当サイトはアフィリエイト広告を使用しています 日記

勝つよりも負けない事が重要と言われる理由

勝つよりも負けない戦い方が大事と言われますがどういう事でしょうか?

負けない戦い方というのはズバリ一発逆転を狙わないという事です。

 

勝とうとして一か八かの判断をするというのは博打であって賢くはない。

 

 

スポーツなら何がなんでも勝ちに行く、短い時間の勝負であれば相手を疲労させてミスを誘う戦略

しかし、社会において負けない戦い方が重要というのはスポーツと違って長丁場で堅実に実績を積み上げた人が勝つからです。

 

 

そもそも、相手もいないから勝ち負けですらない場合がある。

投資なんかは市場の動きに焦って一喜一憂するよりも計画的に淡々と取り引きをする人が強かったりします。

 

 

負けないというのは心構えであり、普段からの備えをするという事。

 

勝とうと思うのは相手がいるから成立する気持ちであり普段から継続できるものじゃない。

 

 

 

勝ち負けの定義

勝ち負けについてはスポーツのように明確なものはありません。

コンペをして企画が選ばれたとか選ばれなかったとか相手がいるなら勝ち負けが成立するけど

 

 

ルーティンワークの場合は自分との戦いになりがち自分に勝つよりも自分に負けないという心構えが必要。

生き死にが関わる戦いであるなら勝ち負け、基準は簡単で

 

  • 勝つ=生き残る
  • 負け=死亡

 

つまり、戦争の勝ち負けにおいて生き残れば相手を打ち倒さずとも勝ち

 

 

勝ちに行くという基準で勝ち負けを決めるとしたら

  • 勝つ=相手の戦闘不能状態(殺害or負傷)
  • 負け=死亡

 

こうやって考えると勝ちに行くという思考だと勝利条件のハードルがかなり高くなっている。

 

現代社会において勝ち負けというのはどうでしょうか?

 

  • 勝ち=仕事の成功
  • 負け=破産

 

なのでしょうか?

 

 

 

生存競争においての負けない戦い方

肉食動物から草食動物が逃げるのはどうしてなのか?

テレビのドキュメンタリーなんかだと草食動物が一矢報いて肉食動物を撃退するなんて場面がありますが非常にレアケース、なぜ草食動物は逃げに徹するのか?

 

 

それは負けないためです。

 

 

草食動物にとって生き延びる事が勝利であり猛獣を打ち倒す事に意味はない

肉食動物を殺しても肉が食えるわけじゃないし怪我でもしようものなら次のハンターからは逃げられない。

 

 

つまり、勝つ事にあんまり意味がない。

 

 

生き延びる事だけを意識したら逃げる事が最善になる。

勝とうすればミスする可能性も高くなるというわけだ。

 

 

目的達成を勝利とした時に相手より優位に立つ必要はない。

 

 

最悪なのは次の勝負ができない事

人間の場合、社会で活動する中で勝とうすると失敗する事が多い。

逆に負けないように立ち回ると上手くいく。

 

 

社会で活動する中で負けという概念があるとするなら

次の勝負ができない状態になる事です。

 

 

例えば、会社を倒産させる時に借金がデカくて次の起業ができないとか

金融商品の取り引き、株とかFXなどで資金繰りに失敗して次の取り引きができない状態。

 

 

破産してホームレス になってしまいお金を稼ぐのが困難になるなど

社会的に再起不能状態になる事が負けた状態だと定義します。

 

 

失敗した結果、次のアクションが取れない状態になる事を負けと考えるなら

 

 

長期的なものの見方をしている人が上手くいくという事になります。

 

 

モチベーションを維持する

勝つためのモチベーションというのは勝った後は持続しにくい。

 

勝った直後がピークでありそこから気持ちを維持できない。

 

 

負けないという心構えならば勝っても気持ちの維持がしやすい。

 

 

勝つという行為に主眼をおいてないから勝つ事が目標達成ではないので集中が切れない。

 

負けないというのは戦い続けるという意味であり

勝とうとするのは一点集中である事が多い

 

似て非なるものというか使い分けの世界なのかもしれません。

 

 

勝つ、勝とうとする気持ちは相手ありきですが負けないという心構えは自分自身にも使える。

 

 

 

具体的な戦略とは?

孫子の兵法を読み解くと負けない戦いの具体例が書かれています。

 

それを紹介します。

負けないために4つのルールがあります。

 

勝算の高い状態で戦う。

闇雲に戦っても勝てない。

勝算があって初めて勝負をする。

 

孫子は、「算多きは勝ち、算少なきは勝たず。況んや算無きに於いてをや」

 

つまり、準備や作戦をしっかりする事が大事だと言うことです。

 

綿密な作戦や準備、戦略をあらかじめ用意しておくべし

 

孫子曰く「勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む」

 

 

勝つ方は勝負の前からある程度、見通しが出来ているのに対して負ける方は戦い初めてからどうやって勝つのか考える。

 

 

何を考えているか分からない立ち位置で待て

孫子は、「将軍の事は、静かにして以て幽く 、正しくして以て治まる」

 

と説いています。

人前では常に冷静で公正な判断ができ、思考は誰よりも深く、他人にはうかがいしれない。

 

 

野心を持ち常日頃から上昇志向をむき出しにしていると敵も増えやすいし、ペラペラと野心を語っているようでは足元をすくわれる。

 

 

あの人の考えている事はよく分からない事が多いが後から振り返ると正しい事が多い

 

みたいな立ち位置が最適

 

更に孫子は「始めは処女の如くにして、敵人、戸を開くや、後は脱兎の如くす。」

 

と説いています。

最初はしおらしくしておいて相手が隙を見せたら一気に攻める事が大事というわけです。

 

 

自分だけで頑張らず、優秀な人に任せる

自分だけで頑張らず、苦手分野は優秀な人に任せるというのが負けないために必要。

 

孫子は諜報活動の重要さを説いています。

 

孫子は、「惟だ明主・賢将のみ、能く上智を以て間者と為して、必ず大功を成す」

 

優れた王や将軍は優秀な人間を間諜(スパイ)として使いさまざまな情報を得る事で大成功を収めると孫子は言います。

 

 

優秀な人と協力して様々な技術や情報を手に入れる事が勝利につながるというわけです。

 

 

10年〜20年先で戦う場所を決める

今すぐ勝てるとは限らない。

ならば長期戦に持ち込み自分が勝てるタイミングで戦いを仕掛ける。

 

 

スポーツで例えるならプロスポーツ選手であっても引退して10〜20年も経てばアマチュアの選手でも勝てる可能性が出てくるみたいな話。

 

 

もしくは10年もすれば自分の知識も多くなって専門家になっている。

20年もすれば第一人者になっているかもしれません。

 

 

なので再起不能になるような大敗をせずに苦渋を舐めながらも耐える事が大事になる。

 

追記:スポーツの勝ち負けとは違う

スポーツというのは同じルールで勝ち負けが明確

だから勝ちを求めやすい

 

 

社会では明確な勝ち負けが存在しない事が多い

例えば商売で利益を出す事は勝ち負けなのか?

一方的に自分だけ利益を出せば勝ちなのか?

 

 

そもそも対戦相手が何人いるかも分からない

どんな理由で競争に参加したのかも不明

戦力は不均衡である場合が多い

 

 

大きな成功よりも致命的なミスをしない事が重要になるわけです。

 

 

 

まとめ

勝つよりも負けない事が大事というのは

負けないという心構えは入念な準備や作戦につながります。

 

勝とうとする気持ちというのは実際のところ相手がいない状態で湧き上がりにくい感情。

 

普段から負けないように戦略を練る事が大事なんだと思います。

 

スポーツだと準備って言っても道具を揃えたり敵チームの分析、練習くらいしかないけど、ビジネスとかになると入念な準備と作戦がある企業は強いですよね。

 

ではでは(^ω^)ノシ

この記事もおすすめ

巧遅は拙速に如かずは孫子の言葉じゃない?

 

 

 

ユダヤ人の格言一覧、現代でも使える言葉!

 

 

男女平等の考え方!男女比とかではなく根本的な問題を考察

 

 

 

 

 

 

 

-日記
-, , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,