男子トイレは青色の看板、女子トイレは赤色の看板というのが日本では定着しています。
そのせいか男性を表す時に青色を使い、女性を表す時は赤とかピンクを使ったりします。
こういう固定概念みたいなのがいつごろ生まれたのかを紹介していこうと思います。
日本で男子は青、女子が赤と定着した理由
トイレマークが色分けされたのは1964年開催の東京オリンピックの時です。
グラフィックデザイナーの道吉剛さんが提案したものだそうです。
なぜ、そういう色分けをしたのかと言うと たまたま見かけたアメリカの男の子と女の子
男の子は青色の服を着ていて女の子は赤色を着ていた。
これは「万国共通なんじゃないか?」と思い案を出すと賛成されたため
それからトイレのマークはピクトグラムを使って男子は青、女子が赤という色になった。
ちなみに海外では色よりも形で判別してるらしく、トイレマークの色を入れ替えても間違える人は少ないが
日本人は色で判断しているから間違える人が多いという実験結果があるそうです。
そういうわけでかなり適当に決められた色なので特に気にする事でもない
ジェンダーレスだなんだと言って固定概念をぶっ壊そうとするからややこしいだけで色を決めた経緯を考えると、
どうでも良くなりそうですね。
欧米では?男女の色分け起源はヨーロッパ
18世紀のヨーロッパが男女の色分けをした起源と言われています。
日本のトイレマークはアメリカの男の子と女の子の服で決めた
では、欧米ではどうだったかと言うと 赤はイエス・キリストが流した血を象徴する色で
貴族が好んで身につけていたと言われています。
ナポレオンの肖像画とかも赤色のマントを身につけていたりヨーロッパ貴族の自画像をGoogleで検索しても
赤い衣装を着ていたり、どこかに赤色の意匠を身につけている。
産業革命の時、貴族への反発心から
産業革命が起こると衣服の染色技術が上がり、庶民もカラフルな色の服を着るようになった。
貴族への反発心からシックな青色を好んで着るようになったというわけです。
何というか宗教的な理由で好んで赤色を身につけていた貴族に対して、嫌いなやつとは真逆の色を使ってやるというのは何というか子供っぽい発想な気がしますね
嫌いじゃないけど
つまり貴族が好んだ赤と反対の色である青を好んで着たというわけです。
一方、女性は明るい赤色を好む傾向にあったそうです。
女性=ピンクになったきっかけは?
1953年、ドワイト・D・アイゼンハワーがアメリカ大統領に就任した時のこと。この就任式典にファーストレディであるマミー・アイゼンハワーがお気に入りの色
ピンクの服で登場した事がきっかけだと言われています。
彼女はこの後もピンク色の服を公の場で着続けてメディアも「ピンクは女性らしい色」という感じで報道していたから
一気に女性=ピンクが定着したという経緯があるそうです。
色盲の人に合わせてユニバーサルデザインが採用されている
現在では色盲、色を判別できない人のために形を強調したり文字を加えたりした
ユニバーサルデザインが主流、ピクトグラムだけでは分かりづらいから色や文字を入れて誰でも見分けられるデザインになっているというわけです。
分かりやすければ色はどうでもいいという感じになっていますね。
まとめ
男子は青 女子は赤やピンクというイメージは
日本では東京オリンピックのグラフィックデザイナーさんがアメリカ人の男の子と女の子の服を見てトイレマークの色を決めた
これがきっかけで男子は青・女子は赤というイメージになった
欧米では産業革命の時に貴族への反発心から貴族が好む赤ではなく真逆な色の青を好んで身につけたから
女性らしい色としてピンクが定着したのはマミー・アイゼンハワーがピンク色の服を好んだのがきっかけ
こうやって男女の色分けというかイメージはどんなきっかけがあったのかを調べると
割といい加減な気がしますね
キリスト教のイエス・キリストが流した血を彷彿とさせる赤を貴族が好んだというのは分かる
それに対抗して庶民が青を好んだとか、かなりいい加減な感じですね。
ではでは(^ω^)ノシ
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