憲法改正議論の中で憲法9条に自衛隊が盛り込まれるといずれ戦争になる!
という主張があるのですが首を傾げざるおえない。
何故なら9条の1項には侵略戦争の禁止をうたっているからです。
自衛隊の存在を書き加えただけ、憲法9条第2項を削除しても戦争は起きない。
いずれ戦争になるかもしれないという危機感は憲法がドンドン変わってしまう事を懸念してだと思います。
侵略戦争をしない理由
憲法9条が改正されても侵略戦争をしない理由としては
- お金持ちである。
- 他国に友好国が多い。
- そもそも、第二次世界大戦後の世界は侵略戦争を許さない
お金があるし、売ってくれる相手もいる。
戦争をする理由は古来から食べ物や土地、技術や資源、お金の奪い合いです。
現在の日本はこの全てを満たしている。
他国と険悪になっていないし、お金持ちだから何でも輸入できる
だから憲法9条が守られている。
もしこれが明日の水や食料が確保できない国民が多くてなりふり構っていられない状況になれば武器を持って他国から奪うしかないわけです。
憲法があるから戦争しないのではなく経済が豊かで外交が上手くいってるから戦争しないだけです。
そもそも、下手に侵略戦争なんて始めたら多国籍軍と戦う事になる。
どんなに強大な軍隊があっても世界を敵に回して勝てるかと言えば勝てない。
経済制裁されて兵糧攻めの中、複数の軍隊と戦闘するなんて正気じゃない。
憲法9条を守る会のロジック
憲法9条を守る会でしたっけ?
駅前とかで演説していますが憲法9条に自衛隊を明記すると戦争が起こる!
この理屈がめちゃくちゃ
そもそも、憲法9条の第1項が削除されない限り侵略戦争はできないわけです。
それを無視して話しているから憲法9条を少しでも変えると自衛隊員が狂って暴れだすみたいなニュアンスに思えてならない。
「戦争しない」と「戦争できない」は天と地ほど違うのに
今の憲法がかなり曲解されていて侵略戦争が出来ないだけじゃなくて
防衛戦争や制裁戦争まで禁止していると主張しているから改正する必要がある。
憲法9条に自衛隊を明記するのはむしろ、侵略戦争ではなく防衛戦をするため。
自衛隊を軍隊と認めて専守防衛を止める事が日本の防衛力強化になる。
更に言えば憲法改正すると徴兵制が復活するなんて事を主張するわけですが
はっきり言ってあり得ない時代遅れな発想。
徴兵制が有効なのはランドパワー(陸軍)であり日本の防衛に必要なのはシーパワー(海軍)
素人に毛が生えた程度では逆に足手まとい。
全く防衛できない
はっきり言って領空侵犯や領海侵犯に対応出来ていない。
密漁を捕まえたり、領空侵犯してきた他国の戦闘機に対して銃弾を撃ち込めない。
それが問題になっている。
例えるなら自分の家に泥棒が入ってきて好き放題、庭を荒らしているけど手が出せない状況。
家人が傷ついたり殺されたりしなければ戦えないという状況。
警察がそんなんだったら大変でしょ?
自衛隊はまさにそういう状況。
実際に密漁されていて日本の宝石珊瑚が盗まれている。
これは以前、別の記事で書きましたのでそちらを読んでください。
憲法9条を改正しようというのは日本が豊かで他国から狙われる可能性があるからです。
もし仮に日本が貧乏で何の資源もない荒地にある国だったら憲法9条を改正する必要はない。
侵略戦争したいなら改正議論をするだろうけど
誰も欲しがらない土地だから誰も攻めてこない。
令和元年(2019年)の日本は豊かな自然と美味しい食べ物、最先端の技術と長年培われた伝統文化があり、侵略者から見たら宝石箱のような国になっています。
だからこそ防衛力を拡充する必要がある。
というか現在の憲法では防衛力が張子の虎になってしまう。
日本が侵略されないのはアメリカがいるから
日本を侵略するというのはアメリカ軍と戦うに等しい。
というのも日本全国にアメリカ軍基地があります。
更に言えば集団的自衛権の行使もするだろうし
問題なのは憲法改正する前にアメリカ軍を撤退させようとする勢力がいる事。
自衛隊を縛りアメリカ軍を撤退させようとする勢力へ明確に日本の敵です。
憲法9条を守る会もはっきり言って日本の敵ですね。
アメリカに頼り切りでは駄目、自国を防衛する軍隊が自由に動けるようにするなんてのは基本中の基本。
まとめ
日本は憲法9条を改正したからと言って戦争したりはしない。
何故なら理由がないからです。
お金持ちだし、外交も上手くいってるから欲しい物は手に入る。
憲法9条改正は侵略戦争がしたいからというよりは自衛隊の活動を規制しているからそれを排除して防衛力を高めたいという狙いがある。
ぶっちゃけ、侵略とか植民地支配とか前時代的だし、利益にもならない。
ではでは(^ω^)ノシ
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