歴史の雑学

共食いがタブーとされるのはなぜ?人間社会に隠された3つの理由

人間は共食いをタブーにしています。
これはなぜか?

倫理を無視して答えるなら共食いをしてもメリットがないからです。

 

 

常識や道徳でガチガチに固めているのも人間社会が壊れないようにするためだと思います。

カニバリズムが発生するのは本当に追い詰められた特殊ケースだと思われます。

 

 

その事実が判明した時点で普通の社会に復帰できるかは微妙なレベルだと思います。

 

 

 

コスパが悪い

とにかくコスパが悪い、原始時代であれば同じサイズで狩りやすい獲物はいたはずだし

石器の槍でマンモスを狩る人間がわざわざ

食える肉が少なく

 

 

自分たちと同じくらい賢い敵であり

反撃の危険もある相手をわざわざ選ばない。

人間なんて成人しても50〜100kg前後くらいしかない

 

取れる肉も少ないから効率が悪いというわけです。

 

 

栄養価で言えば人間が生きるために必要な栄養が全て入っているから効率が良いように見えるが割な合わない

狩りやすい豚や鳥などを取った方が効率が良い。

 

 

自分たちと同じような知能と武器を持ってるし罠が通用しない可能性もある。

人間の長所が活かせない、単純な実力勝負になる。

 

 

 

遠距離からのハメが使えない
相手が疲れるまで追い詰める持久力も役に立たない。

出会い頭であれば狩れるかもしれないがしっかり準備した人間を相手にする場合
積極的に狩りをする対象としては効率が悪い

戦争をしたとしても土地や作物を奪った方が効率が良い

 

 

 

病気になりやすい

人間が他の動物を食べても病気になる事は滅多にない。

豚だけが罹る病気とか鳥インフルエンザは人間に感染する事はない。

 

 

だが人間の場合は食べる対象が持ってる病原菌、ウイルスを取り込んでしまう可能性がある。

きちんと衛生管理しないと肝炎やエボラ出血熱などになったりするし大腸菌などの影響でバクテリアが発生する危険もある。

 

 

 

また、プリオン病と呼ばれるブリオンというタンパク質に異常が出て脳がスポンジのようになってしまう病気になる可能性が高い。

牛に牛骨粉を食わせたせいで狂牛病になってしまった事例もあり

共食いというのは病気になる可能性が非常に高い。

 

 

 

パプアニューギニアの原住民は人肉を食べる事でクードゥー病という病気になったという事例もある。

 

 

 

狩りにくい(討伐される)

古代から人喰いと呼ばれる奴はいたのだと考察できます。

しかし、そういう連中というのは人々に忌避され退治されてきたと考えられます。

 

 

 

あくまでも考察の範囲ですが

日本でも山姥が旅人を食べようとした話もあるし人喰い鬼というのもある。

そういう奴らを退治してきた結果、物語にしか登場しなくなった。

 

 

 

世界各地でそういう事例があったとしても必ず退治されている。

人を食うという行為が邪悪なものとして扱われるのもこういう物語の影響もあるのかもしれない。

単純に人喰いが隣に住んでたら怖いですからね。

 

 

 

人間社会において共食いは繁栄するためには絶対に排除しなきゃいけない

国としても人が増えないのは困るだろうし

 

 

つまり、人間という生き物を日常的に獲物にすると人間は反撃をして滅ぼしてきた。

人食い鬼を放置するのは危険だから確実に駆除されてきたのでしょう。

 

 

まとめ

人間が共食い、人肉食をしないのはなぜか

 

  • コスパが悪い
  • 病気になりやすい
  • 狩りにくい

 

栄養面で言えば同じサイズかちょっと大きいサイズの獲物を狩ればいいし

同種だから病原菌やウイルスに感染しやすい

 

何より狩りの対象としては必ず報復されるため危険だし、自分たちと同じことができる相手というのは強敵

 

 

種の繁栄という観点から見ても共食いは禁忌、安心して生活するためにも真っ先に排除される。

人食い熊とかそういうのが駆除されるのと同じ理屈。

 

 

共食いをするような人たちを昔は鬼と呼んだのではなかろうか?

共食いが文化として残った場合、人口は増えないだろうから弱い生き物として生活するか絶滅しているだろうな

カマキリみたいな共食いするような生き物は多産じゃないと収支が合わないだろうし

 

 

戦争で◯し合っても男も女も奴隷にした方が食うよりも便利に使えるだろうしな

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

 

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