鼻呼吸をしていると片方の穴が常に塞がっているような感じがしますよね?
筆者も子供の頃はその感覚がいやで四苦八苦した記憶があります。
ですが片方の鼻の穴で呼吸するのが正常なんだとか
8割の人が鼻呼吸は片方の穴でしかできない。
個人差はあるけど、両方の穴から同じ量の空気を吸う事はない。
鼻呼吸は片方でしかできない
鼻呼吸は片方の穴でしかできません。
数時間おきに空気が通る穴が切り替わるように出来ています。
交代性鼻閉と呼ばれる現象でほとんどの人がそう。
一般的に8割の人が交代性鼻閉であると言われています。
片方でしか鼻呼吸できない理由
鼻の穴の奥には鼻甲介というものがあり
粘膜に覆われたヒダで数時間おきに膨らんだり縮んだりして鼻の穴を塞ぎます。
自律神経によって制御されており
鼻呼吸の切り替えは交代性鼻閉と呼ばれています。
通常2〜3時間で左右が入れ替わるそうです。
治し方はない
治すも何もこれは正常な動きなので治しようがない
片方だけでしか鼻呼吸できないと何となく息苦しい感じもするけど
鼻詰まりが原因だったりするかもしれませんね。
確認方法
どちらの鼻で呼吸しているかを確認するのは簡単で
鼻の穴を片方、塞いでゆっくり息を鼻から吐く
鼻の穴が塞がっているなら空気が出にくい
鼻の穴を塞いでいるが完全に塞いでいるわけじゃない
塞がっていない穴を抑えたなら普通に呼吸できる
人間の体は常に片方を休ませているというか効率よく呼吸するための機能
なぜ、片側を閉じるのか?
交代性鼻閉が起こるのは二つの理由がある
- 呼吸の負担を軽減する
- 匂いを感じやすくするため
呼吸の負担を軽減する
両方の穴からいっぺんに空気を吸うのは負担が大きい
乾燥した冬の空気を両方の鼻の穴で吸った場合
空気がいっぺんに気管に入る事になります。
気管には「線毛」という毛が生えており、空気に含まれる粒子を絡めとってくれます。
しかし、線毛が乾燥すると粒子を絡めとる力が弱まります。
片方の穴を閉じる事で気管に入る空気を制限する事で空気の吸い込みが緩やかになりいっぺんに空気が気管に入るのを防いでいます。
匂いを感じやすくするため
鼻で匂いの感じるのは空気中の物質が鼻の奥にある受容体に触れたからです。
匂いの物質には受容体と
- くっつきやすい
- くっつきにくい
ものがあって匂いを感じにくい場合がある。
同じ速さで空気を吸うと匂いを感じにくくなる。
というのもくっつきにくい物質は受容体とくっつかないからだ
受容体がくっつきにくい物質を感じるために空気の流れが緩やかな片側が必要になるというわけです。
まとめ
鼻呼吸が片方でしかできないのはなぜか?
それは
交代性鼻閉の働きによるもの
空気の吸い込みを不均衡にする事で
- 呼吸の負担を軽減する
- 匂いを感じやすくするため
というメリットがあり片方が空気を吸い込みづらくなるというのは人間の仕様なので
心配しなくても大丈夫です。
鼻呼吸が苦手だと感じる場合は他に原因があるかもしれませんね
ではでは(^ω^)ノシ
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