電子レンジで冷凍食品などを解凍する時や電子レンジで料理を作る人もいるだろう。
そこで悩むのがお皿にラップをするか否か?
そもそもなんでラップをするのか?そこが分からないという人も多い。
冷凍食品にはラップをしろって書かれている場合もあるが
それが何故なのかは分からない。
電子レンジでチンする時にラップするか問題について解説します。
何故ラップをするのか?
何故ラップをするのかと言えば、水分を逃さずに水分によって食材を蒸しあげるためだ。
ブロッコリーなどの野菜を温める時はラップは必須。
水分を逃さずにジューシーな仕上がりを狙うならラップで水分を閉じ込める必要があるからだ
逆に揚げ物や焼き魚など皮をぱりっとさせたいとかサクサク感を大事にしたい時はラップをしない。
水気の多い食材ならジューシーに水気の少ない食材は水分を逃さないようにラップをする。
水分で食材を蒸したい時はラップをかけよう。
蒸したほうが熱が伝わりやすいと思う。
ラップで水蒸気が逃げないからより加熱できる。
ラップが溶ける?
ラップを加熱し過ぎた時に起きる現象。
お皿にラップをかけるときは軽く上に被せるくらいにしておくと
ラップが熱くなりにくい。
ラップには3種類あって
- ポリ塩化ビニリデン(サランラップ クレラップなど)
- ポリエチレン (ポリラップ ハイラップなど)
- 塩化ビニル樹脂(ファミラップ ダイアラップ)
などがあり耐熱温度がそれぞれ
- ポリ塩化ビニリデンが140℃
- ポリエチレンが110℃
- 塩化ビニル樹脂が130℃
ポリエチレンのラップだと長時間加熱したら溶けそうですね。
ポリ塩化ビニリデンはにおいや湿気、酸素を通しにくいので臭いが強いニンニクやキムチなどの保管に有効、乾燥を防ぐのでみずみずしさを保つ事ができる
ポリエチレンはもっと値段が安いが酸素を通しやすい野菜や果物など呼吸をする野菜の保存に向いている
塩化ビニル樹脂はよく伸びて器にくっつきやすく熱にも強いのでスーパーマーケットや飲食店のラップはこれ
出前を頼んだ時にラーメンの汁がこぼれないようにしてあるラップは塩化ビニル樹脂です。
油分というか脂質を多く含む食材だと熱くなりやすいしなるべく食材や器とみっちゃくさせないようにすれば溶けたりしない
仮に溶けた破片を飲み込んでしまってもそのまま便として出てくるのでご安心を。
ラップは燃えるとダイオキシンなどの有害物質を出すが溶けた場合は有害物質も出ない
正しくラップをつけないと爆発する?
電子レンジで食材をチンする時、ラップはふんわりと隙間ができるようにしましょう。
短時間の温めなら問題はありませんが5分~10分と温めるのなら爆発する危険性は高い
電子レンジで温め中は食材の水分が水蒸気になって空気中をさまよう事になるのですが
ラップで密閉してしまうと逃げの無くなった水蒸気が溜まってラップを引っ剥がすこれが爆発の正体
生卵なんかでも同様の爆発が発生します。
行き場の水蒸気が外に出ようとするから起きる現象です。
アルミホイルを電子レンジで使うのはダメ
電子レンジはマイクロ波を飛ばして食品の水分を振動させる事で食品を加熱させます
アルミホイルを電子レンジで使うとマイクロ波がアルミホイルのシワや尖った部分に当たると火花が出て火事の原因になる。
金属がついてるもの金属食器などは電子レンジに使わない
まとめ
電子レンジで温める時にラップをかける理由は
- 食材から出る水分で蒸すように加熱しふっくらジューシーに仕上げるため
ラップをする時の注意事項は
- 器に密着しないように隙間ができるようにラップをかける。
ラップは長時間加熱すれば溶けたりするが溶けたラップを取り除けば食べれるし破片を飲み込んでも便として出ていくだけ
ラップは燃えるとダイオキシンなどの有害物質を出すが溶けた場合は有害物質も出ない
なので食感を大事にしたい場合はラップをしない。
食感よりも加熱をしっかりしたいとかふっくらジューシーに仕上げたい場合はラップをかけるという感じですね
ではでは(^ω^)ノシ
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