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【スーツ】アメリカとイギリス 、イタリアのディテールの違いって?

皆さんはご存知でしょうか?

スーツが国によってスタイルが少しずつ違うということを。

 

 

スーツの本場は

  • イギリス
  • イタリア
  • アメリカ

3カ国が代表的です。

 

国よってスーツのスタイルも微妙に異なっています。

 

この記事ではスーツの国別で特徴を紹介しようと思います。

 

 

 

3つの源流

スーツと言っても基本の形があり3つの源流があります。

その3つというのが

  • イギリス系
  • イタリア系
  • アメリカ系

とあります。

 

それではスーツの基本形を順番に紹介します。

 

 

イギリスの基本形

スーツの原型はモーニングという形

フロックコートから進化していって今のスーツになったのは別の記事で書いたので割愛します

 

モーニングといえば結婚式で新郎や新郎新婦のお父様が着られているものなんですが

 

後ろの方が膝上まである長いジャケットの事です。

そこから改良されて乗馬がしやすい形になって

19~20世紀初頭には前と後ろの差寸が少ないジャケットの形になりました。

 

イギリススーツの特徴は肩パッドの入り方です。

ビルドアップショルダーやコンケープショルダーといいまして

 

 

肩パッドがしっかり入っていて、肩先が上に上がっているのが

ブリティッシュスタイルの特徴となります

 

 

またシェイプドルックと呼ばれる程、ウエストラインのシェイプラインがきつくしっかりと絞られたデザインで胸板が強調されていて

 

ジャケットの着丈はやや長めでウエストラインが高いのが特徴です。

 

ジャケットの腰ポケットの上にチェンジポケットやスラントポケットといったデザインもあります。

 

 

重厚感や男らしいスタイルがブリティッシュスーツの形だと思います。

 

イギリスの有名なスーツブランドは

  • ダンヒル
  • ハケットロンドン
  • マッキントッシュ
  • アクアスキュータム

などがあります。

 

 

 

 

イタリアスーツの基本形

イタリアのスーツは、イギリスやフランスの影響を受けつつ

イタリアの気候と芸術性を併せ持ったのがイタリアのスタイルです

 

 

イタリアは北部ミラノと南部ナポリで、スタイルが少し違います

 

北部のミラノスタイルは、イタリアンスーツの中でも

かっちりとしたシルエットが特徴

 

張りのあるスクエアショルダーにウエストを引き締めた仕立てで、ブリティッシュスタイルに近い感じがあります。

 

 

イタリアンスーツとイギリススーツの魅力を併せ持ったスタイルです。

 

一方、南部のナポリスタイルの特徴としては

軽く柔らかい仕立てであることと、柔らかめの生地が使用され、

着心地が良く軽く羽織れるのが「ナポリスーツ」ですね

 

 

世界的にもイタリアのスーツと言えば【ナポリ】と言われるほど評価が高い

 

ミラノよりもナポリスタイルの方が好きという人は多い

 

 

イタリアスーツの特徴としては

肩のラインがイギリスのスーツと比べて

ナチュラルな感じと、パッドも薄く

 

仕立ては、パットや毛芯けじんを共に薄くしており軽さやソフト感を重視しています。

 

 

ウエストのラインも適度なシェイプラインとウエストシェイプ位置は低めとなりました

 

Vゾーンが深いと縦長効果があるため、見た目もスッキリするという利点があります。

 

 

イタリアスーツの有名ブランドは

  • ゼニア
  • ロロ・ピアーナ
  • ブリオーニ
  • キートン

などがあります。

 

 

アメリカの基本形

イギリスの影響を受けた上で、アメリカ人的な合理性を取り込んだのがアメリカのスタイルです。

 

 

合理性と生産性の国、アメリカを示すようにイギリスと比較すると

ナチュラルで着やすさ重視なところが特徴ではないでしょうか?

 

 

アメリカ人は体格が良い人が多いので、様々な体型を包み込むためにも、ゆったりとしたシルエットになるのも自然な流れというものです。

 

楽に着やすいスーツを求めていることから

ブルックスブラザーズから1901年にサックスーツと呼ばれる

砂袋というか大きな袋みたいなスーツが出来ました

 

 

イギリスと全く違う、【寸胴】なシルエットですね

 

アメリカスーツの特徴としては

 

ウエストが絞られていないボックスシルエット

ドロップショルダーと言う肩がナチュラルな作りのものと

パンツもやや太めでウエストの絞りを作るダーツを入れない

 

包み込むスタイルが特徴的です。

 

アメリカらしい

 

着る人を選ばない

誰でも着やすい

 

というところが非常にらしいと感じてしまいます。

 

アメリカスーツの有名ブランドは

 

  • ブルックスブラザーズ
  • トムフォード
  • ポール・スチュアート
  • ポロ・ラルフローレン

などがあります

 

 

まとめ

3つのスタイルをまとめると

 

  • イギリス・・・重厚感があり男らしいシルエットを意識
  • イタリア・・・柔らかく軽く羽織れる
  • アメリカ・・・誰でも着やすい、包み込むような着心地

 

イギリスで生まれたスーツでも国によってかなり違うみたいですね

イタリア系のスーツはちょっと心惹かれてしまいますね

 

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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