ハイブリッド車と電気自動車はどちらが環境に優しいのか?
それはハイブリッド車です。
一見、ガソリンを使わない電気自動車の方がエコな気がしますが視点を社会規模まで大きくすると話は変わってくる。
車だけを見ると電気自動車(EV)はエコかもしれない。
しかし、設備や電気を産み出す過程を考えたら圧倒的にハイブリッド車の方が優秀だ。
電気自動車(EV)のメリット
電気自動車のメリットは
- 走行音が静か
- 走行時の排気ガスは0
- 走り出しのトルクが強い。
- 部品点数が少ない
走行音が静かなのはよく言われる事です。
排気ガスが走行時に出ないのもよく知られています。
走り出しのトルクについてはモーターのエネルギーはモーターの回転が止まっている時が一番、強い力を発揮するためです。
部品点数についてはガソリンやディーゼル車は3万点の部品が必要なのに対して
電気自動車(EV)は三分の一、1万点で作れる。
世界で電気自動車が注目されているのはむしろこっちが原因なのではと邪推してしまう。
ハイブリッド車のメリット
- エンジンとモーターを切り替えながら走るため燃費がいい
- 走らせながら充電ができる。
- コンセントからも充電できるPHVがある
最大の特徴はエンジンとモーターを切り替えながら走る
ハイブリッド車には三種類あり
- エンジンで発電して電気モーターで走る シリーズ方式
- エンジンが得意な場面とモーターが得意な場面を切り替える パラレル方式
- エンジンとモーターを必要に応じ使い分けたり、両方を使う事ができる シリーズ・パラレル方式
3つともエンジンによって発電して充電池に充電している。
走りながら充電するというシステム非常に効率が良い。
電気自動車のここがダメ
電気自動車の開発は技術の発展としてはなくてはならないが環境問題として見ると問題ありだろう。
まず、電気自動車を走らせる電気は発電所で作られています。
火力発電や原子力発電によって発電された電気で電気自動車は走っています。
結局、石油や石炭を燃やしてタービンを回して電気を作るのとガソリンを燃やして車を走らせるのはどちらが効率が良いのだろうか?
一般的な火力発電所のエネルギー変換効率は35〜43%
最新の火力発電でも55%だと言います。
ガソリンエンジンで動く車のエネルギー変換効率は30%から40%だと言われています。
電気モーターのエネルギー変換効率は90%と高い。
しかし、発電所で変換された電気のエネルギー効率と送電ロスを考えると微妙。
車に使う動力として電気モーターは優れてるけど
電気の精製で使われた燃料を使ってガソリン車を走らせた方がエコなのでは?
発電する時のエネルギーロス、送電時のエネルギーロス、そして走行する時のエネルギーロスを考えると微妙。
製造する時のエネルギー
部品製造をする時はCO2が出ないのかといえばそうでもない。
それを考えるとHV車は部品点数が多いからエコじゃないかもしれない。
ただ、短期間で買い換えるものじゃなくて5年〜10年と使い続けるとなると、どうなんだろう?ロングスパンで考えるとHV車の方が効率が良いのかな?
どんな製品を使うにしてもCO2排出とは切っても切れない関係にある。
なら、長く乗れて燃費の良い自動車に乗るのが良いのかもしれませんね。
鋳物を溶かすためにコークスを燃やしたり、金属を削ったり成型するのに電力を使う。
これは逃れられない、なら長く走れる車を買うべきでしょう。
EVが普及するには?
EVが今以上、普及するには発電方法が変化してもっと電気が気軽に安いエネルギーになる必要がある。
今の状態では絶対に何かを燃やしてタービンを回さないと社会インフラとして必要な電力は発電できない。
もっと効率の良い発電システムが開発されたり、もっと性能が良いバッテリーが開発されないと
EV車が日本で一般化するのは難しいと思う。
少なくともガソリン車と同じくらい走れないと使い物にならないと思う。
まとめ
HV車とEV車ならHV車の方がエコだと思います。
EVも結局、火力発電や原子力発電ありきの技術であるため
自分で発電するシステムであるHV車の方が環境に優しいと思う。
というか一つの燃料で走るよりも二種類の燃料を使い分けて走行した方が効率が良い
EV車とかガソリン車ではなく複数の動力で走る自動車が開発される気がします。
そっちの方が資源の消耗も少なく済むし
新しい発電システムとかが開発されればEVも普及するとは思うけど
本当に性能が良いのはHV車になると予想します。
ではでは(^ω^)ノシ
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