チキン南蛮のとか南蛮漬けと言われるように料理に南蛮がつく料理がいくつかあります。
では、南蛮とはいったいどんな意味があるのでしょうか?
チキン南蛮の南蛮について深掘りしていこうと思います。
「南蛮」の意味と由来は
チキン南蛮の南蛮は元々、戦国時代にポルトガル人がした時に見かけた彼らの保存食が由来
唐辛子入りの甘酢に食材を漬けた食材があってそれを真似たのが始まり
唐辛子+甘酢の組み合わせをしたものは【南蛮】という名称がつく
スペイン料理のエスカベッシュが起源とされています。
魚肉などのから揚げを酢漬けにした料理でマリネの一種です。
ただ、辛味野菜であるネギを使ったものも南蛮と言われる。
カレー南蛮などは鴨南蛮の派生でありネギを使った料理を南蛮と呼ぶこともある。
そば屋において南蛮はネギを意味するそうです。
諸説ありますが南蛮人たちは健康保持のために長ネギを好んでいたからそう呼ぶようになったとか。
室町時代から江戸時代までタイやインドシナなど南海諸国を巡って日本に入ってくる人や物を南蛮と称した事が原因
南蛮という言葉自体はかなり古く、古代中国において南蛮は【四周の異民族に対する蔑称】です。
まとめると
- チキン南蛮の南蛮はポルトガル人が持ち込んだ唐辛子+甘酢を使って食品を漬けていたのにインスパイアやされたもの
- 南蛮人が好んだ長ねぎを使った料理を南蛮と呼んだ。
- 南海諸島を巡って日本にやってきた物や人を【南蛮】と称した
- 中華文明では【四周の異民族に対する蔑称】として使われた
チキン南蛮はいつ頃作られた?
チキン南蛮が発明されたのは最近の話で昭和30年代に宮崎県延岡市内の洋食店「ロンドン」で、賄い料理として出されたのが始まり
当時は「鶏から揚げ甘酢漬け」と呼ばれていたがタルタルソースが使われ、サラダがついたりと現在の形になった。
チキン南蛮は宮崎県の発祥と言われているのもそのため
本場のチキン南蛮はむね肉が使われる事が多い、またタルタルソースを使わないチキン南蛮なんかも食べれるお店がある。
宮崎県の郷土料理と言われていますが一般化しすぎていピンとこないですね。
唐揚げとチキン南蛮の違い
唐揚げとチキン南蛮の違いは調理法にあります。
本場のチキン南蛮は小麦粉をつけた後に溶き卵を鶏肉に漬けてから油であげます
唐揚げは小麦粉、もしくは片栗粉につけてから油で揚げます
チキン南蛮の鶏肉はしっとりとした口当たりになっています。
唐揚げ専門店などで提供されるチキン南蛮は唐揚げと同じ作り方だったりするので
唐揚げと同じようにサクサクとした食感があったりする。
南蛮料理一覧
南蛮料理にはいろいろな種類があります
- チキン南蛮
- 南蛮漬け・・・・唐辛子と甘酢で漬けたもの小アジが一般的だが種類はたくさんある
- 鴨南蛮・・・・・鴨肉を使った蕎麦もしくはうどん、長ネギが入っている
- カレー南蛮・・・鴨肉は使わず鶏肉が使われている。カレーと汁の相性が抜群
まとめ
チキン南蛮の南蛮は【唐辛子と甘酢に漬けた料理】という意味です
スペイン料理のエスカベッシュが起源
チキン南蛮は昭和30年代に宮崎県で誕生した料理
南蛮漬けっぽい味付けだからチキン南蛮になったというわけです。
ややこしいのはそば屋とかだと南蛮ってつく料理は長ネギを使った料理になる。
これが非常にややこしいですね
チキン南蛮自体、唐揚げとは違う作り方なんだけど、最近だと唐揚げと同じ作り方でタルタルソースをかけた料理をチキン南蛮と呼んでたりする。
やはり、本場じゃないとしっとり系のチキン南蛮は食べられないのかも?
ではでは(^ω^)ノシ
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