おしることぜんざいの違いは割と地域によって違ったりします。
関東と関西では扱いが違うようです。
更に九州や北海道でも違いがあるようです。
お汁粉やぜんざいを画像検索しても
あんまり違いが分かりません
違いを整理して解説してモヤモヤはすっきりしましょう。
お汁粉とは?
お汁粉は小豆を水と砂糖で煮て餅や白玉団子や栗の甘露煮を入れたもの
餡子を溶かして作るレシピもある。
発祥は江戸時代の寛永12年(1635年)に書かれた料理本の『料理物語』、後段で【すすり団子】と呼ばれる料理が発祥と言われている。
すすり団子はもち米6に対しうるち米4で作った団子を小豆汁に入れて塩で味付けした料理
元々は塩味だったようです。
庶民に広まった時に「餡汁小餅(あんしるこもち)」と呼ばれそれが略されて
汁粉になったと言われています。
しかし、面倒くさいのが地域によって定義が違うもよう。
ぜんざいとは
ぜんざいは小豆を水と砂糖で煮て作る
餅や白玉団子を入れて食べるのもお汁粉と同じ。
地域によって違いがある
ぜんざいという名前の由来は2つの説があり。
ぜんざいの語源は一休宗純(いっきゅうそうじゅん)というお坊さんがぜんざいを食べたところ
善哉(ぜんざい)と喝采を上げた事が由来になっている説が一つ
善哉はお弟子を褒める時につかう言葉です。
出雲大社で神在祭、旧暦の10月に行われるお祭りで振舞われる
神在餅がなまってぜんざいになったという説。
ちなみに出雲ぜんざい学会という団体が町おこしをしており
10月31日を【出雲ぜんざいの日】という記念日に登録しました。
お汁粉とぜんざいの違い
お汁粉とぜんざいの違いについては地域によって呼び方が違います。
関東と関西では全く違う料理を差すから混乱しますね。
ちなみに関東では角餅が食べられ関西では丸餅が食べられている。
関東では
- 粒あん、こしあん関係なく汁気があればお汁粉
- 汁気がないものは【ぜんざい】
関西では
- つぶあんが【ぜんざい】
- こしあんがお汁粉
- 汁気がないものは亀山または金時
九州
九州地方も関西と同じ呼び方ですが
一部地域で
お餅が入っているのをお汁粉
白玉団子が入っているものをぜんざいと呼びます。
沖縄
ちなみに沖縄の【ぜんざい】は金時豆を甘く煮たものにかき氷をかけた冷たいお菓子になっています。
関東や関西から見たら全くの別物ですね
北海道
北海道になると呼び方はどちらでもよいという感じで明確に分けられていません。
かぼちゃ汁粉なんかもあり
お餅や白玉団子が不足していた時期にかぼちゃを代用したのが始まりらしい
北海道は明治時代にいろいろな地域の人が開拓民として入植した地域だから
いろいろな文化がごった煮になっていて名前の定義があいまいになっているというわけです。
地域によって名産品がある
北海道のかぼちゃ汁粉
お餅の代わりにかぼちゃを使ったお汁粉
長野のそばがきしるこ
そば粉を水で練った団子を入れたお汁粉
愛知県のしるこサンド
北海道産の小豆とリンゴジャム、はちみつなどを練った餡をビスケットで挟んだお菓子
長崎の卓袱料理 梅椀
お汁粉に梅の花の塩漬けを浮かべたお汁粉
など汁粉に関する名産品があります。
まとめ
お汁粉とぜんざいは関東と関西で大きく違う
また、地域によって全く別の料理だったりする。
関東
- 汁気があるものはお汁粉
- 汁気がないものはぜんざい
関西
- 汁気があって粒あんならぜんざい
- 汁気があってこしあんならお汁粉
- 汁気がないものは亀山、もしくは金時
沖縄
- 金時豆を甘く煮たものにかき氷をかけたものをぜんざい
北海道はあんまり区別しないようです。
関西と関東で呼び方が違う事を覚えておけば困らないかもしれません。
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