ヘイトスピーチを簡単に説明すると狭い意味において
特定の人種、出身国、宗教、性的指向や性別、容姿、健康(障害)に対して自分では変えられないもので攻撃、脅迫、侮蔑する事を言います。
広い意味では職業、所属国、文化、思想、収入、学歴などに基づいて、属する個人または集団に対して攻撃、脅迫、侮蔑をする事を言うそうです。
簡単に言うと本人とは関係のない部分で優劣をつけるように大衆を扇動する行為をヘイトスピーチと言います。
例えばです。
「日本人にはレストランを使わせるな!」
「日本人を働かせるな!」
こういう風に演説をした場合、そこに特別な理由がなければヘイトスピーチになります。
※あえて日本人と表現しています。外国人に対して適切でない表現をすると批判を受ける可能性が高いので、慎重に表現しています。
逆に言うと理由があればそういう対応もやむなし。
例えば
「日本人は食事中に大声で話し他人の食事を邪魔する。」
「大量に注文するけど殆ど食べずに残していく」
「全ての日本人は他のお客さんに喧嘩を売って店の備品が壊れる」
「ウェイトレスにセクハラをする」
「いる時といない時で売上に大きく影響する(来店されると売上が下がる)」
「だから、日本人を出禁にしよう」
こう呼びかけた場合はヘイトスピーチにはならないと思います。
こういう事をスピーチするレストランのオーナーは無礼で野蛮な日本人としか出会っていないからです。
多くの日本人が紳士淑女で礼儀正しいとしても関係がなく出禁になるのも仕方ない。
何故ならそうしなければお店に甚大な被害が出るからです。
ヘイトスピーチは単純な悪口ではない
具体的な妨害行為をするように呼びかけるからヘイトスピーチなのです。
確かに悪口も人を傷つける行為と言えますが
ヘイトスピーチの本質は、特定の集団に対して差別的な言動を行うことにあります。
例えばです。
日本人は野蛮だから俺たちの国から追い出そう!
とか
日本人は俺たちよりも下にあるべきだから安い給料でこき使ってやろうよ!
悪意を持って本人の資質とは関係のない事で優劣をつけ、その考えに基づいて他人に差別をするように呼びかけるのがヘイトスピーチ。
単純なバカとかアホ、タヒねなど悪口、陰口はヘイトスピーチではありません。
公の場で侮辱するのはヘイトスピーチというよりも名誉毀損で訴えるべき。
確かに悪口は良くない事ですが具体的な行動を促す行為がなければヘイトスピーチではありません。
人種差別に理由はない!
人種差別を許す理由はなく、それは単純な話です。
昔から存在してきた黒人差別には正当な理由がありません。
本人の行いとは関係のない所で優劣が決められてしまうというのが問題。
人種差別に明確な理由があるパターンを考えると
「人食いの文化があり頻繁に街から人をさらいにくる民族」
そんなカニバリズム溢れる民族がいたとしたら
レストランやホテルは使わせられない。
街を歩いているだけで警察が警戒するかもしれません。
この状況は差別や迫害に匹敵するレベルの問題です。
だって老若男女、人食ってる、わけだし。
差別とは、個々の行動や能力に基づくものであり、個人の身元や特性に基づくべきではありません。
差別が起こる正当な理由は、個々の行動によるものです。
例えば
- 全国模試で1位を取った。
- オリンピックで1位を取る。
- 会社で良い結果を残す。
- 普通の運転免許証とゴールド免許
良い結果を出した人は褒められてちやほやされ大したことない結果なら何も与えられず。
悪い結果を出せば怒られるし補習を受ける必要がある。
こういうのも差別と言えば差別。
しかし、
本人の努力によって改善できるし
本人の怠慢で失墜する。
まとめ
ヘイトスピーチは大衆に差別を呼びかける行為。
差別とは人種差別、民族差別、宗教差別、男女差別など
自分とは関係ない部分で優劣を決めようとする行為の事。
ヘイトスピーチが許されないのは差別を呼びかけるからで
その結果、誰かが不利益を被るからです。
本来、差別というのは自らの行いによって生じるものです。
自分の努力や行いと関係ない部分で差別されるのはたまったもんじゃないですね。
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