ゴリ押しというのは受け手の意向を無視して自分の見解や主張を無理矢理通そうとする事ですが
ゴリ押しのゴリってどこから来たんだ?
という疑問が残る。
意外と語源を知らずに使っている言葉が多いけど
ゴリ押しのゴリがその最たるものじゃないだろうか?
ゴリゴリという言葉が硬いものをこする音という意味のオノマトペなので勘違いしている人は多そう
ゴリラではない事は確か。
ゴリラではない
日本に昔からある言葉なのでゴリラとは関係が全くない
ゴリラに押されたら大変だろうけどそういう事ではない
ゴリラが日本に来たのは1954年12月23日、「日本動物園」という大規模な巡回動物園のために初めて来日し、翌年(1955年)の1月から福岡での興行でお目見えしました。
その3年後に上野動物園へ3頭のゴリラが来たという話なのでゴリラがゴリ押しの由来ではない
ゴリラが押す事もゴリラを押す事もないのである。
ゴリラに関して無理矢理、押し込むとか押し込まれたというエピソードもないし納得です。
ゴリは魚の事
ゴリはなんと魚の事。
京都などではゴリ押し漁が昔から行われている。
川に住む魚でハゼ類のものもいればヨシノボリ類などなど
カジカをゴリと呼ぶ地域もある。
川底の石にへばりついているのが特徴だ
吸盤状の腹ビレで川底にへばりつくように生息するため、漁の際には網が川底を削るように、力を込めて引く必要がある。
石伏とも呼ばれている。
体の大きさがせいぜい20センチ以下で、普段は茶色や灰色の地味な色彩をしている。
川底にへばりついてるためにゴリ押し漁で簡単に取れる。
ゴリは佃煮や唐揚げにすると美味しい魚で高級料亭などで食べられる。
ゴリ押し漁とは
藁の束をもって複数人で輪を作るように立って藁の束で雑巾がけをするように
川底をこするようにしてゴリを網の方に追い込んでいく
吸盤で張り付いているゴリを強引に引きはがして追いこんでいきます。
徐々に輪を小さくする事でゴリは四つ手網の方に押し込まれてしまう。
無理やり追い込んで網に押し込む漁法です。
だからゴリ押し漁と言われます。
四方八方から輪を縮めて押し込むため逃げ場がなく網に収まってしまうから
ゴリ押しの意味にも通ずるところがありますね。
鴨川などでは体験する事もできるようです。
まとめ
ゴリ押しのゴリは
- ゴリラ
- ゴリゴリというオノマトペ
ではなく
魚の事です。
ゴリとは漢字で書くと鮴
川底で休む習性があり、藁の束で川底を強くこすりながらゴリを追い込んでいく
ゴリ押し漁が由来になります。
ゴリ押しの意味、そのままの行為で非常に分かりやすい由来ですね。
京都の鴨川辺りで体験が出来たりするみたいなのでシーズンになったら申し込んでみるのも面白いかもしれません。
鮴という漢字はゴリとメバルにも使われる事がありちょっとややこしいから
カタカナで書かれている事が多い印象ですね。
ではでは(^ω^)ノシ
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