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味覚地図は嘘?論文の引用がクソ過ぎて、小学生でもおかしいと思う話になってたwww

味覚地図という概念をご存知だろうか?
人間の舌は食べ物が触れた部分で味の感じ方が変わるというものだ。

一見するとあり得そうに思うがこれは違う事が化学的に証明されている。

 

 

 

そもそも味覚というのは美味しいとか美味しくないの判断はもちろんだけど毒を判別する機能もあるわけで味の感じ方が微妙に違うというのは不合理。

もちろん個人差があるものなんだろうけど

 

 

味覚地図のように決まった場所に味を感じる味蕾が集中する訳じゃない。

どうも書かれた論文が誤読された結果。

 

変な引用のされ方をしてインパクトの強い味覚地図が一人歩きしてしまったという印象。

 

 

 

味覚地図とは?

舌の先で甘味を特に感じるなど舌の特定の場所で味を感知しているという考え方

舌先で甘味、そのちょっと後ろは塩味など

食べ物の味は、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の5つの基本味に分類され渋みや辛味は仕組みが異なるので味覚地図には書かれない。

 

 

 

口の中で食べ物をよく噛む、咀嚼すると食品の成分やイオンが溶け出す。

その化学物質(味物質)が舌にある「味蕾」で感知されると味として感じられる。

味蕾というのは舌の表面にあるザラザラした突起のこと

 

 

 

味蕾に味物質が当たると電気信号になって脳に伝わり塩味、苦味、甘味などとして感じられる。

味覚地図というのは甘味は舌の先端、苦味は舌の奥など異なる領域で味を感じるのだという説が信憑性を持っていた。

味覚地図は1901年に発表された論文がもとになってできた説である

 

 

1901年にダーフィト・ヘーニッヒが論文を発表した。

しかし、その論文では舌全体にあらゆる味を感じる事ができると注記した上で

 

 

ほんのわずかに舌の感覚が鋭い部分があるのではないかという事です。

 

 

 

 

論文が間違っていたわけじゃなくて間違った解釈で査読されてしまった。

この論文の面白いところ、甘味は舌先で感じるとかインパクトがある味覚地図の方が引用され続け誤解されたというわけだ。

 

 

どうやら元々ドイツ語の難しい単語、専門用語満載の論文を翻訳する中で翻訳ミスが起きたり

きちんと理解できる読者が少なかったために誤解されてしまった。

 

 

味蕾は全ての基本味を感知できる。

味覚地図とか言われても実感としてどこでも同じように味を感じるし味覚に偏りはないように感じる人の方が多いだろう。

例えば緑茶を口に含んで舌先でも苦味を感じるし舌の奥でも苦味を感じるからな〜

 

 

というよりも食事をする時に意識すれば秒でバレるというかおかしいと思う記述だろうこれ。

 

 

 

舌にある領域で味を感じているわけじゃない

味覚地図のような一定の場所でしか味を感知できないというのは嘘で

実際のところ、基本味を感じる味蕾は満遍なく配置されているが特別、感知しやすい領域があるのかは不明

 

 

というのも味覚についてはまだ分かっていない事も多いのか味覚の差異についての研究というのは行われています。

 

実際にネットで調べれば論文は出てくる

2010年の論文があったのでこちらを貼っておきます。

 

 

特別、味の感受性が高い場所を調べたという論文です。

 

女性、男性問わず、体調によって味覚が鋭くなったり鈍くなったりするものだから

難しいところですね。

 

 

まとめ

味覚地図が嘘というか元ネタになった1901年のダーフィト・ヘーニッヒが発表した論文。

これが他の論文、ドイツ語から英語に翻訳されたりする中でアホな引用のされ方をされただけで

 

 

味覚地図というのはあるけど、舌で感じる味の感知能力がほんのわずか鋭い部分があるかもしれない

という論文が味を感じる領域があってそれが集中しているみたいな誤解につながるのは本当にクソとしか言えない

 

 

結論、味覚地図というのはあるけれど

 

 

ほんのわずかに味覚が鋭い部分があるかもしれないという論文であり。

舌先で甘味を感じて舌の奥で苦味を感じるとかいう食事をした事がある人間なら秒でバレる嘘ではないという事です。

 

 

ダーフィト・ヘーニッヒさんも不本意だったと思います。

というかマジでこれおかしいと思わなかったのか?

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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