ルアーフィッシングは、魚の形をした疑似餌を使用する釣りの一形態であり、フライフィッシングは、毛を巻き付けた釣り針を使って虫のように見せかけた釣り針を使用する釣りです。
どちらも疑似餌を使用しますが、魚を模したものがルアーであり、虫を模したものがフライです。
歴史 ルアーとフライどっちが先?
釣りの歴史は非常に古く、日本での釣りの起源はいつから始まったのかと聞かれれば、縄文時代からと言われています。
縄文時代の遺跡からは釣り針が出土しています。
世界的に見ても、釣りの起源は少なくとも約4万年前の旧石器時代までさかのぼることができます。
当時は動物の骨や青銅で作られた釣り針に食用の餌が刺されて主に使用されていました。
また、ルアーフィッシングやフライフィッシングなどの娯楽目的の釣りも、古代中国大陸にまで遡ることができます。
更に古代ギリシア、古代ローマなどで古くからみられた。
ルアーフィッシングとフライフィッシングのどちらが先に生まれたかと言えば、フライフィッシングです。
紀元前の古代マケドニア人がハリに毛糸をつけてマスを釣ったという記録が、ローマの詩人によってうたわれており、ここを起源と考える人が多いようです
そこから14~15世紀にイギリス貴族の間でスポーツとして流行り、体系化されていった1653年にアイザック ウォルトンにより「釣魚大全」が著されます。
日本にも和式毛バリを使った釣りが伝承されています。
テンカラ釣りと言って竿と釣り糸、毛針だけで行う釣りです
起源については明確な書物はないけど紀元前にはすでに毛針を使った釣りは発明されていたようだ。
日本では釣り針も伝統工芸品になっていて【加賀毛針】【播州毛鉤】などがある。
つまり、針に毛をくっつけて疑似餌にする方法はかなり昔からあったけど競技化したのが16世紀くらいからというわけです。
ルアーフィッシングは1848年にボモゼン湖で父親と釣りをしていたジュリオ氏のボートが岩にぶつかり、持ってきていた、食器のスプーンを湖に落としてしまう
そのスプーンをニジマスが食べてしまった光景からヒントを得てルアーフィッシングを初めたというエピソードがある。
ルアーフィッシングとは?
ルアーフィッシングは、釣りの一種であり、人工的な餌やルアーを使って魚を釣るスポーツやレクリエーションの活動です。
釣り人は、釣り竿にラインを巻き付け、その先に人工的な餌やルアーを結んで水中に投げ入れ、魚がこれに食いつくのを待つことで楽しむことができます。
ルアーフィッシングには、さまざまな種類のルアーやテクニックがあります。
いくつかの一般的なルアータイプには、
- ミノー型
- クランクベイト
- バズベイト
- ソフトプラスチックワーム
- ジグ
- スピナーベイト
などがあります。
これらのルアーは、魚が食べ物と誤認するような動きや見た目を模倣するようデザインされています。
ルアーフィッシングは、淡水域や海水域、川、湖、池など、さまざまな環境で行うことができます。
釣り人は、魚の種類や状況に合わせて適切なルアーとテクニックを選択します。
また、ルアーフィッシングはスポーツとしてだけでなく、リラクゼーションやアウトドアアクティビティとしても楽しまれています。
釣り人が成功するためには、魚の行動や生態についての知識、適切なルアーの選択、キャスティングやリトリーブなどの技術が必要です。
また、個々の魚種や環境によって異なる戦略が求められることもあります。
ルアーフィッシングは、釣りの中でも幅広い楽しみ方ができる方法の一つであり、多くの人々に愛されているアウトドアアクティビティです。
フライフィッシングとは
フライフィッシングってのは、釣りの一つだよ。
釣り竿と特別なフライって呼ばれる羽毛や糸で作られた餌を使って魚を釣るやつさ。
まるで蝶々が水面を舞っているみたいな感じで、魚を誘惑するんだ。
基本的には、フライロッドっていう特別な竿を使って、ラインとリーダーと呼ばれる細い釣り糸を使ってフライを投げるんだ。
魚が食べると思って、フライを水に浮かべたり、水面近くで動かしたりするんだよ。
これがちょっとしたアートみたいなもんで、キャスティングとかリトリーブのテクニックをマスターするのが楽しい。
川や渓流でよくやるんだけど、湖でも楽しめることがあるよ。
特にトラウトやサーモンなんかを狙うときに使うことが多いかな。
自然の中でのんびりと静かに釣りが楽しめる。
フライの種類は
- ドライフライ(Dry Fly): 水面に浮かべるフライで、乾いた羽毛や材料を使用しています。主に水面で飛ぶ虫や昆虫を模倣しており、魚が水面に浮いている虫を食べるときに使われます。例えば、マッチ、カディス、メイフライなどの模倣パターンがあります。
- ウェットフライ(Wet Fly): 水中で動く昆虫や餌を模倣するためのフライで、水中で魚が捕食する状況を想定しています。魚がエサを追いかけてくることが多いです。ニンフ(水生昆虫の幼虫)パターンや小魚を模倣するフライも含まれます。
- ニンフ(Nymph): 水中で生息する昆虫の幼虫を模倣するフライで、ウェットフライの一種です。水底近くで魚がエサを求めるときに使われます。ストーンフライ、マヤフライ、マッジなどがあります。
- ストリーマー(Streamer): 大きな餌や小魚を模倣するフライで、動きのあるルアーのようなものです。大型の魚を狙う際に使用され、アグレッシブなリトリーブで魚を誘引します。
これらは一部であり、フライフィッシング用のフライは非常に多くのバリエーションがあります。
釣りのシーンや対象魚に合わせて適切なフライを選び、効果的なテクニックで投げることが、釣果を上げるために重要です。
虫を模した疑似餌の他にエビなどを模した疑似餌もある。
投げる方法の違い:
- ルアーフィッシング: ルアーフィッシングでは、通常の釣り竿を使用して、ルアーを遠くに投げるためにキャスティングと呼ばれる投げ方を行います。
- フライフィッシング: フライフィッシングでは、専用のフライロッドとフライラインを使用して、独特のフライキャスティングと呼ばれる投げ方を行います。これによって軽いフライを遠くに正確に投げることが可能です。
まとめ
ルアーフィッシングとフライフィッシングの違いは
疑似餌の違い
- ルアーフィッシング・・・・魚を模した疑似餌
- フライフィッシング・・・・虫、もしくはエビなどを模した疑似餌
歴史的にはフライフィッシングの方が歴史が長く今のフライフィッシングは14~15世紀くらいにイギリスで流行ったものがベースになっているけど
針に毛をつけて虫っぽくするのは古代マケドニアや日本でもやっていた。
ルアーフィッシングはつい最近の18世紀アメリカが発祥、ぶっちゃけ遅すぎる気もしないでもないが
魚がスプーンを餌だと間違えるなんて事は分からなかったのだから仕方ない。
ではでは(^ω^)ノシ
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