はちみつは腐らない食品として有名でエジプトでは1913年に3300年前のはちみつが発見されました。
そのはちみつは3300年前のものであるのに全く変質していませんでした
2015年、考古学者がエジプトの墳墓を発掘中に3000年前のハチミツを発見し、完全に食用であったと報告した。
全く劣化していなかったその理由とは?
はちみつが腐らない理由
はちみつが腐らない理由として
- 糖度が高く水分量が少ない
- 天然のはちみつにはグルコースオキシダーゼという抗酸化作用の強い酵素が含まれている
- 殺菌力があるグルコン酸も含まれている
糖度が高く水分量が少ない
水分量が少ないと菌の繁殖を抑える事ができます。
保存食と言われる干物などは水分量が少ないため保存が聞きます
また、糖度が高い事で微生物の増殖を抑える事ができます
食品でも砂糖濃度が65%以上になると微生物の繁殖を抑える事ができます。
だから、保存食としてはちみつ漬けにしたりする。
天然のはちみつにはグルコースオキシダーゼという抗酸化作用の強い酵素が含まれている
天然のはちみつにはグルコースオキシダーゼという抗酸化作用の強い酵素が含まれており
この酵素が微生物を殺してくれるので腐らない
グルコースオキシダーゼは強い殺菌力を持った過酸化水素を作り出します。
だから腐らない
殺菌力があるグルコン酸も含まれている
はちみつにはグルコースオキシダーゼ以外にもグルコン酸が含まれており
グルコン酸にも殺菌作用があるため微生物が繁殖できない
グルコン酸は医療にも使われており、医療現場で傷口の消毒、医療用具の消毒などに使われる。
加糖したはちみつは腐る
はちみつにははちみつ100%のものと水飴や砂糖が加えられたはちみつも存在します。
加糖したはちみつは水分量が増えるため天然物と比較すると腐りやすい
腐ったはちみつの特徴
- 緑色に変色している
- 酸っぱいにおいがする
- カビが生えている
はちみつは薄い琥珀色だったりオレンジ色をしていますが腐ると緑がかかったような色に変化します。
臭いも酸っぱい臭いがするようになります。
カビが発生する場合は生臭いカビがつく事も
これらのはちみつは食べれないので捨てましょう。
また、蓋や容器に雑菌がついているとカビが生える原因になります。
はちみつは清潔を保てば長持ちしますので口をつけたスプーンをはちみつに突っ込むなどはしないようにしましょう。
はちみつを水で薄める酵母の働きではちみつ酒(ミード)になる事から分かる通り
適切に保管しなければ腐ります。
はちみつは腐らないのに賞味期限がある?
腐らないけど法律によって賞味期限の表示が義務付けられているからですね。
ちなみに賞味期限とは適切な保存した場合「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」という意味で
賞味期限が過ぎたからと言って腐るわけじゃない
はちみつの長期保存は腐らないとはいえ風味などは落ちていく
なるべく早く食べきった方がはちみつ本来の味を楽しめます。
古いはちみつは風味や香りが落ちるという事も覚えておきましょう。
エジプトの遺跡ではちみつが見つかるのは?
エジプトで3300年前のはちみつが見つかるのは
はちみつにいろいろな使い道があるからです。
甘味料として使われる他に
- 薬品としての使用(傷口がふさがるまで油やハチミツを塗って治していた)
- ミイラ作りに使用(はちみつやプロポリスを使用)
抗菌作用があるため傷に塗ったりミイラの防腐措置として使われていたようです。
ピラミッドからはちみつが発見されたりするのはそのためですね
まとめ
はちみつは腐らないためピラミッドなどの古い遺跡から発見されたりする
状態が良いものは食べられる。
腐らない理由として
- 糖度が高く水分量が少ない
- 殺菌作用があるグルコン酸やグルコースオキシダーゼなどの酵素が含まれているため
砂糖などを加糖したはちみつは腐る場合がある
また瓶や蓋に雑菌がついているとカビたりする事がある。
清潔な状態であれば3000年前でも食べられる
ではでは(^ω^)ノシ
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