エビとザリガニの違いとは
見た目は違うけれど、どんな違いがあるのでしょうか
エビとザリガニについて違いを解説します。
見た目の違いとしてはハサミがある方がザリガニ、ハサミがないのがエビ
エビとは?
エビは甲殻類の一種であり
カニやヤドカリを除く生き物の総称です。
小さなエビから大きなエビまでたくさんの種類がいる。
英語だと小さいエビは"shrimp" と言います。
大きいエビは"lobster"
shrimp"よりも大きくて"lobster" よりも小さいエビはprawnと言います。
ロブスターはエビというよりもハサミがあるからザリガニですね。
英語で伊勢海老をJapanese spiny lobsterというふうに表現する事もあります。
漢字で海老とか蝦と書きます。
腰の曲がった老人のように見えるからこのような漢字が当てられた
もう一つは赤いぶどうの色を表す言葉が【えび】だったからという説があります。
エビの特徴
エビ(shrimp)は、甲殻類に属する水生生物であり、以下の一般的な特徴があります:
- 体の構造: エビは外骨格を持つ節足動物で、硬い外皮で覆われています。彼らの身体はセグメントに分かれ、頭部、胸部、腹部などの部分に分けられます。
- 足: エビは10本の足を持ち、前部の5対が歩脚で、脚に似ている機関として顎脚が3対、後部の5対が腹肢になります。腹肢(遊泳肢)は泳ぐために使われます。
- 触角: エビは長い触角を持ち、触覚や食物の感知に使用します。一対の大きな触角があり、これはしばしば特に目立ちます。
- 色と模様: エビの外見は種によって異なり、種によって異なる色や模様を持つことがあります。一般的な色は透明からピンク、茶色、灰色までさまざまです。
- サイズ: エビのサイズも種によって異なります。一部の種はわずか数センチメートル程度の小さなものから、大型の種では数十センチメートル以上に成長することもあります。
- 生息地: エビは主に海洋や淡水で生息しますが、一部の種は陸地にも生息します。海洋エビは海底の底生生物として見られることが多く、淡水エビは川や湖などの淡水域に生息します。
- 食事: エビは雑食性で、藻類、小魚、プランクトン、デトリタス(有機物の残渣)などを食べます。彼らの食事習慣は種によって異なります。
エビは世界中でさまざまな種が存在し、料理の中で人気があります。
彼らの風味豊かな肉質は、さまざまな料理に使用され、特にシーフード料理で広く楽しまれています。
エビの足は10本ですが見た目はもっと多く見えます。
これは実は足じゃない
口の近くにある第1~3顎脚は文字通り口元にあり顎として使われます。
後ろにある腹肢は泳ぐために使うもので脚ではない。
名前にエビとついていてもシャコエビ、カブトエビ、ホウネンエビはエビではありません。
シャコと海老の違いは何ですか?
シャコは口脚目という種類で大きな捕脚を持っています。
顎脚が5対あり第2顎脚が獲物を捉える捕脚になっているのが特徴
漫画、テラフォーマーズなどで有名になったが「地上最強のハードパンチャー」と呼ばれるモンハナシャコはパンチ力が水中で時速80キロという凄まじい速さ
プロボクサーのパンチは平均時速30〜50キロという事を考えればかなり速い
ザリガニとは?
ザリガニは甲殻類でエビ目のザリガニ下目に分類されます
英語では“crayfish”(クレイフィッシュ)と書きます。
エビとの違いは主に淡水で生活をしてどのエビにもハサミがある事
ザリガニの名前はいざる(後ずさりする)ように進むカニ」「砂利にすむカニ」から「ザリガニ」と呼ばれるようになったと言われています。
日本ではニホンザリガニ、アメリカからの外来種でアメリカザリガニ、ウチダザリガニが生息しています。
ザリガニの特徴
ザリガニ(crayfishまたはcrawfish)はエビ科に属する淡水甲殻類で、以下は一般的なザリガニの特徴です:
- 外骨格と体の構造: ザリガニはエビと同様に外骨格を持つ節足動物で、体は頭部、胸部、腹部に分かれています。彼らの外骨格は硬く、関節でつながっています。
- 足: ザリガニは通常10本の足を持ち、これにより歩行や泳ぎが可能です。最初の一対の足は大きく、これを大きな鋏(クレイ)と呼びます。残りの足は小さな歩脚で、これを使用して歩行します。
- サイズ: ザリガニのサイズは種によって異なりますが、一般的には数センチから数十センチに成長します。一部の種は大型で、30センチ以上に達することもあります。
- 色と模様: ザリガニの外見は種によって異なり、さまざまな色や模様を持つことがあります。一般的な色は茶色や緑色で、模様や斑点があることがあります。
- 触角: ザリガニは長い触角を持ち、触覚や食物の感知に使用します。彼らの触角は感受性が高く、環境を探索するのに役立ちます。
- 生息地: ザリガニは淡水域で生息し、河川、湖、池、沼などの淡水環境に見られます。一部の種は地下の水域に生息することもあります。
- 食事: ザリガニは雑食性で、藻類、小魚、甲殻類、水生植物、腐敗した有機物などを食べます。彼らは鋏を使って餌をつかみ取ります。
ザリガニは一部の地域で食用としても人気があり、シーフード料理として調理されることがあります。また、観賞魚としても飼育され、淡水水槽で飼うことが一般的です。
ロブスターやオマールエビもザリガニの仲間です。
まとめ:エビとザリガニの違い
エビ(shrimp)とザリガニ(crayfishまたはcrawfish)は、共に甲殻類に属する淡水および海洋の生物ですが、いくつかの違いがあります。以下はその主な違いです:
生息環境:
エビ: エビは主に海洋や汽水域に生息しますが、一部の種は淡水でも見られます。
ザリガニ: ザリガニは主に淡水域に生息します。河川、湖、池、沼などの淡水環境が彼らの生息地です。
形態:
エビ: エビは一般的により細長い体型を持ち、長い触角を持っています。彼らの体は流線型で泳ぐのに適しています。
ザリガニ: ザリガニはよりがっしりとした体型を持ち、大きな鋏(クレイ)を特徴としています。彼らの体は比較的短く、歩行に適しています。
鋏(クレイ)の有無:
エビ: エビは大きな鋏を持たず、通常は小さな脚を多く持っています。鋏はありません。
ザリガニ: ザリガニは大きな鋏(クレイ)を持っており、これを使用して餌をつかむだけでなく、防衛や攻撃にも使用します。鋏が特徴的です。
色と模様:
エビ: エビの外見は種によって異なり、多様な色や模様が見られます。一般的に海洋エビは透明からピンク、茶色、灰色などの色合いを持つことがあります。
ザリガニ: ザリガニも種によって色や模様が異なりますが、一般的には茶色や緑色が多く、背中に模様や斑点があることがあります。
食事習慣:
エビ: エビは雑食性で、プランクトン、小魚、藻類などを食べます。食事習慣は種によって異なります。
ザリガニ: ザリガニも雑食性で、水生植物、小魚、甲殻類、腐敗した有機物などを食べます。
これらは一般的な違いですが、エビとザリガニには多くの種が存在し、個々の種にはさらなる特徴があります。
どちらも美味しく調理され、食材や観賞魚として広く利用されています。
ではでは(^ω^)ノシ
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