納豆の容器が発泡スチロールなのはなぜでしょうか?
やはり便利だったりコスパの良さが関係しているのでしょうか?
納豆の容器についていろいろ調べてみました。
何気なく食べている納豆ですが納豆にも歴史ありという事です。
戦前までは納豆の引き売りとかもあってそこでは量り売りをしていたなんて話を祖父から聞いた事があります。
トッピングとかも一緒に売ってたそうですよ。
スーパーで納豆を販売するようになってからでしょうね納豆がパックで売られるようになったのは。
納豆の容器に歴史あり
納豆は弥生時代に大豆が日本に入ってきた時からあったという説もあったり
「寺納豆」「塩辛納豆」の元祖である、大豆を使った鼓(し) という食べ物も、紀元前100年ごろにはあったという記録があります。
塩辛納豆は唐から伝わったという話もあります。
他にも軍馬のいる小屋で煮豆を放置していたら納豆になったとか諸説あります。
個人的には弥生時代から納豆はあったと思います。
弥生時代の家屋なんてワラばっかりだったんだから、煮た豆がワラとくっついて発酵する可能性は高いだろうし
納豆は現代でもワラに包んで販売されているものもあります。
納豆は煮豆をワラで包んでおいておけば結構、簡単に作れます。
なので初期の納豆はワラに包んで発酵させたものを販売していました。
納豆売りは発泡スチロールが誕生するまでワラで包んだ納豆を販売していました。
大正期には経木(きょうぎ)や竹の皮で包まれた納豆の容器で販売されました。
納豆を経木(きょうぎ)と呼ばれる薄い紙のような木の板に包んで販売していました。
今でも高級な納豆に使われていたりします。
発泡スチロールや紙パックがメジャーになる前に悲しい事件が起こっていたりします。
1953年3月のこと。千葉県のある納豆業者が稲わらがねずみの糞尿で汚れていることに気づかないまま、充分な消毒もせずに納豆を製造してしまったのだ。
サルモネラ菌などに汚染された納豆を食べて150人以上が被害にあい、3人が命を落とした。
そういう事件があり稲わらで納豆を作るのは忌避されるようになったという中で発泡スチロールのパックが産まれた。
発泡スチロールの容器に入った物が販売されるようになったのは
昭和37年(1962年)頃、発泡ポリスチレンシート(PSP)容器になりました。
現在主流の、「共蓋PSP容器(本体と蓋を同質とし、蓋に通気孔をあけたもの)」は昭和50年(1975年)です。
まとめると
納豆の容器は
- ワラに包む
- 経木に包む
- 発泡スチロール
発泡スチロールの容器は大量生産に向いている。
ワラや経木などは発泡スチロールと比べるとコストがかかる
ワラは納豆だけじゃなくて家畜の飼料にしたり堆肥にしたり使い道は多い
経木は現在、作りてが少なく一般的じゃない
発泡スチロールは大量生産に向いているため使いやすく
弾力が豆を潰しさないし適度な凸凹があるため納豆がくっついて取りにくいという事もない。
工場で生産する時は水につけた大豆を煮て納豆菌をつけてパックに詰めて発酵させます。
経木やワラでもいいのかもしれませんが大量生産、製造ラインで生産すると考えると発泡スチロールの容器が使い勝手がいいですね。
更に言えば衛生面もよく、ワラのようにねずみが入り込んだりもしないだろうし
食べやすいというのも理由では?
パックの納豆はフタを開けてフィルムを取って辛子を入れてかき混ぜ、タレを入れてかき混ぜと小鉢などがいらない
納豆を食べるのいちいち皿を出す必要がないのは便利
いろいろトッピングしたり、卵を入れたりする時は流石に小鉢が必要だけど
後、ワラよりも圧倒的に後始末が楽
納豆をワラの中から取り出す時にワラがボロボロしたりしない。
他のツルツルしたビニール袋みたいな包装でも食べにくい
納豆についてるフィルムで納豆の全てを包んでいると考えるとかなり取り出しにくいですよね。
かき混ぜるのも大変そう。
まとめ
納豆が発泡スチロールに入るようになったのは大量生産しやすさと食べやすさを追求した結果だと言えます。
今でも高級納豆にワラや経木が使われていたりしますが
たいていは発泡スチロールのパックが一般的になっている。
いろいろ利便性を追求するとそうなるよな~
という感じ日本では弥生時代~奈良時代くらいから産まれたと言われる納豆
容器、一つとってもいろいろな工夫があって今日があるというのは調べていて面白い
稲わらが汚染されていたという事件も発泡スチロールパックの納豆が産まれたきっかけになっているよな。
ではでは(^ω^)ノシ
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