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世界五大ウイスキーとは?歴史や特徴を紹介

世界五大ウイスキーとはスコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本の事

 

ウイスキーという名前の由来には諸説あり

ウイスキーとはゲール語(インド・ヨーロッパ語族のケルト語派に属する言語)で命の水と呼ばれてたという説。

ウイスキーという名前は元々、蒸留酒をラテン語でアクア・ヴィッテ(命の水)と呼んでいたのが訛ってウイスキーと呼ばれるようになったという説があります。

 

 

ウイスキーの発祥には諸説あり

  • 蒸溜酒は、紀元前3~4世紀ごろメソポタミアで発祥した。
  • 12世紀にイングランド王のヘンリー2世がアイルランドへ侵攻した際に、従軍兵が「地元の民が“ウスケボー”と呼ばれる蒸溜酒を飲んでいた」
  • 15世紀半ばのスコットランド王室の記録に、「王の命令にて修道士にモルトを使って“アクア・ヴィッテ”を造らせた」

 

などなど諸説あり、まだ決着はついていません。

 

 

 

ヨーロッパにおけるウイスキー、蒸留酒の発展は錬金術が関係しているなど発祥から発展まで諸説あるそうです。

 

美味しいウイスキーが作れる条件は寒い地域で水がきれいであるというのがあげられる。

だから基本的に寒い地域がある国が五大ウイスキーに選ばれていますね。

 

 

 

 

スコッチウイスキー:スコットランドのウイスキー

スコッチはスコットランドで作られたウイスキーです。

スコットランドはイギリス、ブリテン島の最北端に位置する国。

 

非常に寒い場所なのは地図を見れば分かります。

スコッチウイスキーと言えば、大きく分けて

 

  • ブレンデッド
  • モルト

この2つ分かれます。

 

ブレンデッドは文字通りいくつかの「ウイスキー」がブレンドされたスコッチ。 一般的にはモルト原酒数種類とグレーン原酒数種類が合わせられたものを指す

モルトはモルト原酒のみのウイスキーになります。

ピート泥炭が強い独特のウイスキーが多く、ピーティーな風味が特徴です。

 

日本ウイスキーの見本になったウイスキーと言われています。

 

ちなみにスコッチの三大ブランドは

 

スコッチウイスキーの三大ブランド

  • ザ・マッカラン
  • バランタイン
  • ボウモア

 

アイリッシュウイスキー:アイルランドのウイスキー

アイリッシュウイスキーはアイルランド共和国および北アイルランドでつくられるウイスキー麦芽モルトにビートをつけずに複数回、蒸留して作られます

スコッチのような力強さはない、どちらかというと雑味がなくて、穏やかな味わいのものが多いのが特徴です。
滑らか軽快な飲み口で初心者にもおすすめのウイスキーです。

 

 

癖が少なく、氷を入れても水で割ってもカクテルにしても失敗が少ないウイスキーです。

アイリッシュ・ウイスキーとコーヒーを混ぜてカクテルにしたアイリッシュ・コーヒーは寒い時期には特におすすめです。

 

 

 

アメリカンウイスキー:アメリカのウイスキーは樽の内側を焦がす

アメリカでもウイスキーは作られています。

アメリカに蒸留器を持ち込んだのはイングランドから入植した移民でした。

ですがウイスキーを作り始めたのは17世紀にアメリカ東海岸へやってきたスコットランド人やアイルランド人でした。

 

 

アメリカと言ってもとても広いのでいろいろな種類のウイスキーが誕生しています。

 

バーボンやコーンウイスキー、モルトウイスキー、ライ・ウイスキー、ウィート・ウイスキーなどが作られています。

 

アメリカンウイスキーの定義

バーボン・ウイスキー トウモロコシが最低51%、79%まで 内側を焦がした新しい樽で熟成
コーン・ウイスキー トウモロコシが80%以上を占める 古い樽、または内側を焦がしていない樽で熟成
モルト・ウイスキー 大麦が51%以上を占める 内側を焦がした新しい樽で熟成
ライ・ウイスキー ライ麦が51%以上を占める 内側を焦がした新しい樽で熟成
ウィート・ウイスキー 小麦が51%以上を占める 内側を焦がした新しい樽で熟成

 

素人目で見れば樽を焦がすのは独特の手法ですね。

 

 

アメリカンウイスキーの特徴

アメリカンウイスキーは寒暖差が激しい土地で作られる事と

連続式蒸溜機とタブラーと呼ばれる特殊な蒸溜機を組み合わせ、特別な製法で造られます。

新しい樽の内側を焦がしてからウイスキーを詰め熟成させるのが特徴。

 

 

 

 

 

バーボンの語源は、フランスのブルボン王朝のフランス語“Bourbon”の英語読み“バーボン”に由来します。

独立戦争後にケンタッキー州の地名のひとつにバーボンがつけられました

フランスのブルボン王朝の功績を称えたのが由来

 

そこで作られたのがバーボンになります。

 

 

 

 

ケンタッキー州とテネシー州がアメリカンウイスキーの2大産地として発展しました。

アメリカンウイスキーの蒸留所と銘柄

アメリカンウイスキーには厳格な法律があり、これを守っています

ジムビーム蒸溜所

  • ジムビーム
  • ブッカーズ
  • ベイカーズ
  • ノブクリーク
  • ベイゼルヘイデン

 

 

ワイルドターキー蒸溜所

 

  • ワイルドターキー
  • ワイルドターキー レア・ブリード
  • ワイルドターキー8年
  • ワイルドターキー ライ

 

 

フォアローゼス蒸溜所

  • フォアローゼス
  • フォアローゼスブラック
  • フォアローゼスプラチナ

 

 

メーカーズマーク蒸溜所

  • メーカーズマーク
  • メーカーズマーク46
  • ブラントン
  • I.W.ハーパー
  • エヴァン・ウィリアムス
  • イーグルレア
  • エライジャクレイグ
  • オールドグランダッド
  • アーリータイムス
  • バッファロートレース

 

ジャックダニエル蒸溜所

 

  • ジャックダニエル
  • ジャックダニエル・モノグラム
  • ジェントルマンジャック   等

 

 

 

 

カナディアンウイスキー:カナダのウイスキー

カナダのウイスキーはスムーズで軽い口当たりに、個性的で深いライ麦の香りが特徴。

5大ウイスキーの中でも最も軽い飲み口だと言われています。

 

カナディアンウイスキーの定義はカナダの法律で

  1.  穀物を原料に、麦芽などで糖化、酵母などで発酵し、蒸留したもの。
  2. 700リットル以下の木樽で3年以上熟成させること。
  3. アルコール度数40%以上で瓶詰めすること。
  4. 糖化・蒸溜・熟成はカナダ国内で行うこと。
  5. カラメルまたはフレーバリングを添加してもよい。

という風に決まっています。

 

「ライ麦の使用比率が51%以上でなければならない」という縛りがあるけど

フレーバーを添加しても良いというのは独特ですね。

 

カナディアンウイスキーの特徴

 

トウモロコシで作ったベースウイスキーとモルトやライ麦で作ったフレーバーリングウイスキーを混ぜた

ブレンデッドウイスキーが主流みたい。

 

ベースウイスキーが約70~90%、フレーバリングウイスキー約10~30%というのが一般的です。

 

更にフレーバーリングと言ってフレーバーリングウイスキーとは別に香りづけに他のお酒を混ぜる事もあります。

ウイスキーの味を崩さないようにフレーバーリングは「9.09%まで」という規定が設けられています。

 

 

カナディアンウイスキーの歴史

1775年にアメリカ独立戦争が起きました。

カナダもアメリカと同様にイギリスの支配下にありました。

アメリカの独立に反対する人がカナダに移住し穀物を作り始めました。

 

 

その穀物は食べ物に使われていましたが余った穀物でお酒を造り始めたのがカナディアンウイスキーの始まりと言われています。

 

 

カナディアンウイスキーの躍進は1920~33年頃

アメリカが禁酒法という悪法が発布された時代、いわゆる禁酒法時代の話です。

 

 

アメリカではお酒を醸造したり販売したりできないなかで

カナダからウイスキーが密輸されたため、カナディアンウイスキーは大きく発展したというわけです。

 

 

 

 

日本のウイスキー:複雑で繊細な味わいが特徴

日本のウイスキー他のウイスキーと比べて厳密に定義があるわけじゃない。

というのも日本のウイスキーは歴史が浅く日本初のウイスキーは1929年に発売された、100年経っていない

 

 

世界各国のウイスキーと比べて繊細で複雑な香り・味わいのウイスキーが多い傾向にあります。

日本独自の飲み方として水割り・お湯割り・ハイボールがあります。

 

大手、蒸留所が原酒を作るため品質が安定しており、複雑で繊細な香りや味わいのウイスキーを作るノウハウがある。

日本ではミズナラを使った樽を使ってウイスキーを熟成させます。

 

蒸留所がある場所はスコットランドに似た気候である事も五大ウイスキーと言われる要因になった。

 

 

 

日本ウイスキーの定義

法律などの縛りがあるわけじゃないが日本洋酒酒造組合が設定した基準がある。

 

2021年(令和3年)2月12日、日本洋酒酒造組合は「ジャパニーズ・ウイスキー」の定義を明確化するために、自主基準である「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」を作りました。

 

以下の品質基準を満たすこと。
原材料には麦芽、穀類、日本国内で採水された水のみを使用すること。また、麦芽は必ず使用すること。
糖化、発酵、蒸留は日本国内の蒸留所で行うこと。また、蒸留留出時のアルコール分は95%未満であること。
貯蔵に当たっては、内容量700リットル以下の木樽に詰め、日本国内で3年以上貯蔵すること。
色調の微調整のためにカラメルの使用を認める。
表記上は「ジャパニーズ」と「ウイスキー」の文字を統一的且つ一体的に表示し、文字の間を別の用語で分断してはいけない。
「日本ウイスキー」「ジャパンウイスキー」等の同義語や外国語への翻訳時にも上記の品質基準を満たしていなければならない。
日本を想起させる人名・都市名や山岳名等の地名・日本国の国旗及び元号等も、上記の品質基準を満たしていないものに使用してはいけない(品質基準を満たしていないことを明示している場合を除く)。

 

基準自体がかなり最近に作られたものですね。

 

種類とスタイル

  •  モルトウイスキー 大麦麦芽 単式蒸留器を使用。蒸留回数は2回。
  • グレーンウイスキー 大麦麦芽と、小麦やトウモロコシなどの穀類 連続式蒸留器を使用する。
  • ブレンデッドウイスキー 複数のモルトの原酒とグレーンの原酒

 

スコッチウイスキーを手本にしているがスモーキーフレーバーは日本人に合わせて抑えめにしてある。

日本で主流なのはブレンデッドウイスキーなんだとか

 

  • ブレンデッドウイスキー・・・角や富士山麓など
  • ブレンデッドモルト・・・・・竹鶴など
  • モルトウイスキー
  • グレーンウイスキー

などが日本で作られています。

 

 

 

日本ウイスキーの歴史

日本にウイスキーがやってきたのは幕末。

ペリー来航がきっかけでした。

 

1853年7月に浦賀の奉行や通訳がサスケハナ号で歓待された時にウイスキーが振舞われた。

将軍徳川家定の元にウイスキーが献上された記録もあるけど、実際に飲んだかは不明。

 

 

開国して外国人居留地ができるとタサム商会などがウイスキーの輸入を行った。

 

 

日本人がウイスキーを自ら蒸留しはじめたのは明治時代から大正時代頃

酒精アルコールのメーカーである摂津酒造の社長・阿部喜兵衛、常務・岩井喜一郎は技師の竹鶴政孝をウイスキーの産地であるスコットランドに派遣

日本のウイスキーはスコッチが手本というのはこれが由来

 

摂津酒造の取引先の一つであった寿屋洋酒店(のちのサントリー酒類)が蒸留所建設を考えて
その結果、大阪府島本村の山崎の地に日本初のウイスキー蒸留所の建設された。

 

1929年に日本初の国産ウイスキー「白札」(現在のサントリーホワイト)が売り出される。

当時の日本人にはスコッチ由来のスモーキーフレーバーが不評、煙臭いと言われていたそうです。

日本のウイスキーはスコッチを再現する事から始まり独自の味わいを追及した結果

 

 

現在、人気のウイスキーになった。

 

五大ウイスキーに数えられた時期は不明。

ただウイスキーの品評会で高評価を取った事が五大ウイスキーと呼ばれるきっかけだろう。

 

 

2001年に開催されたウイスキーの品評会「ベスト・オブ・ザ・ベスト」において、ニッカウヰスキーの「シングルカスク余市10年」が総合1位を、サントリーの「響21年」が2位を獲得したのです。

 

 

 

 

 

まとめ

世界五大ウイスキー。

それぞれ特徴があって面白いですね。

歴史的なつながりもあって

 

 

  1. スコットランド・アイルランドでウイスキーが作られ
  2. アメリカに渡ったスコットランド人、アイルランド人がウイスキーを蒸留し始め
  3. アメリカ独立に反対した人々がカナダでウイスキーを作り始める。
  4. アメリカに開国を迫られた日本はウイスキーと出会い、スコッチを手本に独自のウイスキーを作る

 

かなり、面白いですね。

 

歴史的なつながりもあったりそれぞれのこだわりがあったりするから面白い。

ではでは(^ω^)ノシ

 

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