貧困と一口にいっても実は貧困には相対的貧困と絶対的貧困がある。
国とってどちらが増えるとやばいのかその違いは何なのか?
考えてみようと思う。
貧困というニュアンスはどちらかと言うと今日、食べるものがないとか
住む場所がないとかスラム街に住むような人たちという印象だけど
それはどちらの貧困なのか?
相対的貧困とは
相対的貧困というのは経済協力開発紀行(OECD)が決めた基準で
等価処分所得(世帯の可処分所得を世帯人数の平方根で割って算出)が全人口の中で
中央値の半分未満の世帯員を相対的貧困としています。
単純な購買力よりも国内の世帯格差に注目する指標、経済的に豊かな日本でも高い割合が示される。
簡単に言えばみんながお給料を大体、これだけもらっている。
それよりも半分未満の世帯は貧困という基準
具体的に言えば大体の人が月給30万円で生活しているなかで
月給15万円未満は相対的貧困になる。
これはみんなから見て貧乏な人がいるという感じでパッと見て貧しい人であるとかそういう事じゃなくて
経済的な格差を見るのに使われるわけです。
相対的貧困な人が増えるというの格差が広がるという事が分かる。
詳しく説明すると
20代で年収、100万円未満~1000万円の統計を取った時に
20代で一番多くの人が得ている年収が300万円だったら中央値は300万円という感じ
相対的貧困は年収300万円の半分未満、つまり150万円未満が貧困という扱いになる。
相対的貧困に陥ってもとりあえず生活はできるという感じ。
生活保護とかそういう制度もあるし絶対的貧困とは呼べない。
絶対的貧困とは?
絶対的貧困というのは生きるのに精一杯な金額しか持っていない。
服、食べ物、家、全て足りない文字通りの貧乏。
ホームレスとかスラム街でギリギリの生活をしているような人を絶対的貧困と言います。
具体的に言えばお財布に100円しか入ってないみたいな感じ。
相対的貧困というのはあいつと比べて収入が少ないという基準だったけど
絶対的貧困はもう文化的な生活をするのは無理なレベルで貧乏。
絶対的貧困が増えるというのは致命的で生活できないレベルの貧乏人が増えるというのは
仕事がない、治安も悪くなる、街が汚れる。
良いことは何一つないです。
だから絶対的貧困な人を減らす事が良い社会を作るためには必要不可欠。
日本には絶対的貧困は少ない
日本では本当に貧乏、、それこそホームレスになってしまうレベルの貧乏人というのは少ない。
最悪、生活保護で生きていけるという事です。
文化的な最低限度の生活を保証してくれる制度なので生活保護を使えばとりあえず、生きていくのが厳しいみたいなレベルにはならない。
生活保護の不正受給なんて問題もあるけど、生活保護というのはかなり優れた制度。
もし仮に生活保護がなかったら絶対的貧困というのはもっと多くて生きるためになりふり構わない人間が増えてしまう。
生活保護というセーフティネットがあるから日本ではスラム街が少ないし海外のスラム街と比べて安全。
とりあえずおっさんが普通に歩いていても大丈夫な感じ。
少なくとも麻薬をやっている奴ら外から来た人間に因縁をつけたりはしない。
まとめ
相対的貧困と絶対的貧困の違いは
- 相対的・・・・みんな(収入の中央値)が得ている収入の半分未満しか収入がない人
- 絶対的・・・・生きるためのお金が足りない
生活保護が受けれるので日本では絶対的貧困は少ない
ホームレスがゴロゴロいるという街は少ないしスラム街(ドヤ街)も少ないのは
セーフティネットがちゃんと機能している結果なんだろうな~
ではでは(^ω^)ノシ
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