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特別な色!?紫色と歴史とは?

古今東西、特別な色として扱われるのが紫色です。

クレオパトラやアレキサンダー大王が愛した色としても有名だし

キリスト教では教皇が着るローブとしても使われています。

 

 

日本では聖徳太子が制定した冠位十二階では一番高い冠位は紫色の衣服を着ていました。

このように世界的にも紫色は特別扱いを受けています。

 

 

 

 

昔は紫色が特別だったのはなぜ?

紫色が特別視されていた理由はいくつかあります。

 

  1. 製造の困難さ: 昔、紫色の染料を作るのは非常に困難で、手間とコストがかかるため、紫色の物は希少で特別なものとされました。紫色の染料を得るためには、希少な植物や貝殻から染料を抽出する必要がありました。特に高品質な紫色を作るためには、非常に多くの染料を必要としました。そのため、紫色の衣服や染め物は貴族や上流階級の人々によってのみ着用され、一般の人々には手の届かないものでした。
  2. 宗教的・宗教的な意味: 紫色は古代から宗教的な象徴としても重要視されてきました。例えば、キリスト教では紫色は教皇や司祭のローブの色として用いられ、王の色とされました。また、古代エジプトでは紫色は王族の色とされ、王族や神聖な存在を表すために使用されました。
  3. 色の希少性: 自然界において紫色の物質は他の色に比べて珍しいです。そのため、紫色の花や果物は特別視され、人々にとって魅力的で特別な存在となりました。また、紫外線による光の効果や人間の目の特性により、紫色は他の色よりも目立ちやすく、神秘的な魅力を持っていました。

 

 

これらの要素が組み合わさり、紫色が昔特別視されていた理由となっています。

しかし、技術の進歩や染料の製造方法の改良により、現代では紫色は一般的な色となり、特別さや希少性は薄れてきています。

 

 

エジプトやヨーロッパなんかだと貝紫(ロイヤルパープル)というのが貴重でアッキガイ科の巻貝の鰓下腺(パープル腺)から取れるプルプラという分泌液を化学反応させて染色していました。

小さな貝の内蔵からパープル腺を取り出す作業は気が遠くなりそうな作業ですね

調べたところ、千個の貝からわずか数グラムしか採れないらしい。

 

そりゃあ貴重な色になるはずだ。

 

 

貝紫は「帝王紫」や「クレオパトラの紫」などと呼ばれ権威の象徴でした。

東ローマ帝国の滅亡とともに途絶え幻の色になったそうです

 

 

日本では紫根と呼ばれる紫草の根っこから染色していました。

廃れてしまった貝紫の技術は最近になって日本で蘇らせたそうです。

 

日本で販売されている貝紫はアカニシ貝の内臓(パープル腺)から抽出したものを使っているそうです。

 

 

とにかく抽出できるものが少ないため大変、貴重だった。

 

 

 

 

アレキサンダー大王と紫色

アレクサンダー大王は、古代ギリシャのマケドニア王国の君主であり、紀元前4世紀に活躍しました。彼は帝国を拡大し、アジアやエジプトなど広大な領土を支配しました。

紫色は、アレクサンダー大王の象徴的な色とされました。彼らは王の中の王、王たちの王と称され、その威厳や権威を表すために紫色を好みました。

これは、古代の染料技術の制約によるものです。当時、高品質な紫色の染料を作るのは困難であり、希少な貝殻や植物から染料を抽出する必要がありました。

そのため、紫色は貴重で高価なものとされ、王族や上流階級の人々が特別な場面で使用することが一般的でした。

 

 

また、アレクサンダー大王はエジプトに進出し、その後のプトレマイオス朝の創始者となりました。

エジプトは古代から紫色の染料を生産する地域として知られており、アレクサンダー大王のエジプト進出によって、紫色の重要性がさらに高まったと言われています。

 

 

その後、アレクサンダー大王の影響を受けたセレウコス朝やプトレマイオス朝の王たちも、紫色を象徴的な色とし、その地位や権力を示すために使用しました。

このように、アレクサンダー大王の統治と紫色の関連性は、彼の影響力と古代の染料技術の制約によるものです。

 

 

日本では?

日本では聖徳太子が定めた冠位十二階は朝廷に仕える臣下を12の階級に分け

その最上位である「大徳」は紫色の衣服を着ていました。

 

また、僧侶の最高位を表す紫袈裟(むらさきけさ)も天皇の勅許(ちょっきょ)がなければ着る事を許されませんでした。

 

ちなみに天皇しか着る事ができない色は黄櫨染(こうろぜん)とは、赤みの暗い黄褐色で儀式の時に天皇が着る衣服の色です。

これは太陽を表す色とされています。

 

中華文化でも黄色が禁色になっていたりするからその流れかも?

 

 

まとめ

紫色は染めるための素材が少なく貴重であったため、古今東西、重宝されてきた。

権力者が権威の象徴として使ったり、愛された色

 

 

 

日本でも位の高い人物は紫色の衣服を着ていた。

紫草から採れる紫根から紫色を抽出したり

貝の内蔵から紫を抽出したりしていたのはおどろきですね。

 

 

ではでは(^ω^)ノシ

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