葡萄には種ありと種無しがあります。
どのように種あり、種無しが作られているのでしょうか?
種あり種無しならどちらが美味しいのか?
違いについて解説します。
種あり種なしの違いについて
種なしぶどうは種がない分、軸は皮についているため熟してくると脱粒(だつりゅう:房から粒が落ちる)しやすくなります。
だから、早摘みをします。
ぶどうはあまり熟して無くても甘いためそういう風にしているのだとか
シャインマスカットも種なしのため熟す前に収穫します。
逆に種ありぶどうは完熟させてから収穫する事ができます
だから、コクや甘みが強いぶどうになります。
種なしぶどうが作られたのは1955年頃でそこから種なしぶどうが広まっていった
だから、種なしぶどうは最近開発されたぶどうだと言っていい
一般的なイメージをまとめると
- 種ありのぶどう:
種ありのぶどうには、果実内に種(種子)が含まれています。これは、伝統的なぶどうの種類で、古代から栽培されてきました。
種ありのぶどうは、食べる際に種を取り除く必要があります。種を含むことから、食感がやや粗く感じられることがあります。
- 種なしのぶどう:
種なしのぶどうは、果実内に種(種子)が含まれていません。これは、比較的新しいぶどうの品種で、人気があります。
種なしのぶどうは、食べる際に種を気にせずにそのまま食べられます。果肉が柔らかく、食感が滑らかで甘みが強調されています。
更に詳しくまとめると
- 種なしブドウ
ジベレリンというホルモン溶液を塗って種を作らせないようにした
元々はぶどうの子房を大きくするためのもの
種がないため脱粒しやすいから早めに収穫する。
品種によって種を作らないとかではない
薬で種ができないようにしている。
種なしぶどうの作り方
種なしぶどうを作るには開花期にジベレリンというホルモン溶液をつける事で種が作られるのを防ぎます。
ジベレリンは2回使います
1回目が種が作られないようにするため2回目は子房の肥大(果粒肥大)、つまり粒を大きくするために使います。
こうする事で種がなくて食べやすく形もきれいなぶどうになります。
ジベレリンは人体に悪い影響はあるの?
ジベレリンは人体に影響がない、植物ようのホルモン溶液と言われています。
実際、昭和30年代(1955年頃)にデラウェアの粒を大きくしようとして偶然、種なしぶどうが出来た
つまり、現在まで約70年以上、種なしぶどうは食べられてきました。
健康被害は語られていないわけだから人間の体には影響がないと言えますね。
まとめ
種なしぶどうはジベレリンというホルモン溶液をつける事で種を作らせないから種なしぶどうになる。
種ありぶどうは脱粒が起きにくいから完熟させる事ができる
そのため甘みやコクが強いぶどうになる。
同じ品種でも種ありと種なしぶどうで味が違うのはそのため
食べやすい種なしぶどうか味を重視した種ありぶどうか
食べ方で変わる。
種なしぶどうが作られたのは昭和30年代頃なのでぶどうの歴史から見たら
かなり最近の話みたいです。
ではでは(^ω^)ノシ
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