日本を英語でジャパンと呼ぶのは何故なのか?
その原因は1人の男が原因である。
東方見聞録で有名なマルコポーロだ。
東方見聞録とは、イタリアの商人であったマルコ・ポーロが記したとされる旅行記です。 1271年から1295年まで、およそ24年をかけてアジアを巡った旅がまとめられています。
ヨーロッパでは日本なんて全く認知もされてなかったのだろうという事が分かる。
時代を考えればそういうものだと納得もできるって感じですが
現代の感覚とはだいぶ違うからな~
又聞きが原因
マルコ・ポーロがアジア諸国の様子を紹介した東方見聞録では日本はCipanguと紹介されています。
なぜ、Cipanguと紹介されたかというと
マルコ・ポーロは日本の地を踏んだわけではなく
日本を遠目から見ただけらしい
もしくは当時の中国、元(げん)の人から話を聞いただけというものだ
この島は何ていうのか?
みたいな事を元の人に聞いて
「あれは日本(ジーペン)だ」
「なるほど、ジパング」
という事らしい。
当時の読み方だと日本はジーペンとかズーペンと呼ばれていた。
ジーペンが訛ってジパングになりそれがヨーロッパに伝わった時にジャパンとなった
というわけだ。
マルコ・ポーロが日本人に話を聞いたら
少なくとも【に】【ほ】【ん】の発音が使われた言葉になっただろう。
外国の言葉を正確に発音するのは難しいし日本にもそういう言葉が結構あるから責められない
中国語と日本語って全く違う発音になるからな~質が悪い事に中国は王朝が変わると民族も変わったりして
漢字の読み方が変わったりする。
日本で音読みが多い漢字があるのはそのため
ちなみに今の中国語で日本は【Rìběn】で日本人は【Rìběn rén】
空耳でジーパンって聞こえる気がするレベル
オランダやポルトガル語では?
戦国時代や江戸時代に深い関わりがあったオランダやポルトガルでは
日本人をヤーパン、日本の事をヤポンとかヤパンと呼ぶ
こちらの方が日本人も納得できる呼び方だと思う。
少なくともジャパンよりは日本語に近い発音。
実際に関わった国と又聞きの国では正確に名前が伝わらないという違いは面白い
【にほん】と【にっぽん】
次に気になるのが【にほん】と【にっぽん】どっちが正式な名称なのかという事
これに関しては2009年に日本政府がどちらでも良いという事を発表しているので
どちらでも良い日常会話だと【にほん】と【にっぽん】ってよく聞く
応援とかリズムをつける時は【にっぽん】の言いやすさときたら
日本の呼び方っていろいろありますからね
日ノ本とか大和なんかもそうだし、【にほん】と【にっぽん】は漢字も同じだから
今でも英語でジャパンと表記される理由
Japanと今でも表記されるのは
幕末の江戸幕府と大日本帝国と現代日本が、英語表記での正式な国号を「Japan」と決めたからです
英語表記の国号を江戸幕府がジャパンにしたのがきっかけというのは面白い
正しい発音でにほんと発音させなかったのは当時の力関係もあるのかもしれませんね。(個人の感想)
まとめ
英語で日本をジャパンと呼ぶのはマルコポーロが中国の人に国名を聞いてそれを東方見聞録で紹介したから
日本と関わりのなかった国はジャパンとかジャポンになった。
日本と貿易をしていたポルトガルとかオランダではヤポンとかヤパンになっているから
根本的に又聞きが原因なんですよね
しかもややこしいのが中国って王朝が変わると支配階級の民族も変わってしまうから
漢字の読み方も地味に変更されたりする。
だから中国が原因だと分かりづらい
ではでは(^ω^)ノシ
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