日本の紙幣には肖像画が描かれています。
福沢諭吉とか野口英世などなど
紙幣には肖像画が必ず描かれています。
外国でもその国で優れた政治家や著名人、文化人などが描かれます。
それは何故か?
2つの目的があります。
肖像画は偽造防止対策だった?
偽造防止対策に肖像画?と思われるかもしれませんが
人というのは他人の顔に対しては識別能力が異様に高くなる傾向にあります。
人は他人の顔を見分ける能力が非常に高い
例えば恋人や家族、有人が前髪を数センチ切っただけでも気がついたりします。
また、ちょっとした顔色から病気を見抜いたりします。
なじみのない顔は誤認しやすいがなじみのある顔は誤認しにくい
だから紙幣の肖像画が【かすれて】いたり【ぼやけて】いたりするとすぐに気がついてしまいます。
他人を観察する技能を利用して偽札対策をしていたというわけです。
フランス革命では紙幣があだに
紙幣に関しては18世紀のフランス革命で面白いエピソードがあります。
ルイ16世の顔が印刷された紙幣を当時、使っていました。
そのためどんなにルイ16世が変装しても国民は見破ってしまったという話です。
現代だとピンとこないかもしれませんがテレビもない時代に国民全員から顔を覚えられた事で逃げられなくなったルイ16世の話は
人間が顔に対する識別だけは異様に高い事を表す良いエピソードかもしれませんね。
親しみやすくするため
もう一つの理由として著名人の顔を使う事で親しみを持ってもらう事ができるというわけです。
1万円札の事を【諭吉】と表現して
諭吉5人など、一万円札を人のように表現する日本人
親しみやすくするという作戦は大成功ですね。
紙幣の肖像はどのように選ばれているのですか?
これには明確な基準がなく日本人が世界に誇れる人物である事
高画質な写真がある事などが条件になる
高画質な写真が必要なのは顔を鮮明にして偽造防止するためです。
精密な絵画でもOKです。
まとめ
紙幣に肖像画が描かれるのは
- 偽札防止のため
- 親しみをもちやすくするため
確かにお札の肖像画については親しみをもちやすいというか
野口英世とか樋口一葉、福沢諭吉の名前を知らない大人はいないくらいには親しみを感じる
偽札対策といえばナンバーを入れたり透かしを入れたりするだけかと思いましたが
肖像画自体が偽札対策になっているのは面白いですね
ではでは(^ω^)ノシ
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