食用コオロギを普及させようという動きがあるようです。
コオロギなんか食べたくない!危険だろ!
という反発が起きています。
基本的に昆虫食というのは他に食べる物が豊富にある国では忌避されやすい。
食べられる虫の一覧は?
ちなみにコオロギ以外でも世界中で食べられている昆虫は多く
現在、食用にできる昆虫はざっと2000種類! 世界の100カ国近くに多様な昆虫食文化があるそうです。
食べられている虫は
- カブトムシなどの甲虫
- イモムシ(蛾・チョウの幼虫)
- アリ
- ハチ
- バッタ
- イナゴ
- コオロギ
- セミ
- ウンカ
- カイガラムシ
- カメムシ
など。成虫のほか、さなぎ、幼虫、卵などを食べる国もあります。
日本では第二次世界大戦前は大正時代の調査では、食用の昆虫は55種類ほどいました。
- イナゴ
- カイコ(さなぎ)
- カミキリ(幼虫)
- セミ
- ハチの子
- ザザムシ
今でもハチの子やイナゴ、ザザムシは食べられています。
コオロギとSDGs
なぜコオロギを推してくるのかと言えば人口増加による動物性たんぱく質が不足すると言われているからです。
2030年には今の畜産業では人類が生きるためのタンパク質が確保できないのではないか?と言われています。
昆虫は高たんぱくであり、エサもかからず
牛や豚などと比較しても二酸化炭素を排出しないという事らしいです。
コオロギは1回の産卵で50~100個の卵を産み、その後、交尾と産卵のサイクルを数回繰り返します。
雑食で増えやすく育てやすいため
タンパク質確保のために牛や豚、鶏の代わりにコオロギを養殖して食べようという案が出ています。
個人的にはイナゴじゃダメなんだろうか?
米農家さんが余った米や古米をイナゴに食べさせて繁殖させればよくない?
イナゴは群生相になるからダメなんだろうか?
もしくは食品ロスを減らすための取り組みでないと難しいというのが現状だろう。
コオロギのメリット?
コオロギは栄養満点で
- 豊富なタンパク質
- 亜鉛
- 鉄分
- カルシウム
- マグネシウム
- ビタミン、
- オメガ3脂肪酸
など豊富な栄養が含まれており気軽に摂取できる。
味についてもエビのような味がするとの事
キチン質の外骨格を持っているからエビっぽい味になるのも分かります。
食用コオロギが危険だと言われる理由
コオロギは漢方薬として使われており
主に不妊薬として使われている背景があり
日常的に食べて大丈夫なのか?
という懸念があります。
漢方では微毒があり、不妊薬であり、特に妊婦は食べてはいけないものとして扱われます。
大規模な研究がされているわけじゃないから
また、エビやカニなどと同じアレルゲン物質を含んでいるためアレルギーの人は気をつけなければいけない
コオロギを食べる事への拒絶反応
単純に虫を食べる忌避感があるという事もありますし
そもそも実感としてタンパク質が不足するという実感もない
普及すれば普通に食べると思うけど普及する前はやはり、忌避感は拭えない
また、食べるの嫌な人がいろいろ難癖をつけている感がすごい
農薬がうんたらとか生物濃縮がうんたらと野生のコオロギと養殖のコオロギを同一視するから困ったものです。
コオロギは雑食で共食いとかもする昆虫だから食べる事に忌避感を持つのは仕方ないのかもしれません。
筆者の考察
コオロギが推奨されて給食に取り入れようなんて話も出ていますが世界的に見てもコオロギは育てやすく
普及させやすいために次世代の食べ物として注目されているわけだが
それはそれとして日本は別のベクトルで高たんぱく食品を開発するべきだと思う。
例えばクジラなんかは十分にタンパク質を賄うポテンシャルがある。
広大な海に囲まれた日本なんだから魚の養殖や今まで食べられていない高たんぱく質な生き物がいるはずです。
更に言えばフードロスをどうやって無くしていくかも同時に議論する必要があります。
まとめ
コオロギを食べるのは危険じゃないのか!と騒がれていますが
漢方では不妊薬として扱われ、妊婦さんは食べてはいけないというものになっています。
タイではコオロギの養殖が盛んだったりするからその辺りもデータが取れるとは思いますけどね。
反対派には野生のコオロギと養殖のコオロギを区別せずに語っている人もいるのでその辺りは注意したい。
単純な話、いきなり虫を食えとか言われても豚肉や牛肉、鶏肉が豊富にあるんだから忌避感を抱くのは仕方ない
例えば肉自体が高級品になって豚小間切れが100g1万円とかの世界になってしまったらコオロギを食べる事になるかもしれませんね
昆虫食自体は別に選択肢の一つとしてはあってもいいけど
極端に推されると何か裏があるんじゃないかと邪推してしまいますね
ではでは(^ω^)ノシ