ヤクザとマフィア、ギャングの違いって何?と思ったわけです。
どれもこれも暴力団、暴力組織、非合法組織なのは分かっていますが
何故、呼び方が違うのか?
詳しく調べて行きたいと思います。
最近、龍が如く極み2の実況動画にハマる@kesuikemayakuです。
その中で「あいつらは韓国のマフィアだ」みたいなやり取りがあって
マフィアってイタリア系移民が作った組織じゃなかったっけ?と疑問に思ってしまいました。
もしかしたら雑な判別をしているのではなかろうか?
日本ではヤクザと言われる暴力団のみなさんだけれど、海外ではジャパニーズマフィアと呼ばれているんじゃないだろうか?
ついでに葬式帰りの黒スーツ集団を外国人が見かけるとあまりの黒さにマフィアと間違えるらしいwww
ヤクザとは
ヤクザというのは日本の博徒、ギャンブラーが集まって組織化した集団。
つまり、賭場に屯っていた連中が集まって活動を始めたという話。
ヤクザを【893】と表現したりするけどこれは
【花札】で行う【おいちょかぶ】という遊びに由来している。
花札にそれぞれ、何月かを表しています。
おいちょかぶは2枚の花札の月を足して【9】に近い人が勝ちという日本版ブラックジャック。
そのおいちょかぶで最強の手は一の位が「9(カブ)」。最弱は「0」です。このうち手札が「8」、「9」、「3」の場合は、それぞれ図柄が「ススキ」「菊」「桜」と派手だが、
3枚の合計は「20」と最弱となることから、「見た目は派手だが、中身は何の役にも立たないもの」を「八九三物(やくざもの)」というようになりました。
そこで、当時の賭場を仕切っていた連中は、見た目は入れ墨をしていて派手だが、まっとうな道を踏み外した連中であることから、この連中を「ヤクザ」というようになりました。
もう一つの説は歌舞伎のような派手な装いから【ヤクシャ】のようだと言っていたら【やくざ】になまってしまったという説もあります。
主な仕事(シノギ)は
- みかじめ料の徴収(場所代、守料、挨拶料など)
- 美人局
- 麻薬密売
- 賭博
- 民事介入暴力
- 行政対象暴力
- 企業対象暴力
地上げやら闇金の回収なんかもヤクザがやっている印象。
ヤクザというのは平安時代から使われている名前で日本独特のもの、非合法組織で暴対法とかもある。
マフィアと違って【堅気(かたぎ)】とは関わらない印象がある。
ヤクザとマフィア、ギャングの大きな違いはヤクザはあくまで自分で仕事をして上納金、会費を払う事で組織に籍を置いています。
マフィアやギャングのように幹部が仕事を割り振るという話ではないというのが大きな違い。
マフィアとは
イタリアのシチリア島を起源とする組織犯罪集団である。
19世紀から恐喝や暴力により勢力を拡大し、1992年段階では186グループ(マフィアのグループは「ファミリー」と呼ばれる)・約4000人の構成員がいる
マフィアはイタリア国内ではナポリを拠点にするカモッラ、
カラブリア州を拠点とするヌドランゲタ、
プッリャ州を拠点とするサクラ・コローナ・ウニータ(英語版)とは区別されており、四大犯罪組織と称されている。
マフィアの一部は19世紀末より20世紀初頭にアメリカ合衆国に移民し、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコなど大都市部を中心に勢力を拡大した。
1992年段階でアメリカ全土には27ファミリー・2000人の構成員がおり、ニューヨークを拠点とするものはコーサ・ノストラと、シカゴを拠点とするものはシカゴ・アウトフィットとも呼ぶ。
組織犯罪集団の代名詞的存在であるため、他民族もしくは他地域の犯罪組織も「マフィア」と呼ばれることがある。
また、市場における匿名の投機筋を「金融マフィア」などと呼ぶなど比喩的に使用される場合もある。
またマスメディアにおいて、メンバーシップが限定的で排他的かつ強力な団結力を持つ組織を「~マフィア」と形容することがある。 類似組織が日本の暴力団である。
暴力団は特定される個人を頂点とする擬制の家族であるのに対し、マフィアはファミリーと称されるものの、その指導者は特定個人に限られず、
特に近年のアメリカではほとんどのマフィアが複数人数による集団指導体制をしいています。
マフィアの仕事は主に麻薬の密売、殺人及び暗殺、密輸、密造、共謀、恐喝及び強要、みかじめ料(縄張り地域で営業する店舗から喝取する占有料)徴収、高利貸しなどの犯罪と、不動産業など合法的なものである。
本来はイタリア系の犯罪組織の名前なんだけど有名になりすぎて日本では海外の犯罪組織全般を【マフィア】と総称するようになった。
中国の暴力団は黒社会、黒道と中国人に呼ばれているんだけど、日本では全てマフィアと呼んでいる感じですね。
ギャングとは
ギャングは「暴力的な犯罪集団」を意味する。アメリカの禁酒法時代に、暴力的犯罪者集団を特に「ギャング」と呼ぶようになり、以降現代で使われる暴力的犯罪集団の意味が強くなった。
イギリスでは政府の連絡網と地域コミュニティの結束力、犯罪者への社会的な報復が徹底しているため組織が成立しづらいがリチャードソンやクレイ兄弟、大列車強盗団が知られている
アメリカでは若者の不良という意味でギャングという場合が多い。
ギャングとは単純にいうと暴力的犯罪集団です。
かつては強盗などを常習的に犯す集団を指していましたが、
近年ではアメリカにおいては主に貧しい家庭で育った少年らが出身コミュニティ単位で結成している。
大人になったらマフィアに加わります。
日本のヤクザもチンピラなら広義の意味でギャングスタに分類される感じ、日本で言うとチーマ、とか暴走族がヤクザになる感じで
ギャングだった若者がマフィアになる事も珍しくないらしい。
カルテルとは?
よく映画などで麻薬カルテルなんて名前が登場するがカルテルとは?
カルテルは、独占的な利益を得るために、複数の企業や組織が合意して価格設定や生産量の調整を行う不正な行為を指します。
通常、カルテルに参加する企業は市場における競争を排除するために、価格を高く設定し、生産量を制限しています。
これにより、カルテルに参加する企業は、市場シェアを拡大し、高い利益を得ることができます。
カルテルは、多くの国で違法行為とされています。
カルテルに加担する企業は法的な罰則を受ける可能性があり、またカルテルによる市場の歪みは消費者に悪影響を与えるため、反トラスト法に基づいて取り締まられます。
カルテルといのは複数の組織が利益を独占するために結託している状態をいうわけです。
マフィアやギャングなどが協力して価格設定や生産量を調整して利益を独占する行為がカルテルと言います。
まとめ
名称は違えどやっている事は非合法な行為ばかり
麻薬の取引やみかじめ料などいろいろな犯罪行為で稼いでいる集団という事で間違いない
ヤクザは暴対法でかなり弱体化してるけどまだまだ絶滅したわけじゃない。
ヤクザのシノギは組織的な仕事というではなく個人や組単位でそれぞれ仕事をしているというのがマフィアと大きく違う。
現代ではその手法もさまざまだと思いますが
まとめると
- ヤクザ・・・日本独自の呼び方、外国人から見たらマフィアと変わらない
- マフィア・・・元々はイタリア系犯罪組織、日本では海外の非合法組織全般を呼称する時に使う。
- ギャング・・・いわゆる不良、日本で言えば半グレ、チーマーや暴走族、海外の場合は麻薬取引をしていたりするので危険度は、マフィアと変わらない
- カルテル・・・複数の組織が利益を独占するために価格設定や生産量の調整を行う不正な行為
こんな感じで考えて大丈夫だと思います。
ただやっている事があんまり変わんないのはやっぱり非合法で儲かる仕事ってのは限られるって事なのか?
それともメジャーな仕事がああいう感じになっているだけなのか?
知らない方がいい仕事もあるんだろうな~
どちらにしろ一般ピーポな@kesuikemayaku としては関わらないのが一番だと思いますね。
ただ昔と違ってヤクザがヤクザらしくないから見分けがつかないけど。
日雇いのおじさんだってド派手な刺青を彫ってたりするし。
ヤクザとかマフィアはある程度、仕事ができるような奴は貫禄があって落ち着いてるからな〜
典型的なチンピラならよく分かるんだけど。
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