やなたね油が固まったり、白濁したりはしないんだけど
クセのないサラダ油がいらないというわけじゃないので今でも作られている。
香味油とかマー油を作るにも余計な味がついていない方が楽ちん。
クセがなく優秀な植物性の混合油、それが日本のサラダ油というわけです。
ではでは(^ω^)ノシ
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