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日本が左側通行なのはなぜ?

何気なく当たり前のように日本では左側通行ですが

これはどのように決まったのでしょうか?

 

 

世界には右側通行の国もあるのになんで日本は左側通行なのか?

 

イギリスにならったという説もあれば日本刀を左に差していたからという説もあります。

刀の鞘と刀の鞘がぶつかるのは大変無礼な行為なのでトラブルを避けるために左に避けていたのが定着した説ですね。

 

 

 

 

 

現在の法律で決まったのが昭和24(1949)年

道路交通法によって決まりました。

現在は昭和35年(1960)年に施行された道路交通法において

 

「車両は、道路の中央から左側を通行しなければならない」(第三章 車両及び路面電車の交通方法 第十七条 通行区分)と左側通行が規定されています。

 

この法律があるから左側通行をしなくてはいけない。

 

 

 

明治時代も左側通行だった。

道路の通行方法が明記されたのが明治14年、警視庁通達で

 

「人力車が行きあった場合には左に避ける」と車両の左側通行が制定されました。

 

明治33年には警視庁は「道路取締規約」を制定し、諸車牛馬は車馬道の左側、中央の設けがない道は中央を走る

歩行者はみだりに車馬道を通行しないと明記されています。

 

 

日本全国で明確なルールが決まったのが大正9年(1920)に「道路取締令」が発令された時

 

当時は日本とイギリスは日英同盟を結んでいたから関係が深かったイギリスにならったのではないかという説があります。

 

 

左側に決めた理由は何となく?

前述の警視庁令などを決めた人物は警察署長なども務めた内務官僚である松井茂という人物。

その理由は驚くべきもので、「特に根拠はなく、なんとなく左側通行が良い」と考えたからだそうだ。

 

俗説として刀の鞘がぶつかるからだという説があるがそこに言及されているのが

当時の内務大臣だった西郷従道が、左側通行庵に待ったをかけた、以前から軍隊は右側通行を実施しており、陸海軍創設の功労者でもあった西郷は、軍隊との統一を求めたのである。

 

 

その説得に駆り出された松井は、最後に「別に理由はありませんが、これ(刀)ですよ」と左の腰から刀を抜く真似をしてみせた。その動作を見て西郷は承知したという。

 

このエピソードを聞いて刀説は後付だったという人もいる。

 

 

(考察)江戸時代からの慣習だったのでは?

ここからは筆者の考察になるが、松井茂はなんとなくで決めたというが江戸時代から

日本では行きあった場合、左に避けていた。

これは武士であれば鞘当てのトラブルを避けるためだったろうし

 

 

町民であれ武士の刀に触らないように左に避けていた。

これを考えると基本的に江戸時代から左側通行の傾向はあったんじゃないだろうか?

 

 

なので右側通行か左側通行かを決める時に何となくで肌感覚で決めたら左側通行になるのは必然な気がします。

西郷とのやり取りで自分の無意識に気がついたという感じではないでしょうか?

 

 

当時の士族としてもそちらの方が不便がなかった。

 

 

 

世界ではどのように通行する向きが決まったのかと言うと

イギリスは左側通行、フランスは右側通行だが

 

それぞれ、馬車の操り方で決まったそうだ。

16世紀のフランスでは当時、二頭立ての馬車を操縦する場合。

御者は左にいる馬に跨り馬車を走らせた。

 

安全のために御者が道路の中央側となる右側通行の方が安全に通行できた。

徐々に右側通行が浸透し、1851年にルイ・フィリップ王が法制化した。

 

 

だから右側通行になった。

 

 

イギリスの場合は御者台に座って馬車を走らせていた。

右利きが大多数なので右側の馬を手綱で操っていた。

だから安全面を考慮して左側通行になったそうだ。

 

 

フランスの繁栄した結果、ヨーロッパはほぼ右側通行、植民地化された国も右側通行になった。イギリスも植民地化した国に左側通行を実施させた。

こうやって国によって右側通行、左側通行ができた。

 

 

 

 

歩行者は右側通行?

道路交通法には「歩行者は、歩道または歩行者の通行に十分な幅員(ふくいん)を有する路側帯と車道と区別のない道路においては、道路の右側端に寄って通行しなければならない」

(第二章 歩行者の通行方法・第十条 通行区分)

 

 

ちなみに例外もあって

 

道路の右側端を通行することが危険であるときその他やむを得ないときは、道路の左側端に寄って通行することができる

 

 

と定めています

 

まとめ

日本が特殊な事情がある国だってのを再確認できたような気がします。

 

左に避けるって明治時代に決めた松井茂さんの理由が何となくだったけど、それって江戸時代から当たり前のように左に避けていたからだと思う。

慣習というか暗黙の了解的に行き合ったら左に避けるものになっているのをわざわざ、変更する必要はない。

 

 

面白いのはちゃっかり歩行者は右側通行って法律で決まっているのは本当に面白い。

 

 

軍隊は右側通行という歪みというか面白い、エスカレーターが地域によって右に並んだり左に並んだりするのもこのせいか。

 

イギリスとフランスで馬車の操作方法が違うという事から左側通行と右側通行が分かれたというのも面白い

 

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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