FGO第2部5章後半の星間都市山脈オリュンポスで最後の戦い
最高神ゼウスと戦う時に召喚された冠位(グランドランサー)ロムルス=クィリヌスだったのは理由があります。
歴史を知らないと分からないかもしれませんが
古代ローマにおいてゼウスとロムルス=クィリヌスは同格の神という事になります。
ローマとギリシャには密接な関係があり、ローマがギリシャの文化を取り入れた関係もあります。
つまり、ロムルスがいる事でゼウスの存在をリセットするから倒せるようになったというわけ。
古代ローマと古代ギリシャの関係
古代ギリシャは都市国家の集まりで一つの国家でした。
古代ローマはギリシャの文化を学び文化や学問を吸収して力をつけていきました。
都市国家の集まりであるギリシャと一つにまとまった中央集権型のローマ
ギリシャの都市をローマが次々と従わせていきギリシャの土地をすべて支配した。
かなり雑な解説ですがギリシャに学び、最終的にギリシャを征服したローマ
なのでギリシャとローマで呼び方は違うけど同じ神様がいます。
ギリシャとは微妙に違うローマテイストが入るわけだけど。
簡単に言うとローマ古来の神々とギリシャ神話に登場する神々を同一視した背景がある。
ゼウスの扱い
ゼウスは古代ローマではユーピテル、日本ではユピテルと言われる事が多い
天空神ユピテルとして扱われる主に気象を司る神として崇拝を集めていた。
古代ギリシャの神ゼウスはギリシャ神話の中ではクロノスを倒して最高神になった神
それをユピテルとして扱うというのがあの場面が持つ意味
ユピテルはラテン語で英語にするとジュピターになり木星を表す。
古代ローマでは軍神マルス、クィリヌス、ユピテルの三柱はローマの3神として扱われる。
つまりFGOの最終局面で軍神マルスとロムルス・クィリヌスが召喚される事でゼウスはユピテルとして同格の神になる。
ロムルス=クィリヌスとは
ローマの建国神話に関わる人物、FGOでは神祖として扱われている。
古代ローマという国を作った人物。
古代ローマには
- 王政時代
- 共和制時代
- 帝政時代
があり
一番、古い王政のローマを作った人物。
ラテン人貴族の子としてアルバ・ロンガに生まれ、大叔父アムーリウスを倒して祖父ヌミトルをアルバ王に復位させる
様々な冒険を経てローマを建国した。
最初の国王として元老院や軍団(レギオー)、七つの丘の城壁など古代ローマの根幹となる概念を整備した。
ローマ神話では軍神マルスとアルバ王の姪であるレア・シルウィアとの子供
双子の弟でレムスという人物も登場する。
シルウィアは巫女として神殿に勤めていたまさか、神に見初められるとは思わないアルバ王は彼女の不貞を隠蔽すべく
王位を継ぐかもしれない双子を殺すよう兵に命じる。
兵士は双子を哀れんで直接、手を下す事はなくティベリス川に流す
双子はとある羊飼いに拾われてすくすく育つ。
こんな感じで始まるローマ神話の主人公がロムルスです。
ロムルスとクィリヌスは同一視されます。
ロムルスは人ですがクィリヌスは元来はサビニ人(イタリア原住民)の軍神だったらしい。
fgoにおいて星3のロムルスは人の皇帝
星5のロムルス・クィリヌスは神と同一視された神霊という扱い
FGOのゼウス戦は設定のリセット
FGOに登場するゼウスは他の神も吸収した全知全能の神になっていた。
ロムルス=クィリヌスを召喚する事でローマ特性を付与する事で
全知全能の神ゼウスから天空の神ユピテルにランクダウンさせる。
ギリシャ神話はローマの神々に取り込まれている背景があるため
無敵の存在ではなくなるわけだ。
その影響で戦闘直後にゼウスから他の神が持っていた権能は剥がれ落ちる。
更に言えば同格の神である軍神マルスとロムルス・クィリヌスがいる事で勝ち目のある戦いになった。
まとめ
なぜ、ゼウス戦でロムルス=クィリヌスが召喚されたかと言うと
ギリシャ神話とローマ神話の神々は同一視されているため
ローマ特性付与できるロムルスが登場する事でゼウスの神性をリセットできる。
全知全能の神から天空の神にランクダウンさせる事ができる。
この辺りってちょっと調べないと分からない話で複雑
知らない人からすればなんでローマなの?ってなる案件
ではでは(^ω^)ノシ
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