プライマリーバランスって経済の話題でよく出てくるけど
プライマリーバランスとは一体なんなのか?
簡単に言えば基礎的財政収支の事。
もっと噛み砕けば収入と支出の事です。
政策を行う上で予算を組むわけですが
税金という収入に対してお金が足りなければ政府は借金をして行政を運営するわけです。
日本はプライマリーバランスが赤字になっていますがこれは問題なのでしょうか?
会社の経営や家計のやりくりであれば大問題ですが
実は全く問題がない。
いくら借金しようが今の状態であれば破産する事はない。
どこから借金しているのか?
日本は国債を発行し、日本銀行がそれを買っている。
日本の国債は96%日本銀行が購入している。
日本銀行は紙幣を刷る事ができる組織であり日本政府の下部組織。
国債は全て円建て、ドルとかで借りていない。
つまり、自国のお金で借金という形にしているだけ。
外国から借金をしてるわけじゃないから破産は有り得ない。
何故なら日本が破産すると日本銀行も困るというか日本政府が下手こいて破産すると日本円が紙切れになる可能性だってある。
日本銀行は日本が正常に機能していないと存続はできない組織。
いくらでも融通が効く
実際、マイナス金利だって受け入れてるわけだし。
プライマリーバランスは黒字はむしろマイナス?
プライマリーバランスに関して借金だから返済して黒字というのはあんまり意味がない。
借金と言いつつ紙幣の増刷でしかないからだ。
それに日本のGDPが上昇して物価が上がっていけば借金も小さくなる。
借金と言ってるけど完全に無意味だ。
返済期限がコントロールできるし、借り替えもできる。
外国から借りれば返済期限があるかもしれないが日本の場合、どうとでもなる。
無理に黒字を目指すと紙幣が足りなくてデフレが進む。
お金が市場に出回っていないからデフレなのにお金を刷らない方針で政治をされても困る。
財務省の説明だと片手落ち
財務省のホームページでプライマリーバランスについて説明があるのですが
どうも支出は基本的に税金で行い、今までの借金を税金で返済する。
プライマリーバランスが赤字だど借金をしないといけない。
だから政治的な経費を節約してみたいな話になるんだけど
日本銀行から借金するというのは子会社が親会社にお金を貸したという感じ。
いくらでも融通が効くし、借り替えも簡単でそもそもマイナス金利すら容認するような関係で借金だから問題と言われても困る。
個人の借金とは全然違う。
経済発展していけば返済も簡単
経済発展して物価が上昇すれば返済は簡単になる。
例えば戦前の兵士、お給料は月100円という時代でした。
当時5万円を借りたとしましょう。
当時の5万円はかなり高額です。
ですが2021年現在、5万円って大人で普通に働いていれば普通に返済できる金額です。
経済発展して物価が上昇すれば扱う金額も大きくなり返済も可能になる。
ガンガン経済発展させていけばプライマリーバランスの黒字化なんてのは簡単。
経済発展を優先させた方がいい。
まとめ
プライマリーバランスを重視する意味が日本にはあんまりない。
外国からドルとかユーロでお金を借りているならプライマリーバランスを重視するのは分かる。
借金なんて少ない方がいいし、上手くやりくりした方がいい。
ただ、日本政府が日本銀行からお金を借りるという構図で日本円を調達しているため
プライマリーバランスが極端に悪くても如何とでもなる。
国債を日本銀行(造幣局)が買うという形で紙幣を増刷している形。
自国のお金が自由に増刷できて信用も高いから国の借金とか言って煽るのはどうかと思う。
よくテレビで家庭の借金と同じ感覚で語られるけど
家庭で例えるなら旦那さんが奥さんからお小遣いを前借りする感じ。
前提条件として奥さんは無限にお金を作れる。
必ず返済してと言いつつ100年以上待ってくれる。
そのお金は自分の家を中心に流通している。
奥さんからの借金が増えたとして奥さんは旦那さんの作ってくれた家がないと生活できないし旦那さんに貸せるお金も紙切れになる。
とまあ、プライマリーバランスが〜なんて議論は借金をした先が身内でいくらでも融通が効くパートナーの時点で意味がない
回収の方法はいくらでもあるし、返済期限の延長や借り替えも楽々。
こだわる必要性が皆無。
ではでは(^ω^)ノシ
この記事もおすすめ
ツイフェミとフェミニストの違いとは?Twitter(X)には前者しかいない件