お茶漬けにあられが入っているのはなぜか?
ふりかけにはあられが入っていないので
ふりかけとは違った狙いがあるのかもしれません。
永谷園のお茶漬けに入っているあられは
永谷園創業者の永谷嘉男が、京都ではお茶づけを参考にしたと言われています。
京都のお茶漬けにはかき餅が入っていた
お茶漬けと言えば京都というイメージがありますね
「ぶぶ漬けでもどうどす?」のイメージがあるように思います。
ぶぶというのは宮廷言葉でお湯を意味したそうです。
基本的に京都の人はおしゃれで食べ物は質素にして節約していた事から
ご飯粒を残さずに食べるために白湯をそそいで食べていたそうです。
あられ、かき餅が具材としていられたという話もあります。
それを基に永谷嘉男氏が考案したとされています。
もう一つの理由が
乾燥材の代わり
お茶漬けの海苔や調味粉が湿気るのを防ぐ効果があります。
永谷園のお茶漬けはふりかけと違って調味粉が水で湿気ると風味を損なうし良くない
永谷園のお茶漬けは発売当時はパッケージングの技術が拙いために
中身が湿気る事のを防ぐ苦肉の策と言えます。
今は完全密封できるけど当時は袋を完全密封するいい技術がなかったそうで
乾燥材の代わりとして入っていたあられですが、歯ざわりもいいので完全密封が出来るようになっても残っているというわけです。
雑学
お茶漬けに関する雑学を紹介していきます。
お茶漬け 何が入ってる?
お茶漬け海苔は、海苔、あられ、抹茶、塩、砂糖などの調味料と非常にシンプルに作られています。
殆ど味付けを変えていないと言われておりそれでいて、長年愛されるのはすごいですね。
お茶漬けの素 何かける?
お茶漬けの素にはお茶ではなくお湯をかけるのがおすすめ
それぞれのメーカーで独自に風味をつけているので純粋な味を楽しむなら
お茶よりもお湯をかけて食べましょう。
お茶漬けの日の由来は?
『お茶漬けの日』は、その永谷宗七郎の偉業をたたえ、命日の5月17日に制定しました。
なぜお茶漬けというのか?
元々はご飯におかずをのっけてお茶をかけて食べる料理だからです。
炊いたご飯にお湯や水をかけて食べるという風習はかなり昔からあったと思われます。
ヘタしたら縄文時代や弥生時代からあったかもしれません。
平安時代(794~1185年)には源氏物語や枕草子、今昔物語などに湯漬けや水飯が登場しています。
現代のお茶漬けにつながるのは江戸時代
商家の使用人などが仕事の合間に食事をするので素早く食事を取るためにお茶漬けを食べるようになったと言われています。
当時はご飯に漬け物だけという食事内容だったのでご飯に漬け物をのせてお茶をかけて食べたというわけです。
お茶漬け屋も登場し手軽に食べられる食べ物として定着したというわけです。
江戸後期になると厳選した水やお茶を使ったお茶漬け、具材も梅干しや魚、佃煮などを使ったものも増えたそうです。
お茶漬け永谷園いつから?
1952年に登場した「永谷園のお茶づけ」。 1956年に商標登録してから大きなリニューアルもなく
歌舞伎をイメージした「黄・赤・黒・緑」の縞模様が特徴
2012年に永谷園のお茶漬けは60周年を迎えた。
まとめ
お茶漬けの素にあられが入っているのは
- 京都のぶぶ漬けに使われていたのを参考にした
- あられは乾燥材の代わり
という二つのメリットがある。
発売当初はパッケージを密封できなかったから苦肉の策で入れたのかもしれないけど
意外とファンが多くて今日まで残っているというわけです。
お茶漬け自体は簡単に作れるし日本でもかなり歴史は古いみたいです。
ではでは(^ω^)ノシ
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