ホワイトタイガーとかホワイトライオンなどはアルビノではなく白変種と言います。
アルビノとの違いはメラニンが作れるか作れないかという違いがあります。
白変種はアルビノと全く違うのですが混同されがち。
以前、アルビノの記事で書いたけど、ホワイトライオンはアルビノじゃない
アルビノとは
アルビノは遺伝子情報の欠損によって
メラニンが作れず色素が作れなくなった状態です。
紫外線に弱く、瞳の色も血の色が透けて見えるため赤い瞳になる。
視力も弱い。
メラニンには褐色になるものと黒くなるものがありアルビノはメラニンがないまたは極端に少ない状態
人間にも一定の確率で産まれる。
確か1万人だか2万人に一人の確率で産まれる。
白変種とは
白変種というのは
隔世遺伝の結果、白い姿で産まれる。
虎とかライオンが氷河期のように一面、白い時代だった頃は体が白かった。
その頃の状態になってしまったというわけ。
白変種になったらホワイトタイガーとかホワイトライオンと呼ばれるけど
猫で言うと白猫みたいな扱いで
別の種になったわけじゃない。
隔世遺伝というのは何世代か前の特徴が強く出てしまう事。
いわゆる先祖返りという奴です。
ただ、昔の環境に適した姿なので白変種が増えたりする事はない。
元々は突然変異、希少種と考えられていたらしいのですが脊椎動物の多くに白変種が確認されたため、今では正常な変化と考えられている。
アルビノと違ってメラニンが作れないわけじゃないので瞳の色は普通かちょっと薄め。
見分けるポイントとしてはやっぱり瞳の色
親のどちらかが白変種になる因子を持っていなければ子供は白変種にならない。
白変種になる生き物
白変種になる生き物は有名なものだと
- 馬
- ワラビー
- ホワイトライオン
- ホワイトタイガー
- 白孔雀
まとめ
アルビノは遺伝子情報の欠陥がある
白変種は隔世遺伝、いわゆる先祖返り
両方ともなぜ、産まれるのか?詳しい原因は分かっていない
アルビノと白変種は混同しやすいので説明できるとちょっとかっこいいかもしれませんね
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