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日本人の姿勢、昔は猫背だった?仙骨を立てた姿勢は誤解されがち

坂本龍馬は猫背だったとか宮本武蔵の絵姿が猫背っぽいというのはとんでもない誤解というか素人の意見。

 

 

日本人は明治時代になるまで独自の姿勢を保っていました。

 

 

猫背に見えるのは首が伸びて撫で肩になるからです。

 

 

日本人は農耕民族だから猫背になりがちと主張される方もいます。

 

 

違います。

日本のことわざに肩肘張るなんて言葉がありますが

昔の日本人は肩や肘に力が入る事がなかった。
よって肩凝りなんてのも初めに言い出したのは夏目漱石でつい最近の事。

 

 

 

つまり、明治時代になって西洋的な胸を張るような姿勢の作り方になってから肩凝りという概念が生まれたと言えます。

 

 

猫背とは?

猫背とは背中が丸まっている状態を言います。

正確に言えば背中の上部、肩甲骨の辺りから体が丸くなっている事です。

 

 

この姿勢では首が前に突き出て大胸筋が下がってお腹を圧迫するような形になります。

 

 

胸が下がるせいで肺が圧迫され呼吸がしづらい。

宮本武蔵や坂本龍馬は剣の達人、こんな非合理的な姿勢ではない。

 

 

 

宮本武蔵の姿勢について

宮本武蔵は五輪書で『有構無構』という話を書いています。

その中で姿勢について詳しく書いてあるので引用します。

『首は後ろの筋を直に、

うなじに力を入て、

肩より惣身はひとしく覚え、

両の肩をさげ、脊筋をろくに、

尻をいださず、膝より足の先まで力を入て、

腰の屈まざる様に腹をはり、楔をしむると云て、

脇差の鞘に腹をもたせ、帯のくつろがざるやうに、

くさびをしむると云ふ教へあり。』

ここで注目したいのは二つ、【背筋を六に】と【尻をいださず】です。

 

 

あえてひらがなの部分を漢字にしました。

これはどういう事でしょうか?

 

 

簡単に言えば肩を下げる首に対して肩のラインは真っ直ぐ一文字を描き、肩甲骨が八の字を描くのが理想。

 

 

尻を出すなというのは仙骨を入れるという事ですね。

膝から足の先までしっかり力を入れるというのは膝が曲がらないようにするという事です。

 

 

仙骨を入れると膝が曲がるのでそれを防ぐ。

尻を出さない事で腰が曲がらないようにお腹を張って楔(くさび)にする。

 

 

こうすると見方によっては背中が丸くなっているように見える。

ただ、猫背と違って胸がお腹や肺を圧迫する事はない。

 

 

実際は仙骨が入って背中が伸びているから猫背には絶対にならない。

首が伸びて肩が下がっているから角度によっては猫背に見えてしまう。

 

 

坂本龍馬や宮本武蔵が猫背に見えてしまうのは角度によるものというか

お腹を張って腰が屈まないようにしている状態なので張りが弱くなるタイミングもあっただろうしな。

 

 

宮本武蔵も坂本龍馬も有構無構の心得があった。

というか江戸時代の武士なら基本的な事だったのではないかと考察します。

 

つまり、姿勢を正す事自体が肉体を十全に使えるという事なのでそれ自体が構えとして成立する。

 

しかし、傍目から見たら立っているだけなのだから構えてはいないように見える。

 

 

赤ちゃんの立ち姿を保っていた

宮本武蔵が五輪書で書いた姿勢の話ですが基本的に赤ちゃんの立ち姿と同じです。

立つ事を覚えたばかりの赤ちゃんはお尻が出ていないし、肩も一文字、お腹も張っています。

 

 

つまり、人間が全くクセのない立ち姿は赤ちゃんの立ち姿であり

昔の日本人はその立ち姿が最適解だと認識していた。

 

 

実際、江戸時代の人は驚異的な身体能力があったという記録が外国人の手記なんかであったりする。

 

 

これは正しい姿勢を保つ事ができていたからこそではないだろうか?

 

 

まとめ

日本人の姿勢は昔と現代では変わってしまった。

昔の人は肩をいからせるような姿勢は取らなかった。

 

 

肩を下げ、尻を突き出さずにお腹を張る。

こうすると姿勢が良くなって力を出しやすくなるというわけです。

 

ただ肩が落ちて仙骨が入っているから猫背っぽく見える。

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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