日本でおやつが一般的になったのは江戸時代と言われています。
1日3食が当たり前になったのは江戸時代・元禄期(1688~1704年)以降のこと。
その前は1日2食でした。
しかし、それではお腹が空いてしまうから人々は間食をしていました。
朝と夜の間に食べる事を間食、中食、小昼なんて言われていました。
おやつはその呼び方の一つです。
間食自体は遥か昔からしていますが【おやつ】という習慣が始まったのはいつ頃なのか
シェアしていきたいと思います。
おやつの起源は
おやつの由来は元々、時間をつげる八つ刻(やつどき)が語源で
江戸時代、時間を告げる鐘を2時間おきにならしていました。
午後0時を昼九つと2時から3時を八つ時または昼八つ、八つ半と表現しました。
八つ刻(2時~4時)からおやつという言葉になりました。
八刻に食べていたことから、「八つ」が丁寧語となった「御八つ」と呼ばれ、時代が進む中で「3時のおやつ」が定着していきました。
お八つと呼ばれ八つ刻に食べる事で体力を持続させていたのです。
おやつ文化 甘いお菓子はいつから?
実はおやつというのは元々、大人が栄養補給のために行っていた事で子供はおやつを食べなかった。
大人の栄養補給のために団子やいも、入り米などが食べられていました。
8代将軍の徳川吉宗が砂糖の国内生産を奨励したことにより多くの砂糖が流通するようになりお菓子を食べるようになった
明治時代になると子供もおやつを食べるようになった。
ちなみに時間の呼び方が変わったので「お三時」という言葉が生れたけど
流行らなかったそうです。
三時のおやつはいつから定着したの?
おやつは元々14~16時の間に食べられていていました。
現在(令和4年)では3時のおやつが一般的になっています。
昭和の時代には3時のおやつとして定着していました。
なぜ、おやつと言えば3時になったのでしょうか?
一説にはカステラや和菓子のブランドで知られる文明堂がCMで「カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは~」が流行ったからではないだろうか?
もう一つの説としては化学的にみて3時におやつを食べるのが合理的であると分かったから。
食事と食事の間隔は4~5時間が理想的と言われていますが実際は12時にお昼を食べたら夜の19時以降に夕食を食べる人もいます。
食事の間隔をおやつを入れて短くする事でドカ食いを防ぎ、栄養補給をする事で体力を回復させる事ができます。
15時頃に食べたものは脂肪になりにくい、脂肪を脂肪細胞にため込むタンパク質(BMAL1)が最も少ない
それに仕事をしていればすぐにエネルギーとして使われてしまう事も関係していると思います。
おやつは何カロリー食べていい?
おやつは大体、200㎉を目安にしましょう。
あくまでも夕食までのつなぎで食べ過ぎはよくありません。
食パン1枚とかおにぎり1個が目安になります。
食べ過ぎに注意しておやつを楽しみましょう
和菓子1個で200~300㎉になるのでかなり合理的ですね。
まとめ
おやつの語源は江戸時代、時間を告げる鐘の音が由来
八つ刻に食べるからおやつ
話をまとめると
- 【八つ刻→おやつ】になった
- 元々は大人の栄養補給がメイン
- 甘いものが食べられるようになったのは8代将軍の徳川吉宗が砂糖を国産化したから
- 子供がおやつを食べるようになったのは明治時代から
- 時間の呼び方が変わった影響でお三時という言葉も生まれたが流行った
- 3時のおやつが定着したのは文明堂のCMが原因?(諸説あり)
- おやつを3時に食べるのは栄養学的にも理にかなっている
- おやつは200㎉を目安にして食べると良いです
おやつの呼び方が意外と単純な理由だったんですね。
こういう話は面白い。
というか子供がおやつを食べるようになったのは明治時代からなんですね。
この食生活の変化が平均身長に直結したのかも?
ではでは(^ω^)ノシ
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