武道やスポーツで脇を締めろ!と指導されます。
肩に力が入りがちになるのはスポーツあるあるですが
脇を締めると効果とはどういうものでしょうか?
脇を締める効果とは?
脇を締める事で体幹の力を末端である手足に伝達しやすくなります。
腕の筋肉だけでは強い力は出せない
体幹の力を効率的に伝えるためには脇を締める必要があるわけです。
脇を締めるのは反対は肩に力が入るです。
肩に力が入ると胴体の力を肩でブロックしてしまい強い力が出せません。
肩は胴体と比べたら小さい筋肉です。
その小さな筋肉を中心に動かすのは非効率であり故に上手に動けなかったり
力が弱かったり動きが読まれてしまう。
脇を締める事で肩甲骨が活発に動くようになり広背筋や大胸筋の筋肉などが使いやすくなります。
脇を締めると肩甲骨が動くようになる。
姿勢も良くなる
肩甲骨が中心に寄るので猫背も解消されます。
肩甲骨が中心に寄るという事は相対的に胸を張る姿勢になるため見栄えが良く無理のない姿勢になる。
脇を締めた状態で猫背になると肩甲骨の辺りがストレッチされてしまうため長時間、猫背になっているのが辛くなる。
背筋が伸ばしやすくなるだけでも体は楽になります。
腰を入れて脇を締めて首を真っすぐ伸ばせば完璧です。
脇を閉じるのは違う
脇を締めろと言われて脇を閉じてしまう人がいる。
具体的に言うと腕を胴体に押し付けるようにして脇の隙間を無くす行為
これは脇が締まっているわけじゃない。
脇が締まるというのは肩が下がり肩甲骨が立つ状態の事。
脇を閉じるのは逆に肩の力が入りやすくなり逆効果。
脇を締めるというのは腕と胴体がしっかり連動する状態
脇を締めなければ力は出ないけど器用に腕を動かせる。
しかしスポーツにおいて胴体の力をスムーズに引き出せる方がメリットが大きい
脇を締めていても腕を広げる事が可能です。
脇の締め方
脇を締める方法は簡単。
誰でも出来る動きで脇が締まります。
結論を言ってしまえば肘の内側を正面に向ける。
親指を外側に向ける。
手のひらが真正面を向くような感じにする。
分かりやすいのがドラゴンボールのフリーザが最終形態になった時に腕を広げていた時のポーズです。
肘の内側が正面を向くように捻ると肩甲骨が動くし背面の筋肉で肩甲骨と腕の筋肉が連動するのが分かるはずです。
これは筋力とか柔軟性とか関係なくそういう風に体が動くようになっているので誰でも出来ます。
こうすると肩が下に落ちて肩甲骨が中心に寄っていく
常に脇を締める
常に脇を締めておく事は可能です。
単純に腕を捻っておく、肘の内側を対面した相手に見せるようにしておくだけで脇は締まっている。
腕を前に伸ばした時に肘の内側が真上を向くようにしておくだけで肩甲骨の力が使える。
逆に大きな力を発揮する瞬間だけ脇を締めるなどの応用も可能です。
パソコンなどを操作する時も肘の内側を上に向けるような意識で操作すれば肩に力が入らないから肩コリにならない
自然と姿勢も良くなるから肘を意識していればよいから疲れない。
またボクシングのパンチみたいに腕を真っすぐ前に伸ばしていても脇を締められます。
肩甲骨と腕が連動している状態になっていれば脇がしまっている状態なので威力を出しやすくなります。
まとめ
脇を締めると体幹の力が上手く使えるようになる。
脇の締め方は腕を体にくっつけるとか腕に横方向の力を加えるのではなく
腕を捻って肘の内側を正面に向けるだけ。
この状態なら腕を真っすぐ伸ばしたり横に開いても脇が締まり肩甲骨と腕が連動してくれます。
肘の内側を上に向けてシャドーボクシングをしてみると分かりやすいと思います。
普通にパンチを打つ時よりも肩甲骨が動いて体が腕に引っ張られるような感覚になると思います。
その状態が【脇が締まっている】です。
ではでは(^ω^)ノシ
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