日本語では「緑色」の物を「青」と呼ぶ事があります
- 青信号
- 青りんご
- 青々
- 青葉
- 青汁
- 青菜
緑色を青と呼ぶ事に違和感を感じる人は多いと思います。
青りんごはグリーンアップルだし青葉だとブルーリーフになってしまいます。
青信号はグリーンライトであり日本語の方が特殊ですね
日本語の複雑なところはこういうところですね
外国人からはこんな意見もTwitterで投稿されています
日本『青信号』
私『緑信号やろ?』日本『青リンゴ』
私『緑リンゴやろ?』日本『青虫』
私『緑虫やろ?』日本『青菜』
私『緑菜やろ?』日本『青じそ』
私『緑じそやろ?』日本『青唐辛子』
私『緑唐辛子やろ?』日本『青のり』
私『ここまできたら私の目が悪いのかと心配になる!!』— アルトゥル日本推しラトビア人 (@ArturGalata) June 15, 2023
分かります。
日本人でも混乱しますよこういう表現。
起源は平安時代?
書物を調べると古代の日本語に色を表す言葉が4つしかなかったという事が分かっている。
紀貫之の「土佐日記」に「松の葉は青く」とあるように、古い日本語では「緑色」も「青」でした。
どうやら昔の書物では多彩な色を表現するという文化がなかったらしい
虹の七色で言うと、赤・橙色・黄色・紫が「赤」、緑色・青・藍色が「青」
橙色・黄色・紫まで赤って表現するのはどうかと思う
・・・・そう言えば赤しそなんかはどう見ても紫色っぽい
緑色と藍色も青と表現したりする事があるのは昔から続く日本語ならでは
基本的に
- 赤
- 青
- 黒
- 白
この4色が基本でした。
言葉の特徴として最後にひらがなの「い」をつけて発音する
必ず3音で赤い・青い・黒い・白い
他の色はこの法則に当てはまらない
「みどり」は元々は松や新芽を表現する言葉だったのが色の名前として定着したそうです。
緑色を青と表現するのはその名残りみたいです。
青信号は最初、緑信号だった
赤・黄色・青(緑)の信号機ですが昭和5年当時の法令では緑信号でした。
なぜか現代の法令では「青色の灯火」
これは諸説あるようですが緑信号よりも青信号の方が語呂がよく
更に日本には緑色を青と表現するのが一般的だったからです。
新聞で緑信号と呼ばずに青信号と書かれたのがきっかけになったなどの説があります。
ちなみに信号機の色はCIE(国際証明委員会)で決められており、どこの国でも一緒
海外では当然、グリーンライトと表現するのが妥当です。
イギリスでは?黄色信号を?
信号機の色で言えば海外ではイギリスが特殊な呼び方をしている。
「yellow light/signal(イエロー)」ではなく黄色は「amber(アンバー)」、琥珀色と表現していたりするそうです。
とはいえ、これは日本ほど分けのわからん言葉になっていないから納得はできますね
まとめ
昔の日本語は色を表現する言葉が
赤・青・黒・白しかなかった
故に緑を青と呼んでいたその習慣が今も残っていて緑色を青って言いがち
青汁とか明らかに緑汁なのにな
たまに色に関して変に感じる時はこの話に当てはまるのかもしれませんね。
ではでは(^ω^)ノシ
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