ハイキングやトレッキング、登山などの違いについて
結論から言ってしまえばハイキングやトレッキング、登山など
明確に定義されている違いはない
どの言葉も山を歩く事にかわりはない
ただ筆者の感覚では「エベレストにハイキングへ行く」とはいかない
しかし「近所の小山へハイキング」とは言っても「近所の小山へ登山」とはあまり言わない感じ
厳密な違いはない
登山は標高何百mからなど明確に区別はしていない。
何となくのイメージで言葉を定義している感じですね
○○協会がこう定めた言葉というわけじゃない。
ハイキングで登山という事もあるし
基準は曖昧
ただ、言葉の違いとしては
登山
山頂を目指して山を登る事を言います。
目的地は山頂でありそこを目指して登る。
山の規模によって装備は変わるし山によっては命がけになる事も珍しくない。
標高の高い山なんかだと高山病になるリスクもある。
山の高さによっては山小屋に泊まったりテントで寝る事もあり得る。
ちなみに日本では山伏の修行として山に登ったりしている
登山文化は明治5年(1872)の修験道廃止令で一旦途絶えているみたいです。
明治時代中期、山への信仰が薄れた時期に登山、つまり山へ登る事に意味を見出して始まったそうです。
トレッキング
トレッキングは山歩きを楽しむアクテビティですが
必ずしも山頂を目指すものではない
静岡観光協会によると
約8km以上の歩行距離と、1000m以上の標高差の上りまたは下り坂があり、山歩きの醍醐味や歩きの充実度も高い。装備や服装はもちろん、ある程度の登山経験や運動習慣のある方向けのレベルです。
比較的に難易度の低いコースが選ばれ気軽に楽しめるものを言います。
ハイキング
軽装で知らない土地を見聞したり、自然や歴史的な建造物を眺めたり
必ず山を登るというわけでもなく
景色を楽しみながら歩く事を言います。
コースによっては丘を登ったり山を横切ったりする。
道なき道を進むというよりもハイキングコースを歩く感じですね。
静岡観光協会のホームページによると距離は4kmくらいで標高差が900m以内という感じです。
個人的には普段から運動している人なら楽勝な距離と高さですね。
ピクニックと混同される場合がありますが食事がメインの場合はピクニックになり
歩きながら自然の景観を楽しむ場合はハイキングになる。
ちなみにハイキングは直訳すると徒歩旅行
ピクニックは食事を持参して遠足という感じになる。
アクティビティ・レジャー・体験の業界では混同しがち
細かい定義がないから登山やハイキングも細かくわけずに表記されない場合がある。
トレッキングだと思ったらそんなに山歩きしなかったなんて事もあり得る。
季節やコースをしっかり調べずに参加すると大変かもしれません。
山歩きならきちんと山歩きに適した格好をした方がいいけど
ハイキングでハイキングコースを歩くくらいならシャツにジーンズ、スニーカーで良いかもしれません。
具体的な装備や準備
ハイキング、トレッキング、登山のいずれにおいても、装備や準備は非常に重要です。
これらの活動は、自然の中で行われるため、天候や体力、コースの状況に応じた装備が必要です。以下では、各アクティビティに適した装備と準備について詳しく説明します。
1. ハイキングの装備と準備
ハイキングは比較的軽装で楽しめるアウトドア活動ですが、快適で安全に過ごすための基本的な装備が必要です。
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服装:
- 通気性の良い軽い服装(速乾性のTシャツやショートパンツが一般的)
- 季節によっては、フリースや薄手のウインドブレーカーを持参
- 天候が不安定な場合は、軽量なレインジャケット
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靴:
- 普段のスニーカーでもOKですが、軽めのハイキングシューズがおすすめ。足首を保護できるデザインだと安心です。
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リュックサック:
- 小型のデイパックで十分。1日程度のハイキングなら10〜20L程度の容量が目安です。
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水と食料:
- 1〜2L程度の飲み水を必ず持参。軽食(エナジーバーやナッツなど)を準備し、エネルギー補給ができるように。
-
日焼け止めと帽子:
- 特に夏場や日差しの強い日には日焼け対策を忘れずに。帽子も必需品です。
-
その他:
- 天候が急変する場合に備えたビニールシートやレインカバー。
- 簡易救急セット(絆創膏、消毒液など)。
2. トレッキングの装備と準備
トレッキングは、距離や標高差が大きくなるため、ハイキングよりもしっかりした装備が必要です。
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服装:
- **レイヤリング(重ね着)**が基本。速乾性のアンダーシャツ、中間層には保温性のあるフリース、外層には防風・防水のジャケット。
- 長ズボンで動きやすい素材を選びましょう。山中の気温変動に対応できるよう、脱ぎ着しやすい服装が重要です。
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靴:
- トレッキング用の防水シューズが最適です。しっかりしたソールと足首のサポートがある靴が必要です。
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リュックサック:
- 20〜40L程度の容量のバックパックが適当。数時間〜1日以上の歩行を考慮し、食料や装備を収納できるものを選びましょう。
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水と食料:
- 2L以上の飲み水を用意し、トレイルミックスやサンドイッチなどのエネルギー補給ができる食料も持参。
- 長距離の場合は、軽量で高カロリーの食料を準備するのがポイントです。
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トレッキングポール:
- 特に急な上り下りがある場合には、膝への負担を軽減するためにトレッキングポールを使用することをおすすめします。
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防寒具とレインウェア:
- 急な天候変化に備えた防寒具(手袋や帽子)と、防水性の高いレインジャケット・パンツが必要です。
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その他:
- 地図やコンパス、登山アプリなどでコース確認をしましょう。
- 応急処置キット、モバイルバッテリー、笛など、緊急時に役立つアイテムも必携です。
3. 登山の装備と準備
登山では、高い標高や長期間の行動が想定されるため、万全の準備が必要です。特に標高の高い山や厳しい気象条件では、命に関わることもあるため、以下の装備を整えることが必須です。
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服装:
- **重ね着(レイヤリング)**を徹底。ベースレイヤーは速乾性のある素材を選び、ミドルレイヤーにはフリースやダウンジャケット、防寒対策がしっかりできるものを。
- 天候の変化や風対策のために、防風・防水性のあるシェルジャケットを常に携帯。
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靴:
- 登山靴は最も重要です。しっかりとした足首サポートがあるハードな靴底の靴を選び、登山道や岩場でも安定感があるものを。防水性能が高い靴を選びましょう。
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リュックサック:
- 長期の登山や高山を目指す場合は、50〜70L程度の大容量のリュックが必要です。特に、テント泊や食料を自給する登山では、大きな容量と背負いやすい設計が必須です。
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水と食料:
- 水は1日3L以上を目安に準備。登山では体力消耗が激しいため、軽量でカロリーの高い食料(ドライフード、エナジーバーなど)を用意しましょう。
- 山小屋がある場合も、食料の備えは万全にするべきです。
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テント・寝袋:
- 長期間の登山や山小屋がない場合には、テントや寝袋が必要です。軽量でコンパクトなものを選び、防寒性能が高い寝袋も忘れずに。
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ヘッドランプと予備電池:
- 日が落ちる前に行動を終えられない可能性があるため、必ずヘッドランプを持参し、予備の電池も携行しましょう。
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応急処置キットと救命用品:
- 怪我や体調不良に備え、応急処置キットを必ず携行。捻挫や骨折に対応できる包帯やテーピング材も含めて準備しましょう。
- 遭難時に備えて、非常食や保温用アルミシート、笛などの緊急時に役立つアイテムを必携です。
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その他:
- 天気予報の確認:特に登山では天候が急変することがあるため、出発前に天気を確認することが重要です。
- 地図やGPS、登山アプリを使い、コースの確認や万が一の迷子対策をしましょう。
装備選びのポイント
どのアクティビティでも、装備選びのポイントは「安全性と快適性」です。
山でのアクティビティは天候や地形の影響を受けやすいため、十分な準備をして臨みましょう。
まとめ
登山やハイキング、トレッキングなどの違いについて明確な違いというのは旅行会社などの業界では決まっていない
ただ、区別するなら
- 登山・・・・・・・・・山頂を目指して登る事
- トレッキング・・・・・山歩きを楽しむ、山頂を必ず目指すという事はない
- ハイキング・・・・・・自然の景観などを見ながら歩く事
- ピクニック・・・・・・食事を持参した遠足
こんな感じで区別する事ができます。
登山やトレッキングは割とハードなイメージなんだけど
ハイキングやピクニックはカジュアルに楽しめるアクテビティというイメージ
もちろん、山の規模にもよるけど
ハイキングは別に山を登らなくてもいいというのが違いではある。
山の山頂を目指すと言っても簡単に山頂へついてしまうならハイキングという感覚になるかもしれないし
ハイキングと言っても距離が意外と長くて疲れてしまう事はあり得そう
少なくともハイキングで専用の服装でバッチリ決めてという事はない
こうやって改めて文章にすると結構、違いがありますね
ではでは(^ω^)ノシ
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