経済学と経営学って字が一字、違うけれど何が違うのか?
同じようなものだと思っている人もいるけど大きな間違いです。
簡単にまとめると
- 経済学=社会全体のお金の動き
- 経営学=会社の経営に関する知識
経済学と経営学では結論が違う。
簡単に言えば経営学というのは会社を大きく成長させるための学問
経済学は社会全体のお金に関する学問
素人の@kesuikemayakuなりに調べたのですが明確に違う。
例えば失業者を例えにすると。
経営学ではコストカット、人件費を削るために生産性の悪い人材をリストラしたりする。
そうする事で会社の経営が楽になる。
つまり、不況時はリストラをしてお金を確保するのが正解になるのが経営学。
経済学としてみた時に失業者は少ない方が社会全体としては健全。
国として見た時、失業者には失業手当や生活保護で支援してやる必要がある。
会社なら失業者したらそこで縁が切れるけど社会全体の動きを考えると失業したとしても国が面倒を見るハメになるから不正解。
経済学と経営学は全く違うというか真逆になる。
経済学は数学の世界
経済学はマクロ経済とミクロ経済がある。
簡単に言えば国、地球全体から見て、お金の流れがどうなるのか?
お金がどういう風に流れるのか?
社会全体のお金の流れがマクロ経済。
ミクロ経済というのは個人レベルでのお金の流れ。
基本的には数字の世界、税率が上がったらどうなるのか?
金融緩和をしたらどうなるのか?
そういうものを考えるのが経済学。
完全に数学を扱う理系な学問。
また、過去の歴史を学ぶ事で現在の経済を予測する事もできる学問。
例えば過去に増税した結果、デフレになったから同じように増税するデフレになるみたいな予測ができる。
過去の分析となおかつお金の流れを数値化し社会全体をより良くする提案ができる学問。
割と夢がある。
経営学は会社を一人勝ちさせる学問。
経営学とは会社を運営するために必要な学問の事
会計であったり人事、人の育て方だったり多岐にわたる。
どうしたらより、利益を出せるのか?
企業が他企業に勝つにはどうしたら良いのか?
節税の方法やらなんやらを学ぶ。
マネジメントや販売計画の立て方やリスク回避などの考え方などなど
社長が会社を発展させるために必要な知識。
経営学に関しては法律などの影響で変わる事もある。
原理原則は基本的に変わらないだろうけど、外部の影響を受けるのが経営であり経済学。
経営学は会社を一人勝ちさせるための学問だと書きました。
つまり、外部に競争相手がいる。
経済学において競争相手は存在しない外部というものが存在しない。
経済と経営で結論は逆になる。
経済と経営では結論が逆になる事がしばしある。
- 経済・・・いろいろな企業が切磋琢磨してより良い製品やサービスが生まれた方が良い
- 経営・・・圧倒的に優れた商品や今までにない商品で利益を独占した方がいい。
- 経済・・・なるべく失業者は出さない
- 経営・・・会社を運営するために労働者をリストラする。
- 経済・・・税金はしっかい収める
- 経営・・・節税対策
ものの見事に逆になる。
経済学的には競合がいたほうが経済活動が活発になる。
経営学的には独自の商品を売った方が儲かる。
利益を独占する方が儲かるから当然の判断。
失業者に関しても経営学ではコストカットも已む無しという考え
経済は結局のところ、失業してもお金を誰かが負担する事になるから働いてもらった方がいい
まとめ
経済と経営は全く違う。
経済は国や企業、個人など社会全体を観察し数値を計算し過去と比較して分析したりする学問
経営は会社の運営に必要な知識の事を言います。
経済の仲で会社を経営していくので視点が全く逆になる事もしばしある。
経営は勝ち負けがあるけど、経済には勝ち負けはない
経営の感覚で経済を語るとボロが出るというか頓珍漢な発言になるので要注意!
経営という狭い視野だと「国債は国民の負担」みたいな事を平気で言ってしまったりするから本当に怖い
ではでは(^ω^)ノシ
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